パズル・オブ・ザ・ワールド

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クルクル回る足元、悪の手先の名前(8話)

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◯闇の国
魔の水晶玉でプラン達を見張っているライト。
魔法の練習をしているスイ。
ライト「ハーハッハッハッハ!
予定より早く着きそうじゃねーか!」
スイ「馬鹿ね!そんなに見てる暇があるなら、そいつらを懲らしめる特訓でもしたらどう?」
ライト「ふっ!馬鹿な女だな!
俺達が負けるわけねぇだろ!」
"トントントン"
誰かがノックした。
ライト「おっと、合言葉を。」
?「チェンジシープフィリイ」
スイ「フフフ。お帰りなさい。
長旅ご苦労様。」
◯フーカの家
その頃、プラン達はフーカの家に着き皆で話していた。
ミイ「私は賛成よ!冒険してみたいもん!」
フーカの妹、ミイが言った。
スカイ「俺も久々に外に出たいし運動もしたい!」
弟のスカイも賛成した。
プラン「二人ともありがとう!
それから、二人とも名前を教えてくれる?」
ミイ「私は光の妖精、ミイ!宜しくね!」
スカイ「俺は水の妖精、スカイ!宜しく!」
プランが立ち上がり出発しようとしたとき
フーカ「今日はもう暗いから明日の早朝に出発しましょう!」
そう言った。
少しして皆は寝た。
だが、プランは親が恋しいと寝れずにいた。
プラン(これが終われば外の世界に戻れる。)

         翌日
スカイ「じゃあ、支度もしたし、行こう!
ドキドキワクワクの冒険が待っている!」
張り切って言った。
そして、四人は出発した。
少し歩くとミイが
ミイ「それで、その闇の国には後何分で着くの?」
とプランに聞いた。
プラン「後、ここから20分もしないくらい。」
プラン(おかしいな。3日かかるはずなんじゃ。)
プランが険しい顔をしていると、フーカが心配そうに
フーカ「どうしたの?」
と聞いた。
その時、プラン達の目の前に鏡が落ちてきた。
プラン「なんだろう?これ」
ミイ「それ、王宮に伝わる"お知らせ鏡"じゃないかしら!」
ミイが言うとプランが不思議そうに
プラン「でも、どうやって読むの?」
と聞いた。
フーカ「フフフ。プラン、これは読むんじゃなくて聞くのよ!
鏡の中に差出人の顔が映り、話し始める。
見たい時は、"どうしたの?"そう話しかけるとメッセージを聞くことができるわ!」
プランはなるほどと思いながら
プラン「よし、試してみよう!どうしたの?」
と言った。
すると、鏡に王女様が映しだされた。
プランは嬉しそうに
プラン「王女様だ!」
と言った。
そして、王女様が話し始めた。
王女様「プラン、もうすぐ闇の国に着きますか?
チェンジシープフィリイ達から連絡が届きました。
"クルクル回る足元、悪の手先の名前"
そう言って、同じ内容が書かれた手紙も渡されたのです。
それを伝えたかっただけです!
気をつけて行ってきてください。」
そして、手紙も落ちてきた。
プラン達は急ごうと言って歩いて行った。
プラン「さっきの手紙の内容おかしくなかった?」
と、プランが言った。
ミイ「うん、何か罠があるはずよ!」
と、皆で話したが、着いたところは何もない、ただの山奥だった。
プラン「ねー、これ、足元の所に何か書かれた後がある。
クルクルした模様?」
すると、プランが木の棒を持ってきて模様をなぞった。
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