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#7 美術の作品
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「むむむむむ……」
「どうしたの?如月さん。」
「美術の絵……なんか足りないんだよな~…」
「そういえば如月さんは、天谷さんや香藤さんと同じ場所にしたんだったね。
…うーん、配置や遠近感、線画はいいと思うよ。
でも、色はただ塗っただけだと立体感がないから、
ベースの色より少し濃いめの色で影を付けてみたり、
明るめの色で光をつけてみるといいかも。」
「あ、確かに!!ありがとう!彩凪ちゃん!」
「うん。頑張ってね。」
彩凪ちゃんの説明は分かりやすいな~
**
「みんなお疲れ様~!!
今日で絵は締切だよー!!!上手に描けたかな?
それじゃー回収するから、そこに乗っけてねー!」
「湖都ちゃーん!」
「ん、寿麗。」
「どう?絵上手に描けた??」
「ええ。それなりにね。」
「えー!見せて見せて!」
「あっ、ちょっと!!」
「わー!!上手!!凄いね!湖都ちゃん!!」
「あ、ありがと…っ、そ、そういう寿麗だって…結構 上手じゃない。」
「ほんとー?ありがとう!!」
**
今日は美術の絵で賞を取った人の発表の日……
うーーー、緊張するよ~……
取れたらいいなー
「寿麗ちー。緊張してる~?」
「えっ……なんでわかったの?!」
「あははー。顔見ればわかるよ~」
「えー!…そういう梨希ちゃんは緊張しないの?」
「んー、特に~。なんでもいいかなー」
「そっか~」
**
「それでは、結果発表でーす!B組で賞を取った人は…」
「むむむむむむ……」
「寿麗、凄い緊張してるわね……」
「うぅー!誰だろう…」
「…………残念!B組で賞を取った人は1人もいません!!」
「えっ」
「……まあそういう場合もあるわよね。
学年で5人だけが選ばれるんだし……」
「そっかーー。ちょっと残念だな~」
「また他の作品に賞を付ける場合もあるかもだから、
今回取れなくても落ち込まないでねー!!
また次頑張ろー!!!」
**
「寿麗ちー」
「梨希ちゃん!」
「結局誰も賞取れなかったね~」
「うん。でも次は頑張るよ!!」
「ん、寿麗ちー賞取りたかったの~?」
「う、うん……実はちょっと取ってみたかったかも…」
「あははー、やっぱり~。
てか、噂によるとC組で賞を取った瀬名って子の絵、すっごい上手らしいよ~」
「瀬名さん……聞いた事