2 / 7
感情の取り戻し方
しおりを挟む
感情を取り戻すとはどういうことなのか?とずっと考えていた。そもそもあれ自体が本当のことと断定もできないし、信じている自分のことも馬鹿だと思い始めていた時、突然悪魔は現れた。
「感情を取り戻しに行くよっ!!!」
突然現れた。夢ではないということが証明できたのでよかった。
「そうですか。どうやって取り戻すの?」
「そりゃもちろん.....ごめん考えてなかった!」
「はぁ...5年も寿命奪われたんですからちゃんと約束守ってくださいよ。」
「悪魔は人を殺しても、約束は守る!!!絶対に!!!」
「わかりました。とりあえず、この学校から抜け出しましょう。あなたが透明のせいで変人に見られるので。」
「うん。おっけー。」
約束を守ると言っていたものの本当にどうするのかと思っていた矢先
「あ、そうだ!遊園地行こー!」
「なんで?」
「えー。だってお化け屋敷で驚いて取り戻したり、ジェットコースターの風圧で取り戻したり...とか?」
なにを言いだすかと思ったらこんなことかと思った。けれど、
「いいよ。どうせ友達いないし暇だし。家でも殴られるだけだし。」
「やったー!ほんとうれしー!初めて行くんだけど!なに乗ろうかなー?」
この悪魔は...まぁいいや。
日曜日
電車で二つの駅を乗り換えて、遊園地に着いた。悪魔はふわふわのピンクのスカートに白いブラウスを着ていた。シンプルな服ながら、容姿が淡麗なため、とても美しかった。
「えっとねー!まずねー!ティーカップ乗ろー!!!」
彼女に言われるがままティーカップに乗った。彼女はグルグル回したが、もともと車酔いしない体質だったので大丈夫だった。彼女はとてもたのしそうだった。
「次はねー。うーんとね。メリーゴーランド!」
普段はとても妖艶な悪魔だが、今ばかりはとても小さな子供に見える。しかしなぜ私のところに彼女は来たのだろうか。死にたいと思っている人なんてこの世に数え切れないほどいるのに。
「ねぇねぇー。おなかすいたー。なんか買って!」
今まで学校でそんなこと一言も言ったことなかったのに。まぁいいや。一緒に買いに行こう。
「じゃあ一緒に行こう。」
「やったー!なに食べよう。」
やっぱり気になるから、なぜ私のところに来たのか、彼女に直接聞いてみよう。
「悪魔さん。なぜ貴女は私のところに来たの?死にたがってる人なんか他にもたくさんいるのに。」
「あなたは抽選で選ばれたの。それだけ。」
「なるほどね。あんま納得いかないけど納得しとく。」
「うん。そうしなさい。」
そして、お昼ご飯を適当に買って食べた。
「お化け屋敷行くわよ!!!ここのお化け屋敷は日本でも有数の怖さらしいわよ!楽しみねー。」
お昼食べてすぐにお化け屋敷って...驚いて食べ物出るんじゃないの?まあ私は驚くっていう概念がないからいいけど。
「次はジェットコースター乗るわよ!!!」
あちこち歩き回って疲れないのかなと思ったけど、実体が存在するのかわからないような悪魔だから考えるのを諦めた。
「最後はやっぱり観覧車でしょ!!!」
やっと終わるこの長い1日。この悪魔のせいで長い1日になった。疲れた。
家に着いた。親がいるかもしれなかったが、たまたまいなくて助かった。そしてなぜか悪魔も付いて来た。そして悪魔が、
「全然戻らないね。感情。なんのためにこんなに連れ回したと思ってんのよ。」
まさか悪魔がこんなに考えているとなんか思っても見なかった。
「何よその顔!私が遊ぶためだけに言ったと思ってるの?まあそうなんだけどね。」
少し感心したと思えばこれだ。
「でもまぁ楽しかったわ!ありがとう!」
「うん。そうだ...ね?」
楽しい?何が?わからない。これが感情?すごく胸が高鳴っている。
「そうだねってあなた感情戻ったの!?」
「そうなのかな?感情がどんなものかもわからなかったからどうなんだろう?」
「やったわ!!!じゃあ他の怖いとか愛とかは?あ、いやでも全然お化け屋敷怖がってなかったし...あのお化け屋敷めちゃめちゃ怖いので有名なのに...これから少しずつ集めないといけないのかー。めんどくさいけど少し楽しみ!」
そんな無茶苦茶な...と思ったけど言葉を飲み込み、
「じゃあ、感情取り戻すまでまだかかるんですか?」
「うん!これからもよろしく!」
「はぁ時間かかる確定ですか...よろしくお願いします。」
「感情を取り戻しに行くよっ!!!」
突然現れた。夢ではないということが証明できたのでよかった。
「そうですか。どうやって取り戻すの?」
「そりゃもちろん.....ごめん考えてなかった!」
