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ノートの秘密
ノートの秘密が全てが思い通りにいく事に衛は。。。
しおりを挟む家族それぞれがまたいつもの日常が慌ただしく始まった。
衛も仕事が忙しく毎日の帰りが遅くなる。
家に着いて一服しようとタバコの箱に手を伸ばすが持った瞬間空箱に気がつく
タバコを買い忘れた事に深いため息をついた
「りさこータバコ切れたからかってくるよ」
衛の為に料理を温めていたりさこのに声をかける
「じゃあ卵明日の朝使いたいからついでに買ってきて貰える?」
りさこは衛の夕飯の支度をしながら言った。
「わかったよぉー」
衛はそう言って玄関を出た
車に乗り近くのコンビニまで向かう
歩いても行けない距離ではなかったが
疲れて歩く気力もなかった
タバコと卵を買って車に戻るとライターを探しダッシュボードを開けた
「あっ」
衛はタバコをくわえたまま、あの時ノートを貰ってここにりさこが入れてあった事をすっかり忘れていたと手に取った
中を見てもただの何も書いてないノート
「これが役に立つ。。。?」
衛は明日の仕事のスケジュールをこのノートに書き込んだ。そして明日の商談が上手く行きます様にと軽い食事だけで何件も呑みに行く事がなく早く帰れますようにと軽い気持ちで書き込んだ
そしてライターを探しとりあえずタバコに火をつけた
ふぅ~
「やっぱ仕事終わりに一服うまいわー」
衛は車で一服終わると家に帰ってりさこに卵を渡し夕飯を食べた
「今日もお疲れ様ービールは?」
りさこが冷蔵庫からビール出して衛に見せた
「おっ呑もうかなーりさこも呑むか?」
そう言ってグラスにお互い注いで乾杯した
「明日大事な商談があるんだー
りさこは?」
「明日はこれと言って何もないよー
パートして買い物して帰ってくる」
「おれ明日商談の後食事でそのまま呑みになるかもだから夕飯は要らないよ」
「そうなのー?わかったわ」
食事を終えてお風呂に入り寝室に入ると
疲れていたせいもありすぐ深い眠りについた
「行ってきますー」
子供よりも早く衛は家を出て仕事に向かう
職場に着くと商談に使う資料をまとめる
午前中に終わらせて、何件か他の仕事にも手をつけていく、
上司と共に商談前の打ち合わせを念入りにして4時に先方に向かった
1時間程商談を済ませスムーズに事が進んだ
先方とも話も弾み食事もいい感じで終わった
「さてここから良いところいくつか見つけておきましたので、呑みにいきましょう」
上司が先方に声をかける
先方は上機嫌で上司と次の店に向かい始めた
衛も先方の連れと話をしながらお互いの上司の後をついて歩いた
一件目を入ろうとした時先方に一本の電話が入る
「はい、あーそうかわかった」
そう言って電話を切った後
上司の方に手をおいた、
「すまない、娘が海外からさっき帰ってきてるって妻から連絡があってな!申し訳ないがここで失礼するよ。今回の話は前向きに進めていこう!」
「これからもよろしく頼むよ」
「そうですか?ありがとうございます。」
上司が頭を下げた
衛は尽かさず手をあげてタクシーを拾う
タクシーに先方が乗り込み去っていくのを見送って上司はガッツポーズを取った
「お前よくやったなー」
そう言って衛の肩に手を回し頭をくしゃくしゃに撫で回した
「今日は早く帰れるぞ!お前もたまには早く帰ってカミさん孝行してやれ」
そう言って上司は笑顔で帰っていった
衛は上司を見送ると昨日自分がノートに書いた事を思い出して急いで家に帰った
車のダッシュボードを開けて自分が書いた文章を見直す
「まさかな。。。」「偶然だよな」
そのノートを車から自分の書斎にカバンと一緒に置いた
居間にいきこの事をりさこに話そうかと思ったが言うタイミングを逃してしまった
「おかえりなさい!早く帰れないって言ってなかったー」
りさこの言葉に商談うまく行った事を伝え、
りさこを抱きしめようとした時後ろから子供達の声がした。
「パパおかえりー」
子供達もまだ起きていて、
一緒に息子とお風呂に入る
お風呂から出て子供の髪を乾かして一緒に歯磨きをすると子供はおやすみと言って
部屋に戻って行った
りさこが交代でお風呂に入っている間に
明日必要な書類整理をおわらせると
もらったノートを手にして自分の書いたページを開いた
するとそこには自分が書いた文字が
印刷されたかのように綺麗に直されていて
その横に「契約成立」と書かれていた。
衛はそれを観て思わず目を擦って見直した
「契約成立ってこんな事あるのか?」
衛はあの時の女性が話してたて事を
必死に思い出していた。
「確か。。。使ってる間は誰かに話しちゃいけなかったよな、りさこには黙ってたほうがいいのか?」
衛は頭の中と答え合わせのようにぶつぶつ
独り言を言った
それならと、衛は思い立った事をノートに幾つか書き込んだ
「給料が上がる」
「就任できる」
「家のローンを返し切る」
「っとこんな事ホントに叶ったら最高だよな」と衛は笑った
次の日衛が会社に行くとみんな、
ガヤついていた。
「おはよう、衛」
昨日の上司が近づいてきて話を続ける
