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人生のやり直したい時って誰にでもあるよね。俺にだってある!!お前にもあってくれ! 前編
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「少しだけ、疲れちゃった。」
そう言って彼女は少しばかりの笑顔を見せ、僕の目の前で飛び降りて行った。
田中は飛び降りゆく彼女を見て、自身の右腕を振り回しながら叫んだ。
「ゴムゴムの~…」
編集担当者「いや絶対ダメなやつ!!!」
応接間に編集担当者の声が響く。
編集担当者「始まり方凄い良かったからめちゃくちゃ期待したのに5行目から集○社に、喧嘩売っちゃったらダメだよ!!!」
男「えっ?」
男は相変わらずアホ面で編集担当者を見つめている。
編集担当者「えっ?じゃないよ!ヤバい展開とかならまだしも、権利の侵害はダメだよ!!」
男「でも銀○は…」
編集担当者「だから、罪を増やすなって!!」
男が某有名SF人情なんちゃって時代劇コメディーのタイトル名を言い切る前に、編集担当者は男のセリフを遮った。
編集担当者「なんで良いとこでふざけちゃったかな…、ヒロインの名前を叫ぶ!とかじゃダメ?」
男「おぉ~!それは良いっすねぇ!」
男はそう言うと、原稿を書き換え始めた。
「メイデリン!!!!」
編集担当者「日本名じゃダメだったのかな!?」
男「僕の中学の同級生の名前をバカにするんですか!!!」
編集担当者「その子、留学生か何か?」
男「いやクオーターで、日本名、齋藤 菜奈でしたね。」
編集担当者「じゃあそっちにしてよ!!!」
男「もー、前回より注文多いなー。分かりましたよー。」
男は嫌そうに言うと、面倒くさそうに書き直した。
「菜奈!!!」
そして田中はボソッと呟いた。
「僕はまた…彼女を助けられなかった…」
そうつぶやくと彼はポケットからバスケットボール程の中心に星のマークが入った玉を7つ出し、校庭に響き渡るように叫んだ。
「パッポルンガ!プピリットパロ!!」
編集担当者「いやそれ、ナメ○ク星のドラゴン○ールで○龍呼ぶ呪文だよね!?」
男「おぉ!よく分かりましたねぇ!」
男は拍手をしている。
編集担当者「いや拍手じゃなくて!!中心に星のマークの玉7つはもうドラ○ンボールなのよ!!」
男「なんでそんなことが言えるんですか!○英社さんに怒られちゃいますよ!!!」
編集担当者「君だけには言われたくない!!!」
ごもっともである。
編集担当者「そういうグレーな所はやっちゃダメなの!!!OK?」
男「了解です!!」
すると男はニヤニヤした顔で、修正を始めた。
「僕はまた…彼女を助けられなかった…」
そういうと田中は気を失い、その場に倒れた。
田中が目を覚ますと、教室にいた。
ごくごく普通の教室の中央の席に、田中は座っていた。すると、教卓の方から声がした。
「ヌルフッフッフ」
編集担当者「はいダメー!!!」
男「なんでですか!!!ギリセーフでしょ!!」
編集担当者「ギリって!もう自覚あるじゃん!!!連載終わってるからセーフじゃないんだよ!!!」
男「じゃあ!「田中君?諦めたらそこで試合終了ですよ?」にします?」
編集担当者「もっとダメだよ!!」
男「うわっ!あなたは暗○教室よりもSLA○ D○NKの方が怒られないって思ってるんですか!!!」
編集担当者「別に怒られる度合いの問題じゃないよ!!!そもそもパクリがダメなの!!!」
男「パクリとは失礼な!!!オマージュ!または、リスペクトと呼んでもらおうか!!」
編集担当者「無理があるよ!!!題材とか、始まりはいいんだからさ!オリジナリティを大切にしようよ!!」
男「ん~、えへへ。そんなこと言われたら頑張りますよ!」
そういうと男は真面目な顔をして書き直した。
「またダメだったのかい?」
教卓の方を見ると、そこには自分にそっくりな男が立っていた。
この光景はもう何回も見ている。
さっき飛び降りた「菜奈」を助けるために、何度もタイムリープしているのだ。
男の名前は「田中」
そう未来の自分である。なぜ彼がここにいるかと言うと、僕は将来、「菜奈」が死んだ事を深く後悔し、誰とも結婚出来ず、悲しい人生を送る羽目になるらしい。
そこでだ、過去に戻り、「菜奈」を助ける事で、未来を変えられるかもしれないと、今の時代に戻ってきたらしい。
「そろそろ頑張らないと、再放送見てる気分だよ。」
他人事のように話しているが、僕は君のためにやってるんだ!!と言ってやりたがったが、将来の自分の為なのかと思うと、なんとも言えない気持ちになった。
「そんなこと言うなら、そっちが何とかすればいいじゃないか!」
そう僕が言うと、未来の僕はこう返してきた。
「それじゃ意味ないんだ。君が何とかしないと。僕にはできなかった。それはどうしたって変えられない。だから頑張って!」
少し言ってる意味が分からないが、とりあえず頑張るしかないらしい。
どこかに願いを叶えてくれる7つのボールでもあってくれないかと、心から願うばかりである。
~続く~
男「こんな感じでどうでしょう!」
編集担当者「いや、こういうできるなら初めからしててよ…」
