聖女の孫だけど冒険者になるよ!

春野こもも

文字の大きさ
21 / 96
第2章

20.ギルドの依頼

しおりを挟む

 道中特に何事もなく昼には無事にザイルの町に到着した。
 そんなに長い期間ではなかったはずなのにもう随分この町を離れていた気がする。ようやくソフィーにも会えるなぁ。
 マリーを引いているセシルにケントが教えてくれた。

「セシル、俺がハヤテ号を預けてる宿なら馬房がついてるからマリーも預かってもらえるぞ」

 おお、それは嬉しい。ソフィーの家に居る間マリーをどこに置いておこうって悩んでたんだよね。もし預かってくれるなら助かるなぁ。

「僕、ソフィーの所にお世話になってるから宿泊はしないんだけど、その宿って馬だけでも預かってくれるかな?」
「そうだなあ、一応聞いてみるか」




 セシルはケントの案内でハヤテ号を預けている宿屋へやってきた。

「おっちゃん、今日からまた宿泊世話になりたいんだけど部屋開いてる?」
「空いてるけど1人部屋でいいのかい? 連れがいるみたいだけど」

 宿屋の主人がちらっとセシルの方を見てケントに尋ねる。

「1人部屋でいいよ。この子はこの町の住民に世話になってるから。それと悪いんだけど俺の馬と別にもう1頭追加でこの子の馬を預かってくれない?」

 彼が宿屋の主人に馬だけを預けられないか尋ねてくれた。

「馬だけなら1日銀貨2枚で預かってもいいよ。本当は駄目だけどケンちゃんの知り合いならしゃあないね」
「ケンちゃん!?」

 思わず吹き出してしまう。ぷぷ、ケンちゃんって可愛い。
 ケントはそれを見て「なんだよ」と頭を掻いて顔を背ける。

「おじさん、ありがとうございます。名前はマリーです! よろしくお願いします」
「おや、あんたマリーっていうのか。男かと思ったよ。すまんね」
「いや、マリーは馬の名前です。ごめんなさい……」
「ぶはっ!」

 今度はケントに思いっきり笑われてしまう。そんなケントを見てぷーっと頬を膨らます。
 そんなに笑わなくていいじゃん。ここにお世話になるんだから名前言わないとって思ったんだよー。

「それじゃ馬を繋がせてもらいます。えと、これ前払いです。とりあえず一週間分」

 バッグから取り出し宿屋の主人に銀貨14枚を支払う。

「あいよ。馬が寂しがるからちょこちょこ顔見せてやんなよ」
「はい!」

 宿屋を出てマリーを繋ぎに馬房に行く。するとケントがデレデレしながら馬房に繋がれていたうちの一頭の馬に話しかけ始める。

「ハヤテ号、元気だったか~? 俺はお前に会えなくて寂しかったぞ~」
「ブルルルル」

 どうやらケントが鼻を撫でて擦り擦りしているのがハヤテ号らしい。ハヤテ号も甘えているようで彼に会えて嬉しそうだ。
 ちょうどハヤテ号の隣が空いていたのでそこにマリーを繋ぐ。そしてマリーの首を摩って優しく話しかけた。

「マリー、しばらくここで大人しくしててね。ちょくちょく会いに来るからね。ハヤテ号も仲良くしてあげてね」

 そう言うとケントもマリーの鼻を撫でて話しかける。

「マリー、ハヤテ号をよろしくな。ハヤテ号、俺より早く彼女作るんじゃねーぞ」
「ブルルルル」

 ハヤテ号が鼻を鳴らした。

「そうか、お前いい奴だな」
「えっ、ハヤテ号なんて言ったの?」

 そう尋ねるとケントがにっと笑って答えた。

「俺が幸せになるまで彼女を作るなんてとんでもないと」
「へえ、ハヤテ号すごく主人思いなんだねー」
「ブル」

 ハヤテ号がジト目でケントのことを見ていたような気がするのはきっと気のせいだろう。




 宿屋に馬を預けたあとケントと一緒に冒険者ギルドへ護衛の完了報告に来た。
 カウンターには受付嬢のレーナがいつものように凛と立っている。ケントはマルコさんに認めのサインをもらった護衛の依頼書をレーナに提出した。

「護衛を無事に完了しました」
「しばらくお待ちください。……確かに承りました。こちらが報酬になります。ご確認ください」

 レーナは依頼書のサインが本物であることを確認したあと報酬の大銀貨10枚を渡してくれた。それをケントが受け取った。そしてギルドの入口へ向かおうとした。

「ちょっと待ってください」

 突然レーナがセシルたちを引き留めた。どうしたんだろう?

「ケントさん、セシルさん、貴方たちにお願いしたいことがあるのですがお話を聞いていただけませんか?」
「聞くのは構いませんが……依頼……ですか?」

 ケントが尋ねるとレーナは困り切った顔で右手を頬に当てて頷き話し始める。

「まだ正式な依頼ではないのですが冒険者の救出をお願いしたいのです。実は昨日3人の冒険者パーティがこの街から西に2キロほど離れた所にある『石花のダンジョン』へ向かったのですが……」

 レーナは困ったような顔で溜息を吐いて話を続けた。

「そのうちの一人が戻ってきたのです。ところがひどい怪我で『ダンジョンに残してきた仲間を助けてくれ』と言って意識を失いそのまま昏睡状態になってしまいました。その方は所持していたギルドカードの情報からフランツさんというDランクの冒険者だと分かりました」
「……そのフランツさんは大丈夫なんですか?」

 ケントがレーナに尋ねる。
 彼の表情に険しい色が現れる。どうしたんだろう?
 それにしてもレーナの話はただ事ではない。一体石花のダンジョンで何が起こったんだろうか。

「……何とも言えません。今ギルドで休ませていて、治癒士に魔法で処置をしてもらいましたがかなり衰弱しているようで、意識はまだ回復していません」
「そうですか……」

 ケントはそれを聞いて少し俯くと何やら考え込んでいるようだ。さらにレーナが話を続ける。

「うちのギルドは基本冒険者の危機を知らされたら規約で放置はできないのです。冒険者との相互扶助の関係を大切にするというのがうちのギルドの方針でして」
「ふむ……」
「ですから当ギルドからの依頼、ということでケントさんとセシルさんの腕を見込んでお願いしたいのです。報酬はお二人で大銀貨10枚でいかがでしょうか?」
「……なぜ俺達なんですか?」

 ケントが尋ねるとレーナはちらっとセシルを見て答える。

「まずそちらのセシルさんはこれまでの戦闘記録と護衛を含めた依頼完了記録でEランクを飛ばしてDランクに昇級確定です。それに……とても強いのを見たことがありますから」

 それを聞いてケントが、お前目立ってるじゃねーか、と言わんばかりの呆れ顔でセシルを見る。そんな彼の顔を見て左手を顔の前でぶんぶんと左右に振って「違う」と無言で否定する。そしてレーナはさらに話を続ける。

「そしてケントさん、貴方もこれまでの活動を見せていただいて信頼に足る人物だとギルドマスターから判断されました。貴方たちが戻られたら護衛の結果次第では救出の依頼をするようにと指示されております。ケントさんの場合は昇級審査が合格ですので昇級試験さえ通ればCランク昇級になります」
「それは光栄だね」

 ケントがにっと笑って答える。レーナは更に話を続ける。

「以上の理由からギルドの総意として貴方たちに依頼をさせていただきたいということになりました。それで……どうでしょうか? 依頼を受けていただけますか?」
「セシル、どうする?」

 ケントに聞かれて依頼について考える。
 レーナは強いと言ってくれたけれどもうあのときのようには戦えない。
 でも救助を待っている人がいるならぜひ助けたいと思う。セシルにとって助けを求める人がいたらどんな場合でも助けないという選択肢はないのだ。

「ケントさえよければ僕はその人たちを助けたい」
「よし、決まりだな。ではレーナさん、その依頼を受けます」
「ありがとうございます。ただ情報不足で申しわけないのですが救出対象が『石花のダンジョン』にいるということしか分かっていません」
「分かりました。今日は俺達もレーフェンから帰ってきたばかりで万全じゃないし時間も今から出発するには遅いですから、ダンジョンに向かうのは明日の朝ということでいいですか?」
「承知しました。そのようにギルドマスターに伝えます」

