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二匹が居なくなって…二人の姿に…ふと疑問をもって慎が呟いた。
「そういえばさ…春って…恋の時期だよね…
大丈夫なの?」
その言葉に、正広と徹が顔を見合わせて、徹が呟いた。
「ああ…光は絶対に大丈夫…そんなこと出来る訳ないんだ。
それよりも先に、剛の方が…そろそろ年頃だし
…時期が来るとは思うけど…
あの大きさじゃ色んな意味で無理でしょ?…」
苦笑交じりに…
---------------------------------------------------
歩くのがちっともなれない…
二本足で歩くなんてすっごく大変なんだね~
「光ちゃん、もぉだめ。」
先生は光ちゃん。
あの後、すぐにでも出かけようと思って外に出た瞬間に転んでしまった僕を光ちゃんがふわりと僕を抱き上げてくれて、
『慣れてから外に行こう…』
…って言ってくれたんだ。
慎君と一緒の時は、すぐにでも歩けるって思ったのに…
はぅぅ~
思いっきり溜息を零してしまう。
最初は、ご主人様と光ちゃんと二人に教わってたんだけど…ご主人様はあまりにも転んでばかりの僕に飽きて、既に居ない。
二三歩歩くと、すぐにへたって座り込んでまう。
普通に歩きたいな~だめなのかな~
「剛、座ったってしょうがないだろ。
ほら…」
光ちゃんが手を差し出してくれる。
「ん…」
それを握って立ち上がったんだけど、すぐにふらついてしまい、後にこけそうになった僕を光ちゃんの手が支えて抱き締めてくれる。
「剛、後ろに重心置いたら…
また転んでしまうぞ。
中心に重心を持ってくるようにしてごらん?」
こっ、怖いよぉ~ぎゅっと光ちゃんの腕にしがみつく。
転んだら、滅茶苦茶痛いんだもん~
さっきも転んでしまって…思いっきり尻尾もぶつけてまったの。
「いいか。
怖い怖いって思うから重心が後ろに行ってしまうんだ。
俺がずっと側に居るから、少しでも重心を前にしてみな?」
恐る恐るって感じやけど、光ちゃんの腕が僕を支えてくれてるから、少し前に移動してみたら…立てそうだ。
ちらりと光ちゃんを見ると、目が優しい…このまま、上手く立てたら…きっと喜ぶよね…
「そうだ…よく出来たな。
もう少ししたら俺の腕を外すから、一人で立ってごらん?」
コクンと頷いて、手を離すのが本当は嫌だけど…一人でたってみた。
「うわぁ~一人でも立てる。
怖わくない…ありがとうぉ、光ちゃん!」
すぐに光ちゃんが手を握って、ゆっくりと歩き方を教えてくれる。
そっか、前に少し体重を移動させて歩いてたら、そんな簡単にはこけたりしないんだね。
練習している内に、何とか歩けるようになった。
「じゃあ、
明日は一緒に出かけれるね。」
んふふ~嬉しくてそう言うと、光ちゃんは優しく笑ってくれた。
これやったら一緒に山を回れる。
時間も既に遅くなってたので…僕は、ご主人様から教えられた部屋のベットですぐに眠りに着いた。
「そういえばさ…春って…恋の時期だよね…
大丈夫なの?」
その言葉に、正広と徹が顔を見合わせて、徹が呟いた。
「ああ…光は絶対に大丈夫…そんなこと出来る訳ないんだ。
それよりも先に、剛の方が…そろそろ年頃だし
…時期が来るとは思うけど…
あの大きさじゃ色んな意味で無理でしょ?…」
苦笑交じりに…
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歩くのがちっともなれない…
二本足で歩くなんてすっごく大変なんだね~
「光ちゃん、もぉだめ。」
先生は光ちゃん。
あの後、すぐにでも出かけようと思って外に出た瞬間に転んでしまった僕を光ちゃんがふわりと僕を抱き上げてくれて、
『慣れてから外に行こう…』
…って言ってくれたんだ。
慎君と一緒の時は、すぐにでも歩けるって思ったのに…
はぅぅ~
思いっきり溜息を零してしまう。
最初は、ご主人様と光ちゃんと二人に教わってたんだけど…ご主人様はあまりにも転んでばかりの僕に飽きて、既に居ない。
二三歩歩くと、すぐにへたって座り込んでまう。
普通に歩きたいな~だめなのかな~
「剛、座ったってしょうがないだろ。
ほら…」
光ちゃんが手を差し出してくれる。
「ん…」
それを握って立ち上がったんだけど、すぐにふらついてしまい、後にこけそうになった僕を光ちゃんの手が支えて抱き締めてくれる。
「剛、後ろに重心置いたら…
また転んでしまうぞ。
中心に重心を持ってくるようにしてごらん?」
こっ、怖いよぉ~ぎゅっと光ちゃんの腕にしがみつく。
転んだら、滅茶苦茶痛いんだもん~
さっきも転んでしまって…思いっきり尻尾もぶつけてまったの。
「いいか。
怖い怖いって思うから重心が後ろに行ってしまうんだ。
俺がずっと側に居るから、少しでも重心を前にしてみな?」
恐る恐るって感じやけど、光ちゃんの腕が僕を支えてくれてるから、少し前に移動してみたら…立てそうだ。
ちらりと光ちゃんを見ると、目が優しい…このまま、上手く立てたら…きっと喜ぶよね…
「そうだ…よく出来たな。
もう少ししたら俺の腕を外すから、一人で立ってごらん?」
コクンと頷いて、手を離すのが本当は嫌だけど…一人でたってみた。
「うわぁ~一人でも立てる。
怖わくない…ありがとうぉ、光ちゃん!」
すぐに光ちゃんが手を握って、ゆっくりと歩き方を教えてくれる。
そっか、前に少し体重を移動させて歩いてたら、そんな簡単にはこけたりしないんだね。
練習している内に、何とか歩けるようになった。
「じゃあ、
明日は一緒に出かけれるね。」
んふふ~嬉しくてそう言うと、光ちゃんは優しく笑ってくれた。
これやったら一緒に山を回れる。
時間も既に遅くなってたので…僕は、ご主人様から教えられた部屋のベットですぐに眠りに着いた。
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