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パルスと愉快な仲間達 〜辺境〜
22 大人の階段?
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ペロリ。
濃い桃色の小さな舌が、俺の頬を舐める。
棘のあるその舌はさりっという感触で、頬の産毛を舐めとられてゾクゾクする。
じっと俺を見つめる瞳は冬の空のようで。
心がその中にすーっと溶けていくような気がする。
運動で白磁の頬が薄紅に染まって。
そこに張り付く髪は黒く、陽に虹色の光の輪が出来ている。
少し伸びた髪は無造作に後ろで一つに括られて。
後れ毛が、首筋を汗と一緒に流れている。
いつもならその首筋をグルーミング仕返してペロペロ舐めていた。
パルスの汗の香りが、ふんわりと鼻にも喉にも流れてくる。
その甘酸っぱい香りで、胸がドキドキする。
グルーミング仕返してこないメテオに、小首を傾げながら、パルスはぴんとなったメテオの耳をざらりと舐める。
くすぐったさが甘い刺激になって、びくりとした。
パルスの小さな顔は綺麗だ。
誰よりも綺麗だ。
自分のふかふかした三角耳に、軽く甘噛みして舐め上げる舌。
その為に目の前に無防備に晒された、パルスの白く仰反る咽喉に、ごくりと唾を飲んだ。
このしゃりっとする舌で、首も頬も舐められたら気持ちいい。
この舌でもっと舐めてくれたら……。
ああ、どんなに気持ちが良いだろう。
ぼうっと見惚れていたら、いきなりきゅっと痛くなる。
はっとして我にかえると、自分のおちんちんが固くてきゅっと痛くなっていた。
痛い‼︎
こんなところが痛い!
メテオは驚いて前屈みになった。
おちんちんを庇うように、団子虫のようになる。
心配するパルスになんでもないと怒鳴りながら、メテオはとても動揺していた。
~~こんな所が痛いなんて。
~病気なのかっ⁉︎
どうしよう。
治らない病気だったら。
母上にもお医者様にも、こんなあらぬところの相談はできず。
父上に打ち明ける。
ライサンダーは、そっと肩を叩き。
「うん。大人の階段って奴だよ。」
と、囁いた。
濃い桃色の小さな舌が、俺の頬を舐める。
棘のあるその舌はさりっという感触で、頬の産毛を舐めとられてゾクゾクする。
じっと俺を見つめる瞳は冬の空のようで。
心がその中にすーっと溶けていくような気がする。
運動で白磁の頬が薄紅に染まって。
そこに張り付く髪は黒く、陽に虹色の光の輪が出来ている。
少し伸びた髪は無造作に後ろで一つに括られて。
後れ毛が、首筋を汗と一緒に流れている。
いつもならその首筋をグルーミング仕返してペロペロ舐めていた。
パルスの汗の香りが、ふんわりと鼻にも喉にも流れてくる。
その甘酸っぱい香りで、胸がドキドキする。
グルーミング仕返してこないメテオに、小首を傾げながら、パルスはぴんとなったメテオの耳をざらりと舐める。
くすぐったさが甘い刺激になって、びくりとした。
パルスの小さな顔は綺麗だ。
誰よりも綺麗だ。
自分のふかふかした三角耳に、軽く甘噛みして舐め上げる舌。
その為に目の前に無防備に晒された、パルスの白く仰反る咽喉に、ごくりと唾を飲んだ。
このしゃりっとする舌で、首も頬も舐められたら気持ちいい。
この舌でもっと舐めてくれたら……。
ああ、どんなに気持ちが良いだろう。
ぼうっと見惚れていたら、いきなりきゅっと痛くなる。
はっとして我にかえると、自分のおちんちんが固くてきゅっと痛くなっていた。
痛い‼︎
こんなところが痛い!
メテオは驚いて前屈みになった。
おちんちんを庇うように、団子虫のようになる。
心配するパルスになんでもないと怒鳴りながら、メテオはとても動揺していた。
~~こんな所が痛いなんて。
~病気なのかっ⁉︎
どうしよう。
治らない病気だったら。
母上にもお医者様にも、こんなあらぬところの相談はできず。
父上に打ち明ける。
ライサンダーは、そっと肩を叩き。
「うん。大人の階段って奴だよ。」
と、囁いた。
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