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38、エティエンヌフューベル様との再会
しおりを挟む凛音が消えて二週間だ。まだ凛音は生きている。それは感じとれる。しかし…。
(それがなんだ!!!)
室内が一気に灼熱の炎で包まれる。
エティエンヌフューベルはフェア国に戻り、凛音の捜索を開始していた。だが、そこら辺の土の上を歩いている蟻と変わらない弱さの凛音。まだ蟻の方が強い。あまりにも自然に近い凛音の魂。
見つけられる訳がない。
大々的にこの世界の国、157の王に伝令を飛ばして探すか。
いや、無理だ。
エティエンヌフューベルの懐に入ろうと虎視眈々と弱みを探す王もいる。
伴侶を得て、性別が固定したエティエンヌフューベルを訪ね、フェア国に人が押し寄せていた。
代わる代わる各国の王やその側近、次第の王候補。金回りのよい自分に自信ある人物、あからさまに肉体を差し出してくる女などが後を絶たない状況。
妖精族は生涯唯一の伴侶しかもたない。そう知り得る筈で、何故、エティエンヌフューベルに肉欲を望み妻になりたいと押し寄せるのか!?
そして現在の状況。
全てが妖精族初となるエティエンヌフューベルの麗し過ぎる見目が悪かった。彼を目にしたものは必ずといっていいほど意識を飛ばす。
一日でも、一回でもわずかな時間でもその素晴らしい身体を味わいたいと、女は興奮し擦り寄ってくる。
何人か消し炭にしたのにもかかわらず、全く懲りないのだ。
(私は妖精族だと何故分からない!? 凛音でなければ勃起もしなければ精液もでない。
凛音がいなければ、股にたれるだけの無用の長物だと何故理解しない!!)
地道に探すしかない。そんな探し方では凛音に会えるのはいったい いつになる?
それまで彼女は五体満足で生きているか?
無事に生きていたとしても、凛音は妖精族ではない。
エティエンヌフューベルと魂を折半したからといっても寿命が延びただけで、本質は変わらずにいる。
妖精族ではない凛音は、妖精族のエティエンヌフューベルと違って新たな恋も、新たな伴侶も持てるのだ。
(信じてないわけではない…だが、凛音は私でなくとも愛し合える…)
向こうの世界で凛音と関係を持った男への嫉妬に狂いそうでも、あまりそれをエティエンヌフューベルが出せば『初めてじゃなくて、ごめんなさい』と涙を流す。だから気にしないフリを貫くしか選択はなかった。
(10年後か、20年後か、いつまで凛音を抱かずに眠ればいいのか?)
会えるのが先か、気が狂うのが先か、エティエンヌフューベル自身も分からない。
「私が狂うまでには…会いたいものだ」
口に出した己の声の頼りなさに、笑うしかなかった。
紫炎でドロドロに溶かされた部屋から、エティエンヌフューベルは出る。各国の王らの接待は必要だ。妖精族の王として、この世界をまとめる責任がある。
長寿のエティエンヌフューベルは後継者をまだ選んでいない。
妻が不在と知られたらまずい。凛音の身が危険に晒されてしまう。
いい意味でも悪い意味でも、エティエンヌフューベルには敵が多かった。
「エティ、大丈夫か?」
エティエンヌフューベルに声をかけたのは、熊の国『バルベ王国』の王ドーバだ。大きな身体に似合わず所作は美しく、そして見た目とは反して優しい御仁。
ドーバ王の側近クリプトも、無表情の中に心配だという感情が入っていた。
「ドーバ王…大丈夫ではないが、ギリギリ自決はしてない程度だ」
「おい、死ぬのは最終手段にしろ。天草嬢の気配が消えたというなら死を選んでも納得するが、生きているんだろうが、諦めるな!」
「生きていても、この腕に抱かなければ…いないとそう変わらない。知らなかった時には戻れない」
エティエンヌフューベルの身体は、凛音を求め悲鳴をあげていた。
「エティ、俺も内密に調べている。お前達は奇跡的に出会ったんだ。
あの子はいい子だ、神が選び抜いたエティの最高の伴侶だろう。
今出来る事は、本格的に妻を見せろと言わせないように阻止する事だ。キナ臭い王や姫さんらに感づかれたら終わりだ。
エティ。己の美貌で相手の思考を曇らせ続けろ。
辛いだろうが、今はそれが天草嬢を守ることに繋がる」