編集担当者は呆れてはいたものの、男の自信満々な顔を、暖かい眼差しで見ていたことを自分でも気づいていなかった。
後編へ続く~
そう言って彼女は少しばかりの笑顔を見せ、僕の目の前で飛び降りて行った。
田中は飛び降りゆく彼女を見て、自身の右腕を振り回しながら叫んだ。
「ゴムゴムの~…」
編集担当者「いや絶対ダメなやつ!!!」
応接間に編集担当者の声が響く。
編集担当者「始まり方凄い良かったからめちゃくちゃ期待したのに5行目から集○社に、喧嘩売っちゃったらダメだよ!!!」
男「えっ?」
男は相変わらずアホ面で編集担当者を見つめている。
編集担当者「えっ?じゃないよ!ヤバい展開とかならまだしも、権利の侵害はダメだよ!!」
男「でも銀○は…」
編集担当者「だから、罪を増やすなって!!」
男が某有名SF人情なんちゃって時代劇コメディーのタイトル名を言い切る前に、編集担当者は男のセリフを遮った。
編集担当者「なんで良いとこでふざけちゃったかな…、ヒロインの名前を叫ぶ!とかじゃダメ?」
男「おぉ~!それは良いっすねぇ!」
男はそう言うと、原稿を書き換え始めた。
「メイデリン!!!!」
編集担当者「日本名じゃダメだったのかな!?」
男「僕の中学の同級生の名前をバカにするんですか!!!」
編集担当者「その子、留学生か何か?」
男「いやクオーターで、日本名、齋藤 菜奈でしたね。」
編集担当者「じゃあそっちにしてよ!!!」
男「もー、前回より注文多いなー。分かりましたよー。」
男は嫌そうに言うと、面倒くさそうに書き直した。
「菜奈!!!」
そして田中はボソッと呟いた。
「僕はまた…彼女を助けられなかった…」
そうつぶやくと彼はポケットからバスケットボール程の中心に星のマークが入った玉を7つ出し、校庭に響き渡るように叫んだ。
「パッポルンガ!プピリットパロ!!」
編集担当者「いやそれ、ナメ○ク星のドラゴン○ールで○龍呼ぶ呪文だよね!?」
男「おぉ!よく分かりましたねぇ!」
男は拍手をしている。
編集担当者「いや拍手じゃなくて!!中心に星のマークの玉7つはもうドラ○ンボールなのよ!!」
男「なんでそんなことが言えるんですか!○英社さんに怒られちゃいますよ!!!」
編集担当者「君だけには言われたくない!!!」
ごもっともである。
編集担当者「そういうグレーな所はやっちゃダメなの!!!OK?」
男「了解です!!」
すると男はニヤニヤした顔で、修正を始めた。
「僕はまた…彼女を助けられなかった…」
そういうと田中は気を失い、その場に倒れた。
田中が目を覚ますと、教室にいた。
ごくごく普通の教室の中央の席に、田中は座っていた。すると、教卓の方から声がした。
「ヌルフッフッフ」
編集担当者「はいダメー!!!」
男「なんでですか!!!ギリセーフでしょ!!」
編集担当者「ギリって!もう自覚あるじゃん!!!連載終わってるからセーフじゃないんだよ!!!」
男「じゃあ!「田中君?諦めたらそこで試合終了ですよ?」にします?」
編集担当者「もっとダメだよ!!」
男「うわっ!あなたは暗○教室よりもSLA○ D○NKの方が怒られないって思ってるんですか!!!」
編集担当者「別に怒られる度合いの問題じゃないよ!!!そもそもパクリがダメなの!!!」
男「パクリとは失礼な!!!オマージュ!または、リスペクトと呼んでもらおうか!!」
編集担当者「無理があるよ!!!題材とか、始まりはいいんだからさ!オリジナリティを大切にしようよ!!」
男「ん~、えへへ。そんなこと言われたら頑張りますよ!」
そういうと男は真面目な顔をして書き直した。
「またダメだったのかい?」
教卓の方を見ると、そこには自分にそっくりな男が立っていた。
この光景はもう何回も見ている。
さっき飛び降りた「菜奈」を助けるために、何度もタイムリープしているのだ。
男の名前は「田中」
そう未来の自分である。なぜ彼がここにいるかと言うと、僕は将来、「菜奈」が死んだ事を深く後悔し、誰とも結婚出来ず、悲しい人生を送る羽目になるらしい。
そこでだ、過去に戻り、「菜奈」を助ける事で、未来を変えられるかもしれないと、今の時代に戻ってきたらしい。
「そろそろ頑張らないと、再放送見てる気分だよ。」
他人事のように話しているが、僕は君のためにやってるんだ!!と言ってやりたがったが、将来の自分の為なのかと思うと、なんとも言えない気持ちになった。
「そんなこと言うなら、そっちが何とかすればいいじゃないか!」
そう僕が言うと、未来の僕はこう返してきた。
「それじゃ意味ないんだ。君が何とかしないと。僕にはできなかった。それはどうしたって変えられない。だから頑張って!」
少し言ってる意味が分からないが、とりあえず頑張るしかないらしい。
どこかに願いを叶えてくれる7つのボールでもあってくれないかと、心から願うばかりである。
~続く~
男「こんな感じでどうでしょう!」
編集担当者「いや、こういうできるなら初めからしててよ…」
編集担当者は呆れてはいたものの、男の自信満々な顔を、暖かい眼差しで見ていたことを自分でも気づいていなかった。
後編へ続く~
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