パズル・オブ・ザ・ワールド

仲間だと信じたい(５話)

　　　　　　　　　翌日
プラン「おはようございます。」
めしつかい「おはよう！どうした？
今日のプランは元気ないな。」
めしつかいが心配そうに聞いた。
プラン「いえ。別に！何でもありません！」
めしつかい「そうか？それなら特訓だ！
今日は炎・水の魔法だ！」
プランは気を取り直して頑張ろうと
プラン「分かりました！」
と元気よく言った。
めしつかい「まず教えるのが、フッカーだ！
フッカーは炎をだし、相手を攻撃する。」
プラン「はい！やってみます。
フッカー！」
でも、何にもおこらなかった。
めしつかい「まっ、まぁ、そんな事もあるさ！」
めしつかいさんが励まそうとした。
だが、プランは諦めずに特訓した。
めしつかい「次は、フーライ。
炎のたまが出る魔法だ！
見てなさい。フーライ！」
炎のたまが木に向かって発射する。
すると、凄い勢いで木が倒れた。
めしつかい「さぁ、やってみなさい。」
プラン「はっはい！フーライ！」
何もおきない。
めしつかい「まっまぁ、大丈夫だ！
そのうち慣れてくるからさ！」
プラン「そうですね。
なんだか、めしつかいさんのおかげで、元気が出てきました！
ありがとうございます！」
その瞬間めしつかいさんから小さな声でこう聞こえた。
めしつかい「魔法が使えないのが私のせいだといつ気づくかな」
プラン「えっ？今なんて？」
めしつかい「魔法が使えないのは私の力不足かな？って言ったんだ。
ごめんな。」
プラン「えっ！？いや、そんなことないですよ！
なんなら、僕はめしつかいさんを尊敬してるんですよ！」
めしつかい「え？尊敬？俺を？」
プランは笑顔で
プラン「はい！
めしつかいさんは僕に優しく寄り添ってくれたし、魔法を教えるのはとても上手いと思ったんです！
だから、尊敬してます！」
そう言った。
めしつかいは驚いた表情で
めしつかい「そんなこと初めて言われた。」
と言った。
めしつかい「まぁ、授業に戻ろう。
今日は炎と水の魔法を教えて練習して終わりだ！
後、魔界に行くなら、明日の早朝に出なさい！」
めしつかいは誤魔化すように話をそらした。
プランは不思議に思いながらも
プラン「はい。分かりました！」
と言った。
めしつかい「よし！じゃあ水の魔法を教えよう。」
プラン「はい！」
めしつかい「次はスイッカー&フィッシャーという魔法だ！
どんな魔法かって言うと、水のたまの中に電流を流して攻撃する。
少し強い魔法だ！
見ていなさい。スイッカー&フィッシャー！」
木に向かって発射した。
木に当たると、まるで雷に打たれたみたいにバンッといったが水で木が湿ったため、燃えはしなかった。
プラン「すっ凄い。」
めしつかい「さぁ、やってみなさい。」
プラン「はい。先生！」
プランが先生と呼ぶと
めしつかい「先生か。
そんな風に呼ばれたことなかったな。」
と、少し笑みを浮かべて言った。
プラン「先生呼び、嬉しいの？」
めしつかい「そ、そんなことはない！
さぁ、君は早く魔法の練習をしなさい！」
と、焦った表情で言った。
プラン「はい！先生！」
プランは木に手を向けて呪文を唱えた。
プラン「スイッカー&フィッシャー！」
その瞬間、手から水のたまが出て中に電流が流れた。
そして、木に向かって放つとめしつかいと同じようにバンッとはいうが燃えはしなかった。
プラン「成功だ！やったー！
先生やりましたよ！」
めしつかい「そうだな！良かっな！」
だが、プランは気づいていた。
そう、めしつかいがプランの背中に手を向けて何かの呪文を唱えているのを・・・。
そして、めしつかいは言った。
めしつかい「やれば必ずできる！
お前は１人じゃないんだからな！」
プラン「はい！先生！」
怪しい行動があったが、それでもプランはめしつかいが仲間だと信じようと思った。
この後の練習の時間は、魔法を全て使えた。
そして、１日が終わった。