「昨日の商談うまく行った事でお前と俺の成績評価されたぞ!俺今行ってきて役職が来月から上がった!お前もきっとそうだ!社長に呼ばれてるから行ってこい!」
そう満面の笑みで上司に肩を押された
「まさかっ」思わず声を上げた
あのノート。。。
頭の中でノートの事を考えて立ち止まった
「まさかのはずあるか!早く社長室行ってこい」上司が肩をポンポンと叩く
「はっはい」そう言って社長室にいくと
やはり役職が上がった事と給料も上がる事も
話をされた
「こんな事って実際あるのか?」
仕事を定時に終えて帰る支度をしていると
上司が2人で今夜祝おうと言われりさこに電話をし、夕飯はいらないと伝え帰ったら報告したい事がある事を伝えると
居酒屋で2人お互いを祝い楽しく呑んで、
22時頃帰宅した
「ただ今ー♪」
衛は上機嫌で帰宅した
「おかえりなさい」
そう言って水を衛に差し出した
「りさこー俺やったよーついに役職上がって給料も来月からあがるぞー」
そう言ってりさこに抱きついた
「やったじゃない!おめでとう!」
そう言って一緒に喜んでくれた
飲みすぎたせいもあり、衛はその後すぐに
ベッドに入り深い眠りについた
りさこは衛に掛け布団をかけ直してあげると
衛の頬にお疲れ様のキスをした
翌朝二日酔いのせいか、頭が割れるように痛かった。
頭痛薬を飲んで朝風呂に入り仕事の支度を済ませると、部屋に戻りノートを開いた
やはり書いた文章がパソコンで打ち直されたかの様に書き直されて全てに「契約成立」の文字が出されていた。
衛は疑問に思った。
「家のローンが返し切れるほど給料もらえるって事か?いくらなんでもそんな事ないよな?」そんな事を思いながら居間に行き
出されていた朝食を食べ始める
子供達は先に学校へ行った後だったようだ
するとりさこが震えた声で衛に話しかけてきた
「ねぇ聞いて、この前パートの帰りに買った宝くじが当たったの。。。」
「えっ」衛の箸が止まり一瞬心臓がドクンとした。
「そんなことって!!」
一緒になって紙と携帯で当選番号を確認した
2人して顔を見合わせて無言で2人強く抱き合った。
凄く嬉しいはずなのに不思議とやったーと
騒ぐこともなく嬉しさと感動を声をころして
2人落ち着くまで抱き合った
冷静になりいくら当たったのか2人で確認すると、ローンが全て払いきれるだけの
金額が当たっていた
「とにかく会社に行ってくる!早くかえるからそれまでこの話しは誰にも内緒だぞ」
そう言って衛は家を出た。
衛は仕事に向かいながらもまだドキドキが
おさまらなかった。
こんなの仕事どころでは無いが
仕事もこれからって時に浮かれて失敗するわけにはいかない。。。
とにかくその事を忘れるかのように
仕事に打ち込んだ
急遽明日半休を貰うことも忘れずに報告書にサインした。
仕事仲間に挨拶すると定時の時間と同時に会社を出た!
家に帰ると、りさこと子供達は先に夕食を食べ始めていた
「おかえりなさい」
りさこは子供の前で平然を装っているが
何処か落ち着かない様子だった
無理もない大金が当たったんだ
落ち着いて食事なんてしていられないだろう
夕食に混ざり子供と今日あった話しをしながら衛もどこか上の空だった
子供達がお風呂に入っている時明日半休とった事を伝えりさこにはパートを休むよう伝えて一緒に銀行に行くことにした
朝から2人で銀行に向かい手続きを済ませると高額当選した人に渡される薄い本を貰った
中には計画的に使うようにと色々かかれていたが銀行の人にローン返済する事を伝え
銀行から直接ローンを一括で振り込んでもらうよう手続きをした。
残りの手元には数十万しか、残らなかったが
2人は気持ちがスッキリして銀行を後にした
2人は銀行を出ると久々に
昼間のデートを楽しんだ
「こんな事ってあるのねー」りさこの弾んだ声に衛はうれしくて胸が熱くなる
あのノートの事をりさこに言いたい!
けど言ってはダメだと言われた事を守らなければと心の中で秘密にしてごめんと、りさこに謝った
デートの際りさこがいつも欲しがってたが
買わずに我慢してたのネックレスを衛は
買ってプレゼントした。
「これからは、子供の学費と俺たちの老後の為にお金を貯めていこうな!」
衛は買ったネックレスをりさこの首にかけてあげながら言った。
りさこはうなずいて衛に笑顔を見せた
りさこを途中まで送り午後から仕事に行き
半休取った分その日は仕事が遅くまで長引いた
12時過ぎに家につくと、もうみんな寝ていてテーブルにはおかずが置いてあり、手紙には
「今日ありがとう♡明日パート早いから先寝るね」と書かれていた。
ゆっくりお風呂に入り疲れた体を温めた
食事を済ませて明日の資料を整理してりさこを起こさない様に静かに布団に入った。
ローンもなくなり、心に余裕が出来たのか、
衛もりさこもこの日は穏やかに深い眠りにつけた
翌朝の目覚めも気分は爽快だった!
人は余裕が出来ると周りに目が行き届き、
行動も落ち着いてくるのだろうか?
いつもは慌ただしい朝が、
今日は何故かゆっくり流れてる様に感じた。
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