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2人の世界
遠距離恋愛
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遠距離恋愛になった。
健の仕事は忙しかった。毎日のように営業に追われて。
全く希にメールできなかった時期もあった。できなかったというよりしなかった。特に理由があった訳でもない。単に忙しかったし、悪気があった訳じゃない。
それでも希は、毎日毎日責めずに、おはようとメールをくれた。
それが良かったのかもしれない。
仕事に慣れてきてからは、普通にメールをして、毎日とはいかないが、夜は電話をした。
健が、帰省する度に、希は泣いていた。健の腕の中でも泣いていた。
健が、東京に戻る度に、駅で泣いていた。必死に笑顔を作りながら泣いていた。
健は、東京に戻る度に、希の涙を思い出し、寂しくてたまらなくなった。
ある時から、喧嘩の数が少し増えた。
希は、健の態度が雑だと指摘した。
別に誰が悪い訳ではないと思う。寂しさから来るすれ違い。
理由なんて誰にも分からない、電話での喧嘩。
遠距離だと、すぐに会いに行けない。
近ければ、君は良い女、貴方は良い男、なーんて言ってすぐに埋められたかもしれない。
でも遠いから、すぐに埋められない。
健の仕事は忙しかった。毎日のように営業に追われて。
全く希にメールできなかった時期もあった。できなかったというよりしなかった。特に理由があった訳でもない。単に忙しかったし、悪気があった訳じゃない。
それでも希は、毎日毎日責めずに、おはようとメールをくれた。
それが良かったのかもしれない。
仕事に慣れてきてからは、普通にメールをして、毎日とはいかないが、夜は電話をした。
健が、帰省する度に、希は泣いていた。健の腕の中でも泣いていた。
健が、東京に戻る度に、駅で泣いていた。必死に笑顔を作りながら泣いていた。
健は、東京に戻る度に、希の涙を思い出し、寂しくてたまらなくなった。
ある時から、喧嘩の数が少し増えた。
希は、健の態度が雑だと指摘した。
別に誰が悪い訳ではないと思う。寂しさから来るすれ違い。
理由なんて誰にも分からない、電話での喧嘩。
遠距離だと、すぐに会いに行けない。
近ければ、君は良い女、貴方は良い男、なーんて言ってすぐに埋められたかもしれない。
でも遠いから、すぐに埋められない。
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