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光ちゃん…何処にいるの?
こんなにも会わなかった日は無かった…
小さな頃から僕に色々な事を教えてくれた・・・とてもとても、大切な猫。
他の猫にも変わりになんて、なれないのに…
どうして、戻ってこないの?
光ちゃんが逃げるっていうんだったら、僕が追いかけて探し出す。
…お願いだから、生きてて。
あんな怪我したまま、僕を放って逃げるなんて許さないから。
光ちゃんには教えてもらいたい事あるし、ずっと傍にいたい。
僕を庇って怪我したんだから、治るまで光ちゃんを見張る。
どんなにお医者様を嫌がってても、絶対に連れてってみせるんだからね。
治療してもらわなくちゃ、ダメだよ。
それにご主人様だって、そう思ってるんだよ。
昔から言うように…寿命が近い猫は姿を消すって聞いたけど、そんなの絶対にさせないから。
光ちゃんが死を望んでても、絶対にこっちに戻してみせる。
絶対に…
だから、早く探さなくちゃ。
残酷な死神の刃が光ちゃんを捕まえる前に・・・
-----------------------------------------------
焦る気持ちとは裏腹にこの身体はなんて動きづらいの。
いつもの身体だったら、こんな道平気で入ってゆけるのに・・・
小さな草が走ってる足に絡み付いて、チッと肌に赤い線が走る。
「つっ…」
鋭い痛みが一瞬走るけど、これくらい…平気。
光ちゃんはきっともっと痛かったはずだもん。
この身体のあちこちは擦り傷だらけだけど、癒してくれる光ちゃんがいないから、治そうとしないの。
ご主人様が消毒しようとしてくれるんだけど、そんな時間あったら、光ちゃんを探しに行ったほうがいい。
ご飯食べる時間すら勿体無いって思う。
ごしっと流れる汗を手の甲で拭い取った瞬間、不意に思い出したんだ。
もしかしたら…あそこにいるのかもしれない・・・
…一度だけ聞いた事のある話しだから、もしかしたら…それに、まだ探してない場所だったし・・・
どうか…其処に居て・・・
其の思いのままに、走り出した。
こんなにも会わなかった日は無かった…
小さな頃から僕に色々な事を教えてくれた・・・とてもとても、大切な猫。
他の猫にも変わりになんて、なれないのに…
どうして、戻ってこないの?
光ちゃんが逃げるっていうんだったら、僕が追いかけて探し出す。
…お願いだから、生きてて。
あんな怪我したまま、僕を放って逃げるなんて許さないから。
光ちゃんには教えてもらいたい事あるし、ずっと傍にいたい。
僕を庇って怪我したんだから、治るまで光ちゃんを見張る。
どんなにお医者様を嫌がってても、絶対に連れてってみせるんだからね。
治療してもらわなくちゃ、ダメだよ。
それにご主人様だって、そう思ってるんだよ。
昔から言うように…寿命が近い猫は姿を消すって聞いたけど、そんなの絶対にさせないから。
光ちゃんが死を望んでても、絶対にこっちに戻してみせる。
絶対に…
だから、早く探さなくちゃ。
残酷な死神の刃が光ちゃんを捕まえる前に・・・
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焦る気持ちとは裏腹にこの身体はなんて動きづらいの。
いつもの身体だったら、こんな道平気で入ってゆけるのに・・・
小さな草が走ってる足に絡み付いて、チッと肌に赤い線が走る。
「つっ…」
鋭い痛みが一瞬走るけど、これくらい…平気。
光ちゃんはきっともっと痛かったはずだもん。
この身体のあちこちは擦り傷だらけだけど、癒してくれる光ちゃんがいないから、治そうとしないの。
ご主人様が消毒しようとしてくれるんだけど、そんな時間あったら、光ちゃんを探しに行ったほうがいい。
ご飯食べる時間すら勿体無いって思う。
ごしっと流れる汗を手の甲で拭い取った瞬間、不意に思い出したんだ。
もしかしたら…あそこにいるのかもしれない・・・
…一度だけ聞いた事のある話しだから、もしかしたら…それに、まだ探してない場所だったし・・・
どうか…其処に居て・・・
其の思いのままに、走り出した。
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