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パルスと愉快な仲間達 〜辺境〜
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体幹がしっかりして来たパルスは、とても動きにキレがある。
相手に向かって三角の耳がたっている。
黒くて長い尻尾が、ふるふると動いている。
「ねぇ父上。猫なのにパルスって強いよね。
ますます強くなってく感じだよね。」
訓練しているパルスを見ながら父上に言ったら、父上はクスッと笑った。
「猫ね。確かに猫だか、パルスは黒豹だぞ。」
「黒豹⁉︎」
「そう、だから強くなるぞぅ。」
そうか小さな黒猫じゃなく、本当は黒豹だったんだ。
なんか、ストンと腑に落ちた。
パルスは忙しい。
初めに言われた体力作りの走りを毎日続けている。
台所で料理している。
庭師と何か植えている。
~~それが勉強の合間にだぞ。
昨日なぞ、お茶の時間に、パルスがお茶をサーブした。
温度、香り。
(俺にはよくわかんない。鼻は効くけどね。)
完璧だと、うるさい家令に頷かれてた。
俺なぞベッドはぐちゃぐちゃに起きる。
でもパルスは自分でピンとシーツを整える。
ちょっと見習って部屋を片付けたら、母上が恥ずかしいくらいに褒めてくれた。
町の子供とも仲が良い。
あれ以来一目置かれている。
もうラースはいばりんぼうじゃない。
パルスの後ろで、まるで護衛騎士のように立っている。
パルスは遊びの中で町の地図を作り、ラースの店で地理やら商品の流通なんかを教わっている。
~~パルスは何がしたいんだろう。
何のために、あんなに一生懸命なんだろう。
メテオは腕組みして、じっと考える。
よくわからない。
よくわからないが、置いていかれたくない。
とりあえず、自分のできることを頑張ろうと心に刻んだ。
相手に向かって三角の耳がたっている。
黒くて長い尻尾が、ふるふると動いている。
「ねぇ父上。猫なのにパルスって強いよね。
ますます強くなってく感じだよね。」
訓練しているパルスを見ながら父上に言ったら、父上はクスッと笑った。
「猫ね。確かに猫だか、パルスは黒豹だぞ。」
「黒豹⁉︎」
「そう、だから強くなるぞぅ。」
そうか小さな黒猫じゃなく、本当は黒豹だったんだ。
なんか、ストンと腑に落ちた。
パルスは忙しい。
初めに言われた体力作りの走りを毎日続けている。
台所で料理している。
庭師と何か植えている。
~~それが勉強の合間にだぞ。
昨日なぞ、お茶の時間に、パルスがお茶をサーブした。
温度、香り。
(俺にはよくわかんない。鼻は効くけどね。)
完璧だと、うるさい家令に頷かれてた。
俺なぞベッドはぐちゃぐちゃに起きる。
でもパルスは自分でピンとシーツを整える。
ちょっと見習って部屋を片付けたら、母上が恥ずかしいくらいに褒めてくれた。
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もうラースはいばりんぼうじゃない。
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パルスは遊びの中で町の地図を作り、ラースの店で地理やら商品の流通なんかを教わっている。
~~パルスは何がしたいんだろう。
何のために、あんなに一生懸命なんだろう。
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よくわからないが、置いていかれたくない。
とりあえず、自分のできることを頑張ろうと心に刻んだ。
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