「はぁ...5年も寿命奪われたんですからちゃんと約束守ってくださいよ。」
「悪魔は人を殺しても、約束は守る!!!絶対に!!!」
「わかりました。とりあえず、この学校から抜け出しましょう。あなたが透明のせいで変人に見られるので。」
「うん。おっけー。」
約束を守ると言っていたものの本当にどうするのかと思っていた矢先
「あ、そうだ!遊園地行こー!」
「なんで?」
「えー。だってお化け屋敷で驚いて取り戻したり、ジェットコースターの風圧で取り戻したり...とか?」
なにを言いだすかと思ったらこんなことかと思った。けれど、
「いいよ。どうせ友達いないし暇だし。家でも殴られるだけだし。」
「やったー!ほんとうれしー!初めて行くんだけど!なに乗ろうかなー?」
この悪魔は...まぁいいや。
日曜日
電車で二つの駅を乗り換えて、遊園地に着いた。悪魔はふわふわのピンクのスカートに白いブラウスを着ていた。シンプルな服ながら、容姿が淡麗なため、とても美しかった。
「えっとねー!まずねー!ティーカップ乗ろー!!!」
彼女に言われるがままティーカップに乗った。彼女はグルグル回したが、もともと車酔いしない体質だったので大丈夫だった。彼女はとてもたのしそうだった。
「次はねー。うーんとね。メリーゴーランド!」
普段はとても妖艶な悪魔だが、今ばかりはとても小さな子供に見える。しかしなぜ私のところに彼女は来たのだろうか。死にたいと思っている人なんてこの世に数え切れないほどいるのに。
「ねぇねぇー。おなかすいたー。なんか買って!」
今まで学校でそんなこと一言も言ったことなかったのに。まぁいいや。一緒に買いに行こう。
「じゃあ一緒に行こう。」
「やったー!なに食べよう。」
やっぱり気になるから、なぜ私のところに来たのか、彼女に直接聞いてみよう。
「悪魔さん。なぜ貴女は私のところに来たの?死にたがってる人なんか他にもたくさんいるのに。」
「あなたは抽選で選ばれたの。それだけ。」
「なるほどね。あんま納得いかないけど納得しとく。」
「うん。そうしなさい。」
そして、お昼ご飯を適当に買って食べた。
「お化け屋敷行くわよ!!!ここのお化け屋敷は日本でも有数の怖さらしいわよ!楽しみねー。」
お昼食べてすぐにお化け屋敷って...驚いて食べ物出るんじゃないの?まあ私は驚くっていう概念がないからいいけど。
「次はジェットコースター乗るわよ!!!」
あちこち歩き回って疲れないのかなと思ったけど、実体が存在するのかわからないような悪魔だから考えるのを諦めた。
「最後はやっぱり観覧車でしょ!!!」
やっと終わるこの長い1日。この悪魔のせいで長い1日になった。疲れた。
家に着いた。親がいるかもしれなかったが、たまたまいなくて助かった。そしてなぜか悪魔も付いて来た。そして悪魔が、
「全然戻らないね。感情。なんのためにこんなに連れ回したと思ってんのよ。」
まさか悪魔がこんなに考えているとなんか思っても見なかった。
「何よその顔!私が遊ぶためだけに言ったと思ってるの?まあそうなんだけどね。」
少し感心したと思えばこれだ。
「でもまぁ楽しかったわ!ありがとう!」
「うん。そうだ...ね?」
楽しい?何が?わからない。これが感情?すごく胸が高鳴っている。
「そうだねってあなた感情戻ったの!?」
「そうなのかな?感情がどんなものかもわからなかったからどうなんだろう?」
「やったわ!!!じゃあ他の怖いとか愛とかは?あ、いやでも全然お化け屋敷怖がってなかったし...あのお化け屋敷めちゃめちゃ怖いので有名なのに...これから少しずつ集めないといけないのかー。めんどくさいけど少し楽しみ!」
そんな無茶苦茶な...と思ったけど言葉を飲み込み、
「じゃあ、感情取り戻すまでまだかかるんですか?」
「うん!これからもよろしく!」
「はぁ時間かかる確定ですか...よろしくお願いします。」
0
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
冷遇妃マリアベルの監視報告書
Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。
第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。
そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。
王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる