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26.夢が叶った
しおりを挟む「さて、まずはメデラウス様にお聞きします。あなたは、今年に入ってから服やアクセサリーを買い替えましたね。それも大量に」
「そ、それが何だって言うんだ」
「何故買い替えたのかを聞きたいのです」
「それはお金が…い、いや、貯金していたからだっ!!」
残念、自白させる事は出来ませんでした。ですが、まだ準備していたものがあります。
「では、我が国と隣国の通貨が違う事はご存じですよね?」
「あ、ああ、それぐらい知ってるさ!!」
「では、通貨を交換する際、交換していない通貨と交換した通貨では少々模様が異なっていることもご存じですね?」
「え?」
そんな事も知らなかったのですか。こっちがびっくりです。
「ですから、あなたが服などを買い換えた際に使用した貨幣を調べさせて頂きました」
「そ、そんな…」
「すると、全て交換した通貨である事が判明したのです。ついでにデーロウ伯爵、貴方が買い替えた馬車に使った貨幣も全て交換した通貨でしたわ」
「私は海外でも事業をしているんだっ!!お金があるのも当然だろう!!」
「その事業ですが、今年に入ってから失敗して収入が途絶えましたよね?よって、あなた方は今、外国から収入を得る事が出来ないはずなのに、大量にお金を使っている。これは、お金を貰っているからにほかならないですよね。映像は正しかったという証明ですよ。何か反論がございますか?」
この言葉で、デーロウ親子は膝から崩れ落ちました。
「ああ…全て上手く行っていると思っていたのに…」
タイミングよく、軍の方が扉を開けて入ってきました。
「既に報告は入っている。さあ、本部で話を聞かせてもらおうか」
そう言って既に動かなくなった親子を引き摺って行こうとしたので、私が慌てて止めます。
「待ってください!!」
全員がこちらを見ます。何故止めたのか、と聞きたそうですね。
「改めて言わせてもらいます。メデラウス様、あなたとの婚約を破棄させていただきます!!」
そうして、この騒動は収束しました。何だか大事になりましたが、皆様に助けてもらえた上に私の夢を叶えられたので、良かったです。今度は良い婚約者を見つけたいですね。
婚約者さがし、頑張りますか!!
【完】
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