ドーバ王は正論を話す。そうなのだ、妖精族初で目も眩む美しさをもったエティエンヌフューベルに夢中で、凛音の存在にまだ目が向けられていない。
危ない綱渡りはまだまだ続く。
「エティ、絶対に会える。唯一無二の伴侶だ、絶対に会える」
エティエンヌフューベルの肩を軽く叩き、ニカっと笑うドーバに、エティエンヌフューベルは感謝をもつ。
「…ありがとう。本当に、感謝する」
「妖精族の王でも、恋にはかたなしだな。ほらっ、茶にでも付き合っ、…エティ!!!」
エティエンヌフューベル、ドーバ、クリプト、そしてイヨカ。四人の前に大きなブラックホールが出現する。
突如回廊に出現したブラックホールに、身構えた。
こんな頻繁に出現するなど聞いたこともない。この世界では長老といわすほど長い時間を生きるエティエンヌフューベルさえも、出会わせない現象だ。
凛音をエティエンヌフューベルの側に運んできたブラックホール。
しかし想いがつながり身体も繋げた、唯一無二の伴侶を奪ったのも、このブラックホールだ。
ギリっと歯を食いしばり、身体中から紫炎が吹き上がるのをエティエンヌフューベルは冷静に感じる。
動かない四人の前に、白く細い腕がブラックホールから見えた。
「……り、凛音…の匂い…」
呆然とするエティエンヌフューベルにドーバは何かに気づいて叫ぶ。
「はっ、エティ!! 魔法の道だ!!! 誰かが作ったんだ、お前の魔力量なら、五体満足で通れる!!最近に編み出された技だから知らないだろう!!」
エティエンヌフューベルは見覚えのあるその腕を掴み、手をゆっくりと握り返した。
肌の柔らかさも、香りも、全て覚えている。この腕は凛音で間違いない。
「凛音、凛音!!!」
「エティ!! 魔法の道は一度中に入ったら終わりだ。絶対にその手を離すな。エティでも離れたら外に出る事は無理だ!!」
「あぁ、あぁ、なんたる奇跡!! 奇跡です、エティエンヌフューベル様。天草様と、お帰りになるのを待っております」
跪き頭を下げるイヨカにエティエンヌフューベルは、しっかり頷いた。
引っ張られる強さを感じ感動で血が沸騰する。凛音と初めて会ったあの時をもう一度、エティエンヌフューベルは思い出した。
ブラックホールは一筋の光もない、経験したことのない暗闇となっていた。
***
ブラックホールに腕をのばすが、空を切るだけ。
(本当に繋がるの!? エティエンヌフューベル様!! お願い、気づいて!!!)
グンッ…。手を握られた。この肌質は、感覚は、エティエンヌフューベル様!!
「繋いだ!!」
叫んだ凛音にギャラリーは拍手喝采。
「離すんじゃないよ!! 離れたら凛音の旦那が魔法の道で迷ってしまう。その中は異空間だからね!!」
喜びにわく広場に、ガガットの身が引き締まる声が響き渡る。
凛音はもっと強く握ると、向こう側にいるはずのエティエンヌフューベルも強く握り返してくれる。
(間違いない、間違いない、この手はエティエンヌフューベル様、この肌質は絶対にエティエンヌフューベル様だ!!)
凛音は腰に力を入れて、腕を引く。重い、まるで綱引きだ。
でも負けはしない。静かに見守ってくれるみんなの『頑張れ!!』がしっかり凛音に届く。
完全に自分の腕はブラックホールから出た。しっかり繋いだ手を渾身の力で引く…が思う以上に軽く、身体は後方に傾いていく。
ブラックホールからエティエンヌフューベルを引き抜いたのは一瞬だった。
空中に空いた黒い壁のような穴から、目の眩むような色彩が人々の目に映される。
しっとりとし、それでいて最高のサラフワをもつ薄紫色の髪がなびき。
最高の見目、人と形作った中で一欠片のマイナスがない肉体美。首、肩、胸、腰、手足、全てにおき無駄なく引き締まった身体。
着用する洋服も白のブラウスと黒のトラウザーズ、黒のブーツのみ。シンプルな色合いがエティエンヌフューベルがすでにもつ高貴な色合いをより美しく魅せていた。
そしてブラックホールから最後に出たのは、視界を奪うほどの大きな、妖精族しか持ち得ない純白の羽根。
倒れそうな凛音をエティエンヌフューベルは庇うように抱きしめた。
「凛音…」
求め続けた甘く響くエティエンヌフューベルの声が、静寂の広間に広がった瞬間、凛音はすがるようにエティエンヌフューベルに抱きついた。
