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第17話 殺し屋の考察
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その写真は、上半身がすでに人の形をとどめていない写真ばかりで、しかも半身バラバラになった愛馬と混ざってひどい物だった。
何枚も、何枚も、手が震えたのか手ぶれがひどく、ただ赤い物としか見えない。
それでも数枚が鮮明に惨状を映し込み、彼らの受けた衝撃がわかる物だった。
「よく、この状況を見て撮れたな。死んでる人、仲間なんだろ?」
ガイドが目を閉じて額に手をやる。
その時のことが鮮明に思い出されて辛いのだろう。
「状況報告で、必要だったから撮ったんだが……消したいけど、消せないんだ……」
「いや、消さなくて良かった。こう言うの、死体を見なきゃ敵の得物がわからねえ。
2度目を出さない為に推測するのは大事なんだ。」
写真を次々とめくり、鮮明な写真を拡大して見ている。
その表情を、ガイドが見て驚いた。
眉一つ動かさず、表情も変えず、目を背けたい悲惨な写真を丹念に見ている。
こんな子供がだ。
「お前さん、部隊どこだ?前線にいたな?」
「さあ、忘れた。この写真はどちら向きになる?」
「馬の頭が転がってる方がロンドだ。デリーからの荷物が多い時にやられた。
俺は写真撮ってすぐにポリスから現場を離れるように言われたから、状況がわからないんだ。
ポリスは現場を通るなとしか言ってこないし、詳しい説明が無い。」
サトミがわかったと手を上げる。
そして、写真を戻すと彼にカメラを返した。
「推測されるのは、ワイヤートラップによる指向性地雷で足止めさせて、重機関銃でとどめ刺されたって事だ。」
「でも、ここは上から狙われることが多い場所だ。
こう言うの、リモコン操作とか出来るんだろう?無差別だって言うのか?まさか。
目的は荷物を奪うことじゃないってのか?」
「仕掛けは、来るのが見えてから接地しても十分間に合う。それに……
そうだな、こう言えばわかるだろう。
ド素人が死に物狂いで走る早馬の通り抜ける速さに、地雷の位置とタイミングを合わせてスイッチを押す。それは失敗する確率が高い。
ならば、馬が引っかけるのを待って、爆発音がしたら機関銃、その方が確実だと思わないか?
この人は運が悪かった。」
ゴクンと、二人の唾を飲む音が聞こえた。
もしかしたら、自分達も地雷の前を通ったかもしれない。
そう言う事だ。目をそらしていたことを、はっきり言われてしまった。
自分達は、運良く馬がトラップを引っかけなかった……
運が、良かっただけだということを。
「周囲から機関銃は?どこから撃ったか特定出来たか?」
「岩山側……出口、ロンド側だ。この辺に薬莢がいくつか落ちてた。
それだけだ。犯人のことは何もわからない。
ポリスが、軍に連絡するから任せろとさ、さすがに機関銃相手じゃ手が出せないと。
そんでもって、軍に捜査が移った瞬間から動きが無くなり情報が来なくなった。」
サトミが大きくため息を付いた。
マジか、あの野郎、まさかまさか、俺がここにいることは知ってるはずだ。
クソッ
「大丈夫か?こんな刺激の強い物を見て。」
ガイドが心配してサトミに問う。
「大丈夫だ、問題ない。」
そう軽く返してサトミは指を噛み、何かを考えている。
ガイドは見せたことを少し後悔しながら、彼に思い浮かぶことを聞くしか無かった。
「俺達はポリスからコースを変えろと言われているんだ。しかし変えるのは容易じゃ無い。
岩棚も岩山と森も迂回するのに倍とは言わないが時間を食う。
俺たちの仕事は早く郵便を届けることだ。
でも、何をどうすれば、このいかれた奴らを避けられるのか頭を抱えてる。」
ガイドの言葉は切実だ。
変えてもきっと場所を変えてやられる。
サトミにはわかったのだ。
これは、本当に、「ポストアタッカー狩り」なのだと。
アタッカーを殺すことが目的になっている。
でも、それを言っていいのかわからない。いいや、2人目を生まない為に、これは知るべきだ。
「避ける方法か。
そんな方法なんて知ってたら、戦死する奴なんかいやしねえ。
ただ、敵を知るのは大切だ。目的が推察できる。」
「強盗じゃ無いってのか?」
「強盗じゃ……ない??」
ガイドとリッターが目を合わせる。
「殺しが目的という事だ。あんたらの、そして今から入る俺達の。」
「何故そう思うんだ?!現実に荷物は奪われてるんだぞ?」
ガイドが思わず立ち上がった。
「オーバースペックだからだ。座れ、座って1つ深呼吸しろ。水を飲め。
頭に血が上ると、脳みそが回らなくなる。冷静になれ。」
気がつけば、ガイドたちの心臓がドキドキと鼓動が早くなっているのに気がつく。
腕組んで、足も組んで偉そうにソファに座ってるこの小せえガキが、たった数枚の写真から、何故そこまでわかるのかわからない。
だが、確かにそれは的を射ていた。
水を飲み、一息ついて心を整理する。
何故か、寒くて仕方なかった。
「よし、いいぞ、聞かせてくれ。」
サトミがうなずき身を乗り出す。
他の3人も、同じく聞き耳を立てた。
「オーバースペックとは、必要以上のパワーだという事だ。
いいか、この機関銃は重機関銃だ。対戦車、もしくは車両を目標に使うものだ。
この辺の、生活に追われて盗賊やってる奴らが手に入れられる物じゃない。
多く使われた物だが、威力が強いだけに裏でかなりの高額取引だ。
弾も高い。下手が撃ち続けると一帯100発たった10秒で終わる。
しかも、見ただろう?あれで奪った荷物に商品価値はない。
恐らく、強盗に偽装したんだ。」
「じゃ、じゃあ!誰が俺達を狙ってんだ?テロなのか?」
「いいや、ポストアタッカー1人殺してもテロのメリットは無いだろう。
あいつら考えるのは、善良な市民の大量死だ。」
「じゃあ何だ?軍か?」
「軍人が何でアタッカー狙うんだよ。滅茶苦茶みんな郵便待ってるぜ?
怨み持っても、こんなド田舎のアタッカー狙って何の意味がある。」
「じゃあ!じゃあ、なんだってんだ!」
サトミが指を立てた。
左右に振って、カレンダーを指す。
「地雷強盗の前だ。何があった、盗賊に恨みを買うようなことだ。
全財産かけても俺達を殺したいと思うようなことだ。」
「そんな……事……まさか、エイデンが殺った5人か?まさか……」
「そんなの、逆恨みだろ?!」
リッターが、真っ赤な顔して立ち上がる。
サトミが座れと手で合図する。
唇を噛み、ストンと座った。
「今、推測出来るのはこれだけだ。
荷物が少ないから狙われない、それは無いと思った方がいい。
これは大切なことだ。」
4人の中で、重い沈黙が流れる。
サトミがポケットからアメを取り出し、1個口に入れた。
ヤバい、待ってる時間が長すぎた。糖分が足りない。
俺はこう言う頭使う時は、糖分足りないとイラついてくる。
「じゃあ、じゃあよ?いったい誰がそんな武器売ったの?
軍の横流し?」
「違うな、武器の横流しは銃殺刑だ。金が欲しくても割りに合わない。」
「だったら、ゲリラが盗賊に売ったのか?」
「治安維持のゲリラ掃討は終わっている。すでにこんなデカいブツ抱えてる奴はいねえよ。
スポンサーにメリットが無いからゲリラに金出す奴がいねえ。
もしブツを出すとしたら、こう言う奴らと取引のあった、在庫抱える武器商人だ。」
サトミが大きく息を吐く。
あー駄目、駄目だ、だんだん荒くなってきた。
うるせえ、俺に何でもかんでも聞くな。自分で考えろ。
まだ俺はお前らに気を許しちゃいねえ。
だいたい俺はな、こんなわかりやすい説明なんて嫌いなんだ。
おまえらキディか、何で俺に一から十まで答えを求めるんだ。
サトミがガリガリ飴をかじって、両手で顔を覆った。
自分の目つきが鋭くなっているのが見なくてもわかる。
あの写真で、気持ちが軍にいた頃に戻ってしまった。
殺し屋の顔なんて見せられねえ。
ガイドが少し怪訝な顔で、サトミの顔を見る。
「サトミ・ブラッドリー、お前15だろう?いったい何年軍にいた?」
「それは……‥、ここに勤める上で話さなきゃ駄目なことか?」
「いや、あまりに返答が早い上に断定的だ。いったいどういう事かと思ってな。」
「あー……うるせえな」
それはあんたが聞いたことだろう。
「なに?」
ますますガイドが怪訝な顔になる。
あーーー、クソ、砂糖、砂糖、砂糖、砂糖、砂糖が食いたい。
青い空かきれいな星空見て、目をリセットしたい。
サトミが顔を覆ったまま、うつむいて目を閉じた。
何枚も、何枚も、手が震えたのか手ぶれがひどく、ただ赤い物としか見えない。
それでも数枚が鮮明に惨状を映し込み、彼らの受けた衝撃がわかる物だった。
「よく、この状況を見て撮れたな。死んでる人、仲間なんだろ?」
ガイドが目を閉じて額に手をやる。
その時のことが鮮明に思い出されて辛いのだろう。
「状況報告で、必要だったから撮ったんだが……消したいけど、消せないんだ……」
「いや、消さなくて良かった。こう言うの、死体を見なきゃ敵の得物がわからねえ。
2度目を出さない為に推測するのは大事なんだ。」
写真を次々とめくり、鮮明な写真を拡大して見ている。
その表情を、ガイドが見て驚いた。
眉一つ動かさず、表情も変えず、目を背けたい悲惨な写真を丹念に見ている。
こんな子供がだ。
「お前さん、部隊どこだ?前線にいたな?」
「さあ、忘れた。この写真はどちら向きになる?」
「馬の頭が転がってる方がロンドだ。デリーからの荷物が多い時にやられた。
俺は写真撮ってすぐにポリスから現場を離れるように言われたから、状況がわからないんだ。
ポリスは現場を通るなとしか言ってこないし、詳しい説明が無い。」
サトミがわかったと手を上げる。
そして、写真を戻すと彼にカメラを返した。
「推測されるのは、ワイヤートラップによる指向性地雷で足止めさせて、重機関銃でとどめ刺されたって事だ。」
「でも、ここは上から狙われることが多い場所だ。
こう言うの、リモコン操作とか出来るんだろう?無差別だって言うのか?まさか。
目的は荷物を奪うことじゃないってのか?」
「仕掛けは、来るのが見えてから接地しても十分間に合う。それに……
そうだな、こう言えばわかるだろう。
ド素人が死に物狂いで走る早馬の通り抜ける速さに、地雷の位置とタイミングを合わせてスイッチを押す。それは失敗する確率が高い。
ならば、馬が引っかけるのを待って、爆発音がしたら機関銃、その方が確実だと思わないか?
この人は運が悪かった。」
ゴクンと、二人の唾を飲む音が聞こえた。
もしかしたら、自分達も地雷の前を通ったかもしれない。
そう言う事だ。目をそらしていたことを、はっきり言われてしまった。
自分達は、運良く馬がトラップを引っかけなかった……
運が、良かっただけだということを。
「周囲から機関銃は?どこから撃ったか特定出来たか?」
「岩山側……出口、ロンド側だ。この辺に薬莢がいくつか落ちてた。
それだけだ。犯人のことは何もわからない。
ポリスが、軍に連絡するから任せろとさ、さすがに機関銃相手じゃ手が出せないと。
そんでもって、軍に捜査が移った瞬間から動きが無くなり情報が来なくなった。」
サトミが大きくため息を付いた。
マジか、あの野郎、まさかまさか、俺がここにいることは知ってるはずだ。
クソッ
「大丈夫か?こんな刺激の強い物を見て。」
ガイドが心配してサトミに問う。
「大丈夫だ、問題ない。」
そう軽く返してサトミは指を噛み、何かを考えている。
ガイドは見せたことを少し後悔しながら、彼に思い浮かぶことを聞くしか無かった。
「俺達はポリスからコースを変えろと言われているんだ。しかし変えるのは容易じゃ無い。
岩棚も岩山と森も迂回するのに倍とは言わないが時間を食う。
俺たちの仕事は早く郵便を届けることだ。
でも、何をどうすれば、このいかれた奴らを避けられるのか頭を抱えてる。」
ガイドの言葉は切実だ。
変えてもきっと場所を変えてやられる。
サトミにはわかったのだ。
これは、本当に、「ポストアタッカー狩り」なのだと。
アタッカーを殺すことが目的になっている。
でも、それを言っていいのかわからない。いいや、2人目を生まない為に、これは知るべきだ。
「避ける方法か。
そんな方法なんて知ってたら、戦死する奴なんかいやしねえ。
ただ、敵を知るのは大切だ。目的が推察できる。」
「強盗じゃ無いってのか?」
「強盗じゃ……ない??」
ガイドとリッターが目を合わせる。
「殺しが目的という事だ。あんたらの、そして今から入る俺達の。」
「何故そう思うんだ?!現実に荷物は奪われてるんだぞ?」
ガイドが思わず立ち上がった。
「オーバースペックだからだ。座れ、座って1つ深呼吸しろ。水を飲め。
頭に血が上ると、脳みそが回らなくなる。冷静になれ。」
気がつけば、ガイドたちの心臓がドキドキと鼓動が早くなっているのに気がつく。
腕組んで、足も組んで偉そうにソファに座ってるこの小せえガキが、たった数枚の写真から、何故そこまでわかるのかわからない。
だが、確かにそれは的を射ていた。
水を飲み、一息ついて心を整理する。
何故か、寒くて仕方なかった。
「よし、いいぞ、聞かせてくれ。」
サトミがうなずき身を乗り出す。
他の3人も、同じく聞き耳を立てた。
「オーバースペックとは、必要以上のパワーだという事だ。
いいか、この機関銃は重機関銃だ。対戦車、もしくは車両を目標に使うものだ。
この辺の、生活に追われて盗賊やってる奴らが手に入れられる物じゃない。
多く使われた物だが、威力が強いだけに裏でかなりの高額取引だ。
弾も高い。下手が撃ち続けると一帯100発たった10秒で終わる。
しかも、見ただろう?あれで奪った荷物に商品価値はない。
恐らく、強盗に偽装したんだ。」
「じゃ、じゃあ!誰が俺達を狙ってんだ?テロなのか?」
「いいや、ポストアタッカー1人殺してもテロのメリットは無いだろう。
あいつら考えるのは、善良な市民の大量死だ。」
「じゃあ何だ?軍か?」
「軍人が何でアタッカー狙うんだよ。滅茶苦茶みんな郵便待ってるぜ?
怨み持っても、こんなド田舎のアタッカー狙って何の意味がある。」
「じゃあ!じゃあ、なんだってんだ!」
サトミが指を立てた。
左右に振って、カレンダーを指す。
「地雷強盗の前だ。何があった、盗賊に恨みを買うようなことだ。
全財産かけても俺達を殺したいと思うようなことだ。」
「そんな……事……まさか、エイデンが殺った5人か?まさか……」
「そんなの、逆恨みだろ?!」
リッターが、真っ赤な顔して立ち上がる。
サトミが座れと手で合図する。
唇を噛み、ストンと座った。
「今、推測出来るのはこれだけだ。
荷物が少ないから狙われない、それは無いと思った方がいい。
これは大切なことだ。」
4人の中で、重い沈黙が流れる。
サトミがポケットからアメを取り出し、1個口に入れた。
ヤバい、待ってる時間が長すぎた。糖分が足りない。
俺はこう言う頭使う時は、糖分足りないとイラついてくる。
「じゃあ、じゃあよ?いったい誰がそんな武器売ったの?
軍の横流し?」
「違うな、武器の横流しは銃殺刑だ。金が欲しくても割りに合わない。」
「だったら、ゲリラが盗賊に売ったのか?」
「治安維持のゲリラ掃討は終わっている。すでにこんなデカいブツ抱えてる奴はいねえよ。
スポンサーにメリットが無いからゲリラに金出す奴がいねえ。
もしブツを出すとしたら、こう言う奴らと取引のあった、在庫抱える武器商人だ。」
サトミが大きく息を吐く。
あー駄目、駄目だ、だんだん荒くなってきた。
うるせえ、俺に何でもかんでも聞くな。自分で考えろ。
まだ俺はお前らに気を許しちゃいねえ。
だいたい俺はな、こんなわかりやすい説明なんて嫌いなんだ。
おまえらキディか、何で俺に一から十まで答えを求めるんだ。
サトミがガリガリ飴をかじって、両手で顔を覆った。
自分の目つきが鋭くなっているのが見なくてもわかる。
あの写真で、気持ちが軍にいた頃に戻ってしまった。
殺し屋の顔なんて見せられねえ。
ガイドが少し怪訝な顔で、サトミの顔を見る。
「サトミ・ブラッドリー、お前15だろう?いったい何年軍にいた?」
「それは……‥、ここに勤める上で話さなきゃ駄目なことか?」
「いや、あまりに返答が早い上に断定的だ。いったいどういう事かと思ってな。」
「あー……うるせえな」
それはあんたが聞いたことだろう。
「なに?」
ますますガイドが怪訝な顔になる。
あーーー、クソ、砂糖、砂糖、砂糖、砂糖、砂糖が食いたい。
青い空かきれいな星空見て、目をリセットしたい。
サトミが顔を覆ったまま、うつむいて目を閉じた。
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