 レーナは深くお辞儀をしたあとセシルのカードを受け取ってDランクに上げてくれた。ケントは救出依頼が終わったら昇級試験を受けることになる。
 彼女の話が終わったあとケントと一緒にギルドを後にした。




 ケントは宿へ戻った。そしてセシルはソフィーの家へ戻る。ベンノはまだ仕事から帰っていなかったがソフィーは家で掃除をしていた。
 彼女はセシルの姿を見るや大きく目を見開いてぱあっと笑いセシルの手を取って喜んだ。
 セシルもそんなソフィーの手を取って二人で繋いだ手を上下にぶんぶん振って喜び合う。

「セシル、お帰り~!」
「ただいま、ソフィー!」

 しばらくするとベンノも帰ってきて久しぶりに3人で楽しく食事をした。
 ケントと一緒にチームを組むことになったことや、レーフェンの町がどんなだったとか、マリーを買ったこととかいろんなことを話す。二人とも驚いたり笑ったりして話を聞いてくれた。

 翌朝ギルドからの依頼を果たすために再びソフィーの家を出た。

 ケントと冒険者ギルドの前で待ち合わせて会った。
 そしてハヤテ号にギルドで借りた荷馬車を繋ぎ、セシルはマリーに乗ってダンジョンへ向かうべくザイルの町を出た。




 石花のダンジョンへの道中馬に乗ったままケントと話す。

「よく眠れたか?」
「うん、眠れたよ。でも昨日は遅くまでお喋りしちゃった」
「随分その親子と仲がいいんだな」
「うん、すごくいい人たちなんだ」

 自分の中で大切な人がどんどん増えてきているのがすごく嬉しかった。ケントにそう言ったら「よかったな」と笑って言ってくれた。

 今から向かうダンジョンに入るのは初めてだ。だからただの洞穴と何が違うのか分からない。
 目的地へ向かいながらケントに尋ねた。

「ねえ、ケントはダンジョンには入ったことがあるの?」
「ああ、何回かあるよ」
「地上と何が違うの?」
「そうだな、俺も最初は不思議だと思ったんだが……」

 ケントがダンジョンについてセシルに分かりやすく説明してくれた。

 地上と違いダンジョン内では魔物が倒されると死体は残らずに霧のように消え、ドロップ品というアイテムのみが残る。
 そしてある程度進むとボスと呼ばれる、それまでの階層の魔物よりも強い魔物が最奥に出現する。
 ボスは通常の魔物と違って徘徊せずドロップ品も通常よりいいものが出る。
 いくら倒されてもダンジョンの魔物はある程度時間が経つと自然に沸いて、再び徘徊を始める。
 基本ダンジョンの魔物が地上に出てくることはない。

 以上がケントに聞いたダンジョンの特徴だ。他にもダンジョンごとにそれぞれ特徴があるらしい。
 その話を聞いて、棲家すみかと魔物が同化しちゃってるのがダンジョンなのかなと考える。なんかダンジョンって生きてるみたいだ。




 しばらく走らせたあとようやく『石花のダンジョン』に到着する。ケントと一緒にダンジョンの側に生えている樹木に馬と荷馬車を括りつけた。
 ダンジョンは切り立った崖の下の岩場の壁にぽっかりと口を開けていた。入口の大きさは5メートル四方くらいだろうか。
 初めてのダンジョンを目の前にしてその雰囲気に飲まれてぽかーんとしているとケントが笑って声をかける。

「それじゃ、セシル。早速ダンジョンへ行こうか!」



しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

【完結】捨てられた双子のセカンドライフ

mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】 王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。 父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。 やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。 これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。 冒険あり商売あり。 さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。 (話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)

異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!

明衣令央
ファンタジー
 糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。  一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。  だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。  そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。  この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。 2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。

無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから―― ※ 他サイトでも投稿中

失われた力を身に宿す元聖女は、それでも気楽に過ごしたい~いえ、Sランク冒険者とかは結構です!~

紅月シン
ファンタジー
 聖女として異世界に召喚された狭霧聖菜は、聖女としての勤めを果たし終え、満ち足りた中でその生涯を終えようとしていた。  いや嘘だ。  本当は不満でいっぱいだった。  食事と入浴と睡眠を除いた全ての時間で人を癒し続けなくちゃならないとかどんなブラックだと思っていた。  だがそんな不満を漏らすことなく死に至り、そのことを神が不憫にでも思ったのか、聖菜は辺境伯家の末娘セーナとして二度目の人生を送ることになった。  しかし次こそは気楽に生きたいと願ったはずなのに、ある日セーナは前世の記憶と共にその身には聖女としての癒しの力が流れていることを知ってしまう。  そしてその時点で、セーナの人生は決定付けられた。  二度とあんな目はご免だと、気楽に生きるため、家を出て冒険者になることを決意したのだ。  だが彼女は知らなかった。  三百年の時が過ぎた現代では、既に癒しの力というものは失われてしまっていたということを。  知らぬままに力をばら撒く少女は、その願いとは裏腹に、様々な騒動を引き起こし、解決していくことになるのであった。 ※完結しました。 ※小説家になろう様にも投稿しています

【完結】聖女召喚に巻き込まれたバリキャリですが、追い出されそうになったのでお金と魔獣をもらって出て行きます!

チャらら森山
恋愛
二十七歳バリバリキャリアウーマンの鎌本博美(かまもとひろみ)が、交差点で後ろから背中を押された。死んだと思った博美だが、突如、異世界へ召喚される。召喚された博美が発した言葉を誤解したハロルド王子の前に、もうひとりの女性が現れた。博美の方が、聖女召喚に巻き込まれた一般人だと決めつけ、追い出されそうになる。しかし、バリキャリの博美は、そのまま追い出されることを拒否し、彼らに慰謝料を要求する。 お金を受け取るまで、博美は屋敷で暮らすことになり、数々の騒動に巻き込まれながら地下で暮らす魔獣と交流を深めていく。

聖女の紋章 転生?少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です!

幸之丞
ファンタジー
2023/11/22~11/23  女性向けホットランキング1位 2023/11/24 10:00 ファンタジーランキング1位  ありがとうございます。 「うわ~ 私を捨てないでー!」 声を出して私を捨てようとする父さんに叫ぼうとしました・・・ でも私は意識がはっきりしているけれど、体はまだ、生れて1週間くらいしか経っていないので 「ばぶ ばぶうう ばぶ だああ」 くらいにしか聞こえていないのね? と思っていたけど ササッと 捨てられてしまいました~ 誰か拾って~ 私は、陽菜。数ヶ月前まで、日本で女子高生をしていました。 将来の為に良い大学に入学しようと塾にいっています。 塾の帰り道、車の事故に巻き込まれて、気づいてみたら何故か新しいお母さんのお腹の中。隣には姉妹もいる。そう双子なの。 私達が生まれたその後、私は魔力が少ないから、伯爵の娘として恥ずかしいとかで、捨てられた・・・  ↑ここ冒頭 けれども、公爵家に拾われた。ああ 良かった・・・ そしてこれから私は捨てられないように、前世の記憶を使って知識チートで家族のため、公爵領にする人のために領地を豊かにします。 「この子ちょっとおかしいこと言ってるぞ」 と言われても、必殺 「女神様のお告げです。昨夜夢にでてきました」で大丈夫。 だって私には、愛と豊穣の女神様に愛されている証、聖女の紋章があるのです。 この物語は、魔法と剣の世界で主人公のエルーシアは魔法チートと知識チートで領地を豊かにするためにスライムや古竜と仲良くなって、お力をちょっと借りたりもします。 果たして、エルーシアは捨てられた本当の理由を知ることが出来るのか? さあ! 物語が始まります。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜

家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。 そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?! しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...? ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...? 不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。 拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。 小説家になろう様でも公開しております。

処理中です...