王宮侍従テミスの、愛と欲望のサスペンスな日常

たまとら

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副職です。 処女判定

2 本番が来てしまいました

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金色のウィッグを付けた。
今日のテミスは"金色頭"だ。

伯爵家の深窓の令息(しかもバージン)なのに、シャペロンが付いて無いなんてありえない‼︎
と、主張したハウスさんが一緒だ。

コレはあの大先輩達が、5人でじゃんけんを繰り広げたのに違いない。
こんな面白そうな事を、誰がかぶり付きで見るか‼︎で、熾烈に闘ったに違いない。


テミスは朝っぱらから、あの建物で全身エステされた上、ウィッグを付けられ、顔を塗られた。

日頃、自分で薄っすい顔だと思ってたのに。
プロに掛かると、メリハリのある美少年が出来上がってすんごくびっくりした。
アイランン一本で、ちょっと目が垂れ気味で大きくなっている。すっごい…
と、口を開けて鏡を見てたら、ぱくんとお口を閉じさせられた。

プロって凄い‼︎
お化粧って、なんの事?ってくらい自然だ。

そして絹の手袋をして
(コレで雑巾絞ったりした手がバレませんねっ!)
帽子の様なフェイスベールをウィッグに付けて
(コレで顔バレしませんねっ‼︎)
静々とやって来た訳ですよ、公爵家に。


「おぼっちゃまは恥ずかしがり屋ですから、お出迎えはご遠慮願います。」
とか、
「おぼっちゃまは繊細ですから。
愛する人以外が自分の処女性を調べる事に、ベールを付けて顔を隠さないと恥ずかしがられて泣いてしまわれます。」
とかって、通達してたよ。
さすが大先輩達。

立場的に伯爵家の令息。
公爵家に物申すなんて、あり得ないのに。
ババン‼︎と立ち向かってる。

おかげで総出のお迎えも回避したし。
庭の離れ家で、お医者と助手というこぢんまりした判定の儀になった。

……で、

ああ、薄いレースのカーテン越しに。
手入れされた庭が紗のかかった夢のように見える。
流石、公爵家。
嫁候補がリラックスできる様にと、ほんわりした上品な香りの花が生けてある。(テミスはキャパが少ない)
庭は陽に当たって、キラキラしているなぁ…


はい。
現実逃避の為に心を飛ばしているテミスです。

僕は今、すっぽんぽんです。
いや、フェイスベールと手袋を着用しているから、まっぱではありません。

初老のダンディなお医者様にベッドの上に誘われて、ちょっと内股でナニがこんにちはしないように力を入れています。
もっとも縮こまって、影も形も見えませんが…


流石、公爵家。
カーテンにもお金掛けてますねぇ。
あんな薄く編んだレースって、僕が一年貯めたって指先くらいしか買えないんでしょうねぇ。

~~そうやって、心を飛ばさないと、無理です。

無理です‼︎


お医者様の手は大きくて暖かくて乾いていて。
それが優しく足首を掴みました。
そして自分の肩に乗せました。


えっ⁉︎

ちょっと待って!
両肩に足の裏付けちゃうのっ⁉︎

テミスのパニックは、フェイスベールで見えてない。


ハウスさん‼︎

ハウスさん!

助けて‼︎

何これっ‼︎


お医者様。
そのまま前傾でぐっと近づいた。

それによってテミスの脚は蛙ように広がって。
尻が浮いて持ち上がって。
自分ですら見たことのないソコが丸見えになった。

M字になった脚。
しかもお医者様の肩に乗って、膝を自分の胸に付けている。

げえっと頭を上げると、広がった脚の間にお医者様の頭があった。


そりゃ、脚を補定する機材も搬入できる部屋を却下した。
だけと、これは。

これはっ!

生々しすぎるっ!

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