運命の女~麗奈~

モモ

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美優の決心(63話)

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◯朝・森界・医院・広間
幸太が出ていった事を話している勇気。
驚いている麗奈達。
麗奈が大丈夫か心配そうに皆が見つめた。
美優「昨日のことで出ていったの?」
勇気が頷いた。
麗奈「そう…。
王子は詩を探すのよね。
私達も戦士を探しましょう。」
すると、みらいがいきなり苦しみだした。
皆がみらいに駆け寄り、どうしたのかと聞くと、
美優「皆!ダメよ!早くみらいから離れなさい!
それは、ブラックマジックとブラックウィッチが使える魔法、ブラックハートと言ってブラック族のチョーカーを着けている者は心を操られてしまう!
みらいは今、ブラックマジックに操られる寸前よ!
早く離れないと、何をされるか分からないわ!」
皆が驚きながら、みらいから離れたが、麗奈だけはみらいから離れなかった。
そして、麗奈が涙を流した。
みらい「麗奈王女様、離れて・・・ください。
私は大丈夫ですよぉ。
な、泣かないで・・・ください。
わ、私は麗奈王女様を傷つけたくありません。
だから、離れてください。」
みらいが麗奈を安心させるためか笑顔で話した。
麗奈が首を横に振った。
すると、
みらい「すみません、麗奈王女様。」
と、言って麗奈を美優達の元へ思いっきり突き飛ばした。
皆が麗奈の元へ来た。
麗奈が立ち上がり、
麗奈「みらーい!」
と、叫んだ。
みらい「あ゛ぁぁぁぁぁ!」
みらいが苦しそうに叫んだ。
その瞬間、みらいは心を操られてしまった。
みらい(ブラックマジック)「久しぶりだな。ブラックウィッチ。
そして、麗奈。
美優、私がブラックウィッチにしてやり、武術を教えてやったり、望みどおり奏太と結婚させてやった事を忘れたのか?
今、戻ってくるなら、お前を許してやる。
まぁ、賢いお前ならどっちが自分のためになるか分かるよな?」
美優「私は戻らない。
記憶が戻った時から、私の任務がなんなのか分かってる。」
美優はそう言って、麗奈を見た。
美優「もうこれ以上、大切な人達や罪のない者を傷つけたくない。
だから、私も麗奈達に協力するわ。」
ブラックマジック「そうか。
それなら、仕方ないな。
そう言うことなら、私も手加減するわけにもいかないな。
美優、数日後、お前はきっと後悔するだろう。」
そう言うと、みらいが倒れた。
麗奈が駆け寄った。
麗奈「美優姉さん、みらいはどうして倒れてるの?」
美優「心を操る魔法が解けて、気を失ってるだけよ。
そのうち起きるわ。」
皆がホッとした。
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みんなの感想(2件)

2022.10.14 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

モモ
2022.10.14 モモ

ありがとうございます!

解除
スパークノークス

おもしろい!
お気に入りに登録しました~

モモ
2022.08.09 モモ

ありがとうございます!

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