135 / 303
13、望まれない帰還
第133話 密かな決断
しおりを挟む
突然のレスラカーンの申し出は、側近のライアを驚愕させ、うろたえさせた。
「ライア……」
ライアの気持ちがわかるだけに、レスラカーンも肩を落としてうつむく。
これまですべての危険に背を向け、逃げることで安全に道を歩いてきた。
だが、それでは駄目だと気がついたのだ。
「私は、リリス殿を信じたい。」
「なりません、この事が父君に知れれば跡をお継ぎになる事さえままならなくなりましょう。
リリス殿は今微妙な立場、巫子と認められなければ……おわかりでございましょう!
巫子のかたりは重罪、やもすればお味方なされたレスラカーン様まで失脚なさいます。そうなれば父君がどれほど悲しみになられるか!
どうか、慎重になって下さいませ。」
「ちょっとライア!本人前にしていい加減にしニャさいよ!」
たまらずアイネコがテーブルに飛び上がり、ライアに食ってかかる。
それを無視して、レスラカーンの手に手を重ねた。
「ライア……しかしフェリアの……」
「それとこれとは別です。どうか、お考え直し下さい。」
険しい顔のライアが、チラリとリリスの顔を見る。
リリスには、王族であるレスラカーンの助け手は喉から手が出そうなほど欲していることだろう。
きっと苦々しい顔で自分を見ているに違いないと思ったのだ。
しかし、ライアは驚いて彼を見た。
リリスは、穏やかな顔で自分たちを見て微笑んでいたのだ。
怪訝な顔で自分を見るライアに気がつき、リリスは慌てて頭を下げた。
「あっ、失礼致しました。ちょっと、うらやましくて……」
「うらやましい?レスラカーン様に失礼であろう。」
「はい、申し訳ございません。」
「どうしたのだ?ライア。」
様子がわからずレスラカーンが見えない目を開く。
「いえ、リリス殿が笑っているので注意申し上げたまで。」
「あっ、いえ、笑っていたのではありません。
レスラカーン様、ご心配なさるお付きの方のお気持ち、重々承知致しております。
リリスは、お気持ちだけで十分でございます。
わざわざここまでおいで頂いただけでも、フェリア様もきっと喜んでおいででしょう。」
「しかし、私は本当に……」
「いいえ、いいえレスラカーン様。
あなた様を大切に思っていらっしゃるお方は、納得していらっしゃいません。
この事を押し通しても、それはいずれあなた様のお心を痛める事になるやもしれません。
それは、このリリスも、そしてフェリア様も望まぬ事。
巫子という言葉を口にする事で、人の運命さえ左右する時がある。私はこの存在の重さを、あらためて知る事が出来ました。
私は巫子になれないかもしれません。
ですが、私は否定される言葉に抗って見せましょう。私は……
私は、ザレル様に家の名を頂きました。
私は、リリス・ランディールとなれるのだそうです。
ずっと、ずっと、私がずっと欲しかった物……それが、やっと頂けるなんて。
こんなに嬉しい事…………でも、でもこれほど重い事…………
………………
この名がある限り、私はおいそれと罪人になるわけには行きませぬ。
どうか、レスラカーン様。
心の片隅でひっそりと見守って下さいませ。
私はそれで十分でございます。
今日、このようにお声をおかけ頂き、リリスは幸せ者でございます。ありがとうございました。
間を取り持って頂いたフェリア様にも感謝しきれません。」
レスラカーンが口を開きかけ、そして小さくうなずくと立ち上がった。
「お主の気持ち、了解した。私は私に出来るだけの事をしよう。
ライア、戻る。」
「ええ?戻るの?ねえレスラったらニャーン」
レスラカーンがアイネコの頭を撫でて立ち上がり、ライアに手を引かれ部屋をあとにする。
一つ大きく息を吐き、ライアの手をギュッと握った。
無言のまま廊下をしばらく行くと、父の側近の一人が白いヒゲを撫で厳しい顔で待ち受けている。
恐らくは、誰かが密かに知らせたのだろう。
「レスラカーン様、軽はずみな行動はお控えなさいますようにと、お父上様からのお言葉です。」
「わかってるよ、アイボリー。
でも私は彼が信じるにたる人間か、そうでないのか、話を聞きたかったのだ。
あの噂の真偽にも興味があったしね。」
「父君をお継ぎになると宣言なさったのをお忘れか?お控えなさいませ。それは王子に対して無礼なお言葉にもなりましょう。
あまりお言葉が過ぎますと、謹慎をお言いつけになられるやも知れませぬぞ。
ライア、お前は側近であるならお止めする事も仕事のうち、主人の足を引っ張るような事をするなら側近から降ろさせる。よいな。」
「はい、父上様。申し訳ありません。」
「うむ、返事はよろしい。ライアはあとでわしの部屋に来るように。」
アイボリーはくるりと上着を翻し、暗い廊下をドスドス歩いて消えて行く。
なんとなく二人ポツンと廊下に残され、レスラとライアが顔を合わせた。
「怒られちゃったよ、ライア。」
「はい、怒られちゃいました。」
クスクス笑いながら、部屋へと足を進める。
アイボリーは厳しいが優しい男だ。
昔は相当腕を鳴らした騎士らしいが、腰を痛めて騎士廃業した。
それでも、デスクワークが得意だったのが幸いして、そのまま宰相の側近を続けている。
そして、サラカーンの屋敷で下働きだったライアの願いを聞き、自分の養子にしてレスラカーンの側近にまでなる事に手を貸してくれた。ライアの義父だ。
「あとできっと、私は父上に聞かれますね。
さて、どこまでお話ししましょうか。」
「そうだな、とりあえずリリス殿は死ぬ気は一切無さそうだと。」
それはつまり、本物の巫子だと言う事か。
「承知しました。」
「おや?ライアは随分素直だ。」
「まあ、………そう言う事です。
私は、年上に何か言い聞かされている、そんな気分でした。きっと詐欺師なら全財産持って行かれますね。」
「そうだな、面白い。こんなに面白そうだと感じた事はない。
叔父上との対面が楽しみだ。」
「あの方は命がけ、周りはすべて敵でございましょう。
悪趣味でございますよ。」
回廊に出て、空を仰ぐ。
空には星が瞬き、青く澄んだ空気が肌にヒヤリとする。
「ライア、彼の声は……誰かに似てたと思うよ。」
「どなたでしょうか?気がつきませんでしたが。」
レスラカーンは答えずただ笑っている。
ふと、建物の影に青く燃えるように輝く蝶がチラリと見えた。
ライアが気がつかない様子でプイと顔を背ける。
蝶はひらひら舞い飛びながら、リリスの部屋の方へと消えていった。
「影は消えたようです。」
ルークから知らされた、あの怪しげな蝶の存在。
ライアが目で追ってホッと息を吐き、主の耳にささやいた。
レスラカーンがうなずき、彼にひっそりとささやく。
「ふふ……彼が飛びついてくるようなら、手を貸さないつもりだったのに。
やれやれ、これで仕事が増えた。」
「この3日が勝負でございましょう。
では、まずは長老のデヴリス様の側近に使者を送ります。
彼の方は長くアトラーナをご覧になってきて、最近の王家のありように密かに不安を感じていらっしゃるとお聞きします。
説得もいくぶん容易かと。
そこが突破出来れば、あとの方々にも話が付けやすいかと存じます。」
「神殿信仰の強い者にも話を付けよう。」
「はい、今密かに調べさせております。」
「さすがライア、頼む。」
「は」
2人が歩き出す。
歩く先にはどんなリスクが待っているか知らない。
しかし彼らの心にはなぜか、明るい火の明かりが灯ったように、足下が明るく見えた。
「ライア……」
ライアの気持ちがわかるだけに、レスラカーンも肩を落としてうつむく。
これまですべての危険に背を向け、逃げることで安全に道を歩いてきた。
だが、それでは駄目だと気がついたのだ。
「私は、リリス殿を信じたい。」
「なりません、この事が父君に知れれば跡をお継ぎになる事さえままならなくなりましょう。
リリス殿は今微妙な立場、巫子と認められなければ……おわかりでございましょう!
巫子のかたりは重罪、やもすればお味方なされたレスラカーン様まで失脚なさいます。そうなれば父君がどれほど悲しみになられるか!
どうか、慎重になって下さいませ。」
「ちょっとライア!本人前にしていい加減にしニャさいよ!」
たまらずアイネコがテーブルに飛び上がり、ライアに食ってかかる。
それを無視して、レスラカーンの手に手を重ねた。
「ライア……しかしフェリアの……」
「それとこれとは別です。どうか、お考え直し下さい。」
険しい顔のライアが、チラリとリリスの顔を見る。
リリスには、王族であるレスラカーンの助け手は喉から手が出そうなほど欲していることだろう。
きっと苦々しい顔で自分を見ているに違いないと思ったのだ。
しかし、ライアは驚いて彼を見た。
リリスは、穏やかな顔で自分たちを見て微笑んでいたのだ。
怪訝な顔で自分を見るライアに気がつき、リリスは慌てて頭を下げた。
「あっ、失礼致しました。ちょっと、うらやましくて……」
「うらやましい?レスラカーン様に失礼であろう。」
「はい、申し訳ございません。」
「どうしたのだ?ライア。」
様子がわからずレスラカーンが見えない目を開く。
「いえ、リリス殿が笑っているので注意申し上げたまで。」
「あっ、いえ、笑っていたのではありません。
レスラカーン様、ご心配なさるお付きの方のお気持ち、重々承知致しております。
リリスは、お気持ちだけで十分でございます。
わざわざここまでおいで頂いただけでも、フェリア様もきっと喜んでおいででしょう。」
「しかし、私は本当に……」
「いいえ、いいえレスラカーン様。
あなた様を大切に思っていらっしゃるお方は、納得していらっしゃいません。
この事を押し通しても、それはいずれあなた様のお心を痛める事になるやもしれません。
それは、このリリスも、そしてフェリア様も望まぬ事。
巫子という言葉を口にする事で、人の運命さえ左右する時がある。私はこの存在の重さを、あらためて知る事が出来ました。
私は巫子になれないかもしれません。
ですが、私は否定される言葉に抗って見せましょう。私は……
私は、ザレル様に家の名を頂きました。
私は、リリス・ランディールとなれるのだそうです。
ずっと、ずっと、私がずっと欲しかった物……それが、やっと頂けるなんて。
こんなに嬉しい事…………でも、でもこれほど重い事…………
………………
この名がある限り、私はおいそれと罪人になるわけには行きませぬ。
どうか、レスラカーン様。
心の片隅でひっそりと見守って下さいませ。
私はそれで十分でございます。
今日、このようにお声をおかけ頂き、リリスは幸せ者でございます。ありがとうございました。
間を取り持って頂いたフェリア様にも感謝しきれません。」
レスラカーンが口を開きかけ、そして小さくうなずくと立ち上がった。
「お主の気持ち、了解した。私は私に出来るだけの事をしよう。
ライア、戻る。」
「ええ?戻るの?ねえレスラったらニャーン」
レスラカーンがアイネコの頭を撫でて立ち上がり、ライアに手を引かれ部屋をあとにする。
一つ大きく息を吐き、ライアの手をギュッと握った。
無言のまま廊下をしばらく行くと、父の側近の一人が白いヒゲを撫で厳しい顔で待ち受けている。
恐らくは、誰かが密かに知らせたのだろう。
「レスラカーン様、軽はずみな行動はお控えなさいますようにと、お父上様からのお言葉です。」
「わかってるよ、アイボリー。
でも私は彼が信じるにたる人間か、そうでないのか、話を聞きたかったのだ。
あの噂の真偽にも興味があったしね。」
「父君をお継ぎになると宣言なさったのをお忘れか?お控えなさいませ。それは王子に対して無礼なお言葉にもなりましょう。
あまりお言葉が過ぎますと、謹慎をお言いつけになられるやも知れませぬぞ。
ライア、お前は側近であるならお止めする事も仕事のうち、主人の足を引っ張るような事をするなら側近から降ろさせる。よいな。」
「はい、父上様。申し訳ありません。」
「うむ、返事はよろしい。ライアはあとでわしの部屋に来るように。」
アイボリーはくるりと上着を翻し、暗い廊下をドスドス歩いて消えて行く。
なんとなく二人ポツンと廊下に残され、レスラとライアが顔を合わせた。
「怒られちゃったよ、ライア。」
「はい、怒られちゃいました。」
クスクス笑いながら、部屋へと足を進める。
アイボリーは厳しいが優しい男だ。
昔は相当腕を鳴らした騎士らしいが、腰を痛めて騎士廃業した。
それでも、デスクワークが得意だったのが幸いして、そのまま宰相の側近を続けている。
そして、サラカーンの屋敷で下働きだったライアの願いを聞き、自分の養子にしてレスラカーンの側近にまでなる事に手を貸してくれた。ライアの義父だ。
「あとできっと、私は父上に聞かれますね。
さて、どこまでお話ししましょうか。」
「そうだな、とりあえずリリス殿は死ぬ気は一切無さそうだと。」
それはつまり、本物の巫子だと言う事か。
「承知しました。」
「おや?ライアは随分素直だ。」
「まあ、………そう言う事です。
私は、年上に何か言い聞かされている、そんな気分でした。きっと詐欺師なら全財産持って行かれますね。」
「そうだな、面白い。こんなに面白そうだと感じた事はない。
叔父上との対面が楽しみだ。」
「あの方は命がけ、周りはすべて敵でございましょう。
悪趣味でございますよ。」
回廊に出て、空を仰ぐ。
空には星が瞬き、青く澄んだ空気が肌にヒヤリとする。
「ライア、彼の声は……誰かに似てたと思うよ。」
「どなたでしょうか?気がつきませんでしたが。」
レスラカーンは答えずただ笑っている。
ふと、建物の影に青く燃えるように輝く蝶がチラリと見えた。
ライアが気がつかない様子でプイと顔を背ける。
蝶はひらひら舞い飛びながら、リリスの部屋の方へと消えていった。
「影は消えたようです。」
ルークから知らされた、あの怪しげな蝶の存在。
ライアが目で追ってホッと息を吐き、主の耳にささやいた。
レスラカーンがうなずき、彼にひっそりとささやく。
「ふふ……彼が飛びついてくるようなら、手を貸さないつもりだったのに。
やれやれ、これで仕事が増えた。」
「この3日が勝負でございましょう。
では、まずは長老のデヴリス様の側近に使者を送ります。
彼の方は長くアトラーナをご覧になってきて、最近の王家のありように密かに不安を感じていらっしゃるとお聞きします。
説得もいくぶん容易かと。
そこが突破出来れば、あとの方々にも話が付けやすいかと存じます。」
「神殿信仰の強い者にも話を付けよう。」
「はい、今密かに調べさせております。」
「さすがライア、頼む。」
「は」
2人が歩き出す。
歩く先にはどんなリスクが待っているか知らない。
しかし彼らの心にはなぜか、明るい火の明かりが灯ったように、足下が明るく見えた。
0
あなたにおすすめの小説
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
選ばれたのは私ではなかった。ただそれだけ
暖夢 由
恋愛
【5月20日 90話完結】
5歳の時、母が亡くなった。
原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。
そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。
これからは姉と呼ぶようにと言われた。
そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。
母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。
私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。
たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。
でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。
でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ……
今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。
でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。
私は耐えられなかった。
もうすべてに………
病が治る見込みだってないのに。
なんて滑稽なのだろう。
もういや……
誰からも愛されないのも
誰からも必要とされないのも
治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。
気付けば私は家の外に出ていた。
元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。
特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。
私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。
これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
冤罪で追放された令嬢〜周囲の人間達は追放した大国に激怒しました〜
影茸
恋愛
王国アレスターレが強国となった立役者とされる公爵令嬢マーセリア・ラスレリア。
けれどもマーセリアはその知名度を危険視され、国王に冤罪をかけられ王国から追放されることになってしまう。
そしてアレスターレを強国にするため、必死に動き回っていたマーセリアは休暇気分で抵抗せず王国を去る。
ーーー だが、マーセリアの追放を周囲の人間は許さなかった。
※一人称ですが、視点はころころ変わる予定です。視点が変わる時には題名にその人物の名前を書かせていただきます。
〈完結〉姉と母の本当の思いを知った時、私達は父を捨てて旅に出ることを決めました。
江戸川ばた散歩
恋愛
「私」男爵令嬢ベリンダには三人のきょうだいがいる。だが母は年の離れた一番上の姉ローズにだけ冷たい。
幼いながらもそれに気付いていた私は、誕生日の晩、両親の言い争いを聞く。
しばらくして、ローズは誕生日によばれた菓子職人と駆け落ちしてしまう。
それから全寮制の学校に通うこともあり、家族はあまり集わなくなる。
母は離れで暮らす様になり、気鬱にもなる。
そしてローズが出ていった歳にベリンダがなった頃、突然ローズから手紙が来る。
そこにはベリンダがずっと持っていた疑問の答えがあった。
【完結】16わたしも愛人を作ります。
華蓮
恋愛
公爵令嬢のマリカは、皇太子であるアイランに冷たくされていた。側妃を持ち、子供も側妃と持つと、、
惨めで生きているのが疲れたマリカ。
第二王子のカイランがお見舞いに来てくれた、、、、
骸骨と呼ばれ、生贄になった王妃のカタの付け方
ウサギテイマーTK
恋愛
骸骨娘と揶揄され、家で酷い扱いを受けていたマリーヌは、国王の正妃として嫁いだ。だが結婚後、国王に愛されることなく、ここでも幽閉に近い扱いを受ける。側妃はマリーヌの義姉で、公式行事も側妃が請け負っている。マリーヌに与えられた最後の役割は、海の神への生贄だった。
注意:地震や津波の描写があります。ご注意を。やや残酷な描写もあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる