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第38話 ジンにしてやられる
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「ぷはー、はあ、はあ、くそっ、も、もう一個だ。」
ジンが脂汗流してクリームを掻き込む。
うっと口を押さえ、青い顔してもう駄目って顔が言ってるじゃん。
「やめとけ、俺なんかコレが限界っぽい。」
ジンがホッとして大きく息を付いた。
「な、なんだ、だらしねえな!でも、俺も付き合うぜ。ふうぅーーー」
サトミがゲンナリ先にギブしてジンを止めた。
テーブルの上にパフェグラスをみっちみちに並べ、ジンとサトミが椅子に反っくり返る。
2人でアイスパフェ8個にチョコパフェ13個。
途中からもう何個食ったかわからない。だんだん互いに戦っている気がして、ひたすら負けじと食い尽くした。
意地はって一個多くジンは食っている。
鼻からクリーム出しそうな顔してよく食うよなー
「いいな~、下界はいい。」
「だろ?こっちな~、飯がすげえ美味いんだ。
お前可哀想だなー、また帰るのかー。」
「うるせえ、また来るから美味いもの探しとけ。
いい友達持ってて、俺はうれしい。
いいか、ほんとにお前は俺の友達なんだからな。女出来たら紹介しろよ。俺もするから。」
「へえ、お前に女出来るかよ、すぐ殺すんじゃねえの?」
「俺はなー、隊長になって良くわかった。
無駄な殺しはほんとに無駄だった。必要ない奴だけ殺す。」
いや、それも問題あるだろ。
もういいや、関係ねえし、今残ってる奴ら早々死にそうにねえ奴ばっかだし。
どうにもならねえごろつき集団で最初ビックリしたけど、だんだん真面目に戦争してねえ奴らが消えて、ほどほどの奴らが残っていった。
班別に強い順の選抜制っての?にしたら、競争心が生まれて、優位の優越感生まれて、意外と統率取れるようになった。
大人はプライドばっかでほんと扱いにくい。
「なあなあ!彼女出来た?」
「そんなもんまで飼う余裕ねえよ。馬で足りてる。」
「ちぇっ、俺が判定してやろうと思ったのに。」
ハッ!やっぱりこのザマだ。こいつに彼女紹介したら、2秒後には死体で転がるだろ。
「まあ、お前は気分屋だから0.5%ほど信用しとくわ。」
「そうだな、俺も明日朝起きたら気が変わるかもしれねえし、そうしてくれ。
まあいいや、俺が来たのはもう一つ言いに来たんだ。
エンプティが10日ばかり休暇取ってる。」
へえええ~~~
「ふう~~~~ん。で?」
「さっき会った、ここの近くでな。」
「へえええええ~~~、そりゃあ 面白いじゃねえか。」
「だろ?」
「で、お前にとってエンプは必要なのか、必要ないのかどっちなんだ?」
きょんとして、ジンが視線を巡らせサトミから目をそらした。
間を置いて、ニイッと笑ってチラリと見た。
「そりゃあ、必要無いだろ。」
「ハハッ!そうかよ。お前はほんとにわかりやすい奴だなー」
ニッコリ笑うと、えへへっと嬉しそうに鼻をかいた。
「お前だけだ、俺にそう言ってくれるの。やっぱり俺の友達はお前だけだ。」
「だろ?情報サンキューな、今日のお前は俺にとっても、いい友達だったわ。」
「うん、アイス美味かったな。
きっと、俺の心には今日のことがずっと残ると思う。」
「いいよ、店出たら忘れろ。」
「うん。いい時間だったぜ、また来るよ。また一緒に飯食おう。
下界に友達がいるなんて、すげえ嬉しいぜ。
今日は楽しかった。じゃあな。」
ジンがサッと立ち上がり、振り返りもせず店を出る。
監視役2人がサッとあいつの斜め後ろをキープした。
ああ言う光景懐かしい。
外に出る時、俺とジンは必ず監視付きだった。
それがうっとうしくて、俺は仕事以外で外に出なくなった。
フフッと笑って、レジに立つ。
「お姉ちゃん、いくら?」
「はーい!まいどー!
えーと、20ドル(2700円)が8個に、23(3000円)ドルが13個ね。」
はああああーーー?????!!!!!!
「459ドル(60000円)でーーーす!!!」
「ぐああああああああああ!!!!ジンーー!!てめえ半分払えええーーーっっ!!」
俺の懐はパフェの絨緞爆撃で焼き尽くされた。
ジンが口笛吹きながら、ご機嫌で町を行く。
サトミの住んでる町を見て回りながら、車の所に戻っていた。
「辺鄙なとこに住みやがって、コレじゃ滅多に会えねえじゃねえか。」
ヒョイと肩を上げ、道を行くと監視が手を上げた。
「車は左の路地だ。」
トンと身体を押された。
全く不快この上ない。
ジンがニヤリと笑った。
「 ヒヒヒヒヒ 」
ギクリと監視が銃を取る。
バッと、ジンが身を落とし、後ろの1人の足をさらった。
「うおっ!」
「このっ!大人しく……」
パンッ!
引き金を引く前の男の銃弾を紙一重で避け、拳を金的にヒットさせた。
「ぐぎゃっ!!」
「こいつっ!逃げたらどうなるかわかっているのか?!」
パンパンパンパンッ!
思わず前屈みに身体を折るその男の首に手を回し、ゴキッとへし折り盾にする。
「知らねえなあ。」
死んだ男の銃を取り、もう一人の監視に向け、迷わず引き金を引いた。
パンパンッ!
監視が、建物の影にサッと避ける。
ジンから目は離せない。それが仕事だ。
彼は監視役で、SPでは無い。
顔半分壁から出し、彼を凝視しながら胸ポケットの通信機からエマージェンシーコールを押す。
すぐに女性の声が聞こえた。
『 こちらコントロールα 』
「対照ゼロが逃走を謀っている、1人やられた。応援乞う。」
パンッ!
銃声の瞬間サッと壁に隠れ、高さを変えて片眼を壁から出してみる。が、ジンはいなかった。
まずいまずいまずい!!
壁を背に、動けなくなる。
ジンのズボンに仕込んであるGPSを確認する。
光点は動きが無い。
足音がして、通りに銃を向けた。
ただの通行人だ。
引き金を引きそうになって指を止める。
気配を感じて上を見る。
猫が2階の窓からじっと見ていた。
はあ、はあ、はあ、
GPSの光点を見つめ、時間がたつごとに緊張感が高くなる。
何故動かないんだ?!
息を詰め、そっと通りに出て様子をうかがう。
死んだ同僚の足がゴミ箱の裏に見えた。
ハッと息を呑む。
同僚はズボンをはいていない。
そしてその横のゴミ箱を見ると、中にGPSを仕込んだジンのズボンが入っていた。
「逃げられた!!」
胸ポケットの通信機を取る。
目の前に、満面に笑みのジンが立っていた。
「忘れ物しちゃった!」
パンッ!パンッ!
監視役の男が、頭を撃ち抜かれて崩れ落ちた。
ジンが死体を並べて足を見る。
「お、こっちが足が長いじゃん。」
ズボンを脱がせて履き替えてみる。
まあまあ、足首見えるけど腰は丁度いい。
「お前ら足が短いなー。あー、2発も使っちまった。」
チェッと舌打ちして、もう1人の銃も取り上げ、その場をあとにした。
それは、ジンという透明人間の解放。
彼は、サトミ以外には捕らえることが出来なかった、生きているのに全く気配が無いと言う、特異体質の男だった。
ジンが脂汗流してクリームを掻き込む。
うっと口を押さえ、青い顔してもう駄目って顔が言ってるじゃん。
「やめとけ、俺なんかコレが限界っぽい。」
ジンがホッとして大きく息を付いた。
「な、なんだ、だらしねえな!でも、俺も付き合うぜ。ふうぅーーー」
サトミがゲンナリ先にギブしてジンを止めた。
テーブルの上にパフェグラスをみっちみちに並べ、ジンとサトミが椅子に反っくり返る。
2人でアイスパフェ8個にチョコパフェ13個。
途中からもう何個食ったかわからない。だんだん互いに戦っている気がして、ひたすら負けじと食い尽くした。
意地はって一個多くジンは食っている。
鼻からクリーム出しそうな顔してよく食うよなー
「いいな~、下界はいい。」
「だろ?こっちな~、飯がすげえ美味いんだ。
お前可哀想だなー、また帰るのかー。」
「うるせえ、また来るから美味いもの探しとけ。
いい友達持ってて、俺はうれしい。
いいか、ほんとにお前は俺の友達なんだからな。女出来たら紹介しろよ。俺もするから。」
「へえ、お前に女出来るかよ、すぐ殺すんじゃねえの?」
「俺はなー、隊長になって良くわかった。
無駄な殺しはほんとに無駄だった。必要ない奴だけ殺す。」
いや、それも問題あるだろ。
もういいや、関係ねえし、今残ってる奴ら早々死にそうにねえ奴ばっかだし。
どうにもならねえごろつき集団で最初ビックリしたけど、だんだん真面目に戦争してねえ奴らが消えて、ほどほどの奴らが残っていった。
班別に強い順の選抜制っての?にしたら、競争心が生まれて、優位の優越感生まれて、意外と統率取れるようになった。
大人はプライドばっかでほんと扱いにくい。
「なあなあ!彼女出来た?」
「そんなもんまで飼う余裕ねえよ。馬で足りてる。」
「ちぇっ、俺が判定してやろうと思ったのに。」
ハッ!やっぱりこのザマだ。こいつに彼女紹介したら、2秒後には死体で転がるだろ。
「まあ、お前は気分屋だから0.5%ほど信用しとくわ。」
「そうだな、俺も明日朝起きたら気が変わるかもしれねえし、そうしてくれ。
まあいいや、俺が来たのはもう一つ言いに来たんだ。
エンプティが10日ばかり休暇取ってる。」
へえええ~~~
「ふう~~~~ん。で?」
「さっき会った、ここの近くでな。」
