なんでもいい

やりたいことはやる！！

　”やりたいことはやる。”
　30歳を過ぎた頃から、僕はこのことを大切にしています。というのも、本エッセイの第63回『人生30年』で書いた通り、僕の人生もフェーズ1を終了し、フェーズ2に突入しました。フェーズ2に突入した辺りから、人生の終わりについて考えることが増え、それと同時にたった一度の人生をどう謳歌するかをよく考えるようになりました。そして、辿り着いた答えが

”人生を謳歌すると言うことは、後悔の無いよう人生を送ることである。やりたいことは後悔のないよう全部やろう。”

　執筆活動を始めたのには多くの意味があるのですが、その一つにこのことも含まれています。そして、自分のこれまでの人生を振り返りながら書き始めた本作『なんでもいい』。執筆活動を始めて一番最初に本作を書き始めて良かったと思っています。今までの人生の酸いも甘いも再確認出来て良かった。これからの作品に活かしていけたらと思っています。

　また、執筆以外にも婚活や音楽、料理に体調管理なんかも始めました。特に音楽はやりたいことをやりたいようにやるようになった。ここであまり音楽活動の話をしていないので、知る人はあまり居ないとは思いますが。
　あと、最近卓球も始めました。何度か本作にも書いてたので、「やっとかよ！」と思われるかもしれませんが。ずっとやりたかったので、思い切って中国式ペンを買ってしまいました。毎週卓球に励んでいます。

　人生にはタイムリミットがある。だから、やりたいことはやれる時にやる。これって大事なんじゃないかと思うんです。（犯罪とかは別にしてね。）　
　今しか出来ないことがある。時間はまだあっても、スポーツとかは肉体的な衰えが来てしまっては出来なくなってしまいますし。”何をするにも遅いなんてことはない。”なんて名言もありますが、僕の年齢ではもう相撲の新弟子試験は受けられないし、囲碁・将棋のプロ試験も受けられない。もしやりたいことがあるなら、忙しさを口実に後回しにはしない方がいい。早く始めたら、早く始めただけ長く楽しめるじゃないですか。
　僕は30歳を過ぎてからこんなことを学びました。だから最近は毎日楽しくてしかたないのだけれど。あとは親孝行もしなきゃね。

完