もちろん予告通りに。
「エティエンヌフューベル様ぁぁぁぁーーーわぁぁーーーーー!!!!」
涙も叫ぶのも嗚咽も、凛音は一切我慢をしなかった。エティエンヌフューベルの名前をあらん限りの声で呼びながら泣き喚く。
「エティエンヌフューベル様ぁぁ、エティエンヌフューベル様ぁぁぁぁ、エティエンヌフューベル様ぁぁあ、エティエンヌフューベル様ぁぁぁぁぁーー
エティエンヌフューベル様ぁぁ、エティエンヌフューベル様ぁぁぁぁーーー、エティエンヌフューベル様ぁぁーーーぁー」
「凛音、…凛音、りん、ね…」
すがるように抱きつく凛音の、ありとあらゆる場所にエティエンヌフューベルは口づけを贈る。凛音の身体には所有物の証の口づけ後が、病的に出来ていく。
凛音がエティエンヌフューベルの名前を言えなくなり、嗚咽だけになると、声を奪うように唇と唇が合わせあう。
互いの声を互いが奪う。
「ンッ……ん、……はんっ……ぅん……っ…うッ」
ちゅる……ちゅる、…にちゃ、…プチュ…にっちゃ。淫靡な水音の旋律。
「……………ンッ……………っ………」
口からでる官能的な声と音に、ギャラリーは性感帯を刺激されまくる。
「……ンッはぁぁん!!
エティエンヌフューベル様ぁ、ちょっ、これ以上は、ここではぁ、」
勃ちあがった魅力ある巨根サイズの陰茎を、凛音の身体にすり合わせたところで、止められた。
凛音しか見えないエティエンヌフューベルだったが、ふと気づけばそこは開けた広場で。街の人が集会中かと思うくらい集まっていた。
凛音の膣内に入れる気満々だった己の行動にエティエンヌフューベルは焦った。凛音の性行為中の顔を他人に見せる気は断じてない。
「…凛音、すまない。…久しぶりでつい」
「あは、ま、しがみついたのは、私が先です…し」
鼻をズビズビすすりながら、凛音は恥ずかしがる。互いの顔を見て、もう一度唇を軽く合わせ、一度身体を離した。
力一杯泣くと酷く冷静になる。
「エティエンヌフューベル様。会えて、良かったです。いやもう、死なれていたらどうしようかと…」
「凛音が死んでいたら、迷わず自決していた。辛うじて生きていると感知できたから、生きていただけだ」
感知能力正義だ。感知されなかったら死んでいたと話すエティエンヌフューベルに、恐怖を感じる。
置いていかれなくて良かったと感謝だ。さて、みんなに説明をと背後を振り返ると、半分は失神中。もう半分は硬直中。
(分かっていたけど、なかなかの惨状だわ)
一番近くにいたミミルは、目を見開き硬直中。失神してない、いい子だ。
「ミミル、ほらほら、まばたきして。そうそう偉い偉い。
ほらっ、ミミルの願いが叶ったよー。綺麗なパパだよ!!」
根性あるメンバー(ハクリ、ルル、ハーブ、ハーベスト、キャルル、ガガット)は失神者ゼロだが、彼らは叫んだ。
「いや、まて!!!」とハクリが。
「待った!!!」とガガットが。
「待ってください!!」とハーベストが。
「おかしいって!!」とハーブが。
「凛音お姉様、女神!!」とキャルルが。
「夢、かしら」とルルが。
エティエンヌフューベルと凛音にツッコミを同時に入れた。
「凛音、パパ?とは?」
不思議がるエティエンヌフューベルに凛音は説明を開始する。
「色々ありまして娘にしました。詳しくは後でもいいですか?
で、エティエンヌフューベル様を引っ張った、ブラックホールを作ってくれたのもこの子。私達の恩人で最初の家族!」
「そうか、君が…」
「エティエンヌフューベル様、君じゃないわ。ミミルですよ」
「ミミル、ありがとう」
ミミルもやっと理解したが、綺麗過ぎるパパに現実逃避中。
「…綺麗なママに、綺麗なパパ?」
「あぁ、宜しく」
エティエンヌフューベルはミミルを抱き上げて、その頭上にキスを贈った。
頭のてっぺんを両手で押さえ、テレテレしているミミルは、幸せいっぱいだ。凛音は堪らなくなり、ミミルを挟んでまたエティエンヌフューベルに抱きついた。
「幸せぇー」
凛音の声にエティエンヌフューベルとミミルは同時に返事をした。
「そうだな」「なの!!」
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