「へえええええ~~~、そりゃあ 面白いじゃねえか。」
「だろ?」
「で、お前にとってエンプは必要なのか、必要ないのかどっちなんだ?」
きょんとして、ジンが視線を巡らせサトミから目をそらした。
間を置いて、ニイッと笑ってチラリと見た。
「そりゃあ、必要無いだろ。」
「ハハッ!そうかよ。お前はほんとにわかりやすい奴だなー」
ニッコリ笑うと、えへへっと嬉しそうに鼻をかいた。
「お前だけだ、俺にそう言ってくれるの。やっぱり俺の友達はお前だけだ。」
「だろ?情報サンキューな、今日のお前は俺にとっても、いい友達だったわ。」
「うん、アイス美味かったな。
きっと、俺の心には今日のことがずっと残ると思う。」
「いいよ、店出たら忘れろ。」
「うん。いい時間だったぜ、また来るよ。また一緒に飯食おう。
下界に友達がいるなんて、すげえ嬉しいぜ。
今日は楽しかった。じゃあな。」
ジンがサッと立ち上がり、振り返りもせず店を出る。
監視役2人がサッとあいつの斜め後ろをキープした。
ああ言う光景懐かしい。
外に出る時、俺とジンは必ず監視付きだった。
それがうっとうしくて、俺は仕事以外で外に出なくなった。
フフッと笑って、レジに立つ。
「お姉ちゃん、いくら?」
「はーい!まいどー!
えーと、20ドル(2700円)が8個に、23(3000円)ドルが13個ね。」
はああああーーー?????!!!!!!
「459ドル(60000円)でーーーす!!!」
「ぐああああああああああ!!!!ジンーー!!てめえ半分払えええーーーっっ!!」
俺の懐はパフェの絨緞爆撃で焼き尽くされた。
ジンが口笛吹きながら、ご機嫌で町を行く。
サトミの住んでる町を見て回りながら、車の所に戻っていた。
「辺鄙なとこに住みやがって、コレじゃ滅多に会えねえじゃねえか。」
ヒョイと肩を上げ、道を行くと監視が手を上げた。
「車は左の路地だ。」
トンと身体を押された。
全く不快この上ない。
ジンがニヤリと笑った。
「 ヒヒヒヒヒ 」
ギクリと監視が銃を取る。
バッと、ジンが身を落とし、後ろの1人の足をさらった。
「うおっ!」
「このっ!大人しく……」
パンッ!
引き金を引く前の男の銃弾を紙一重で避け、拳を金的にヒットさせた。
「ぐぎゃっ!!」
「こいつっ!逃げたらどうなるかわかっているのか?!」
パンパンパンパンッ!
思わず前屈みに身体を折るその男の首に手を回し、ゴキッとへし折り盾にする。
「知らねえなあ。」
死んだ男の銃を取り、もう一人の監視に向け、迷わず引き金を引いた。
パンパンッ!
監視が、建物の影にサッと避ける。
ジンから目は離せない。それが仕事だ。
彼は監視役で、SPでは無い。
顔半分壁から出し、彼を凝視しながら胸ポケットの通信機からエマージェンシーコールを押す。
すぐに女性の声が聞こえた。
『 こちらコントロールα 』
「対照ゼロが逃走を謀っている、1人やられた。応援乞う。」
パンッ!
銃声の瞬間サッと壁に隠れ、高さを変えて片眼を壁から出してみる。が、ジンはいなかった。
まずいまずいまずい!!
壁を背に、動けなくなる。
ジンのズボンに仕込んであるGPSを確認する。
光点は動きが無い。
足音がして、通りに銃を向けた。
ただの通行人だ。
引き金を引きそうになって指を止める。
気配を感じて上を見る。
猫が2階の窓からじっと見ていた。
はあ、はあ、はあ、
GPSの光点を見つめ、時間がたつごとに緊張感が高くなる。
何故動かないんだ?!
息を詰め、そっと通りに出て様子をうかがう。
死んだ同僚の足がゴミ箱の裏に見えた。
ハッと息を呑む。
同僚はズボンをはいていない。
そしてその横のゴミ箱を見ると、中にGPSを仕込んだジンのズボンが入っていた。
「逃げられた!!」
胸ポケットの通信機を取る。
目の前に、満面に笑みのジンが立っていた。
「忘れ物しちゃった!」
パンッ!パンッ!
監視役の男が、頭を撃ち抜かれて崩れ落ちた。
ジンが死体を並べて足を見る。
「お、こっちが足が長いじゃん。」
ズボンを脱がせて履き替えてみる。
まあまあ、足首見えるけど腰は丁度いい。
「お前ら足が短いなー。あー、2発も使っちまった。」
チェッと舌打ちして、もう1人の銃も取り上げ、その場をあとにした。
それは、ジンという透明人間の解放。
彼は、サトミ以外には捕らえることが出来なかった、生きているのに全く気配が無いと言う、特異体質の男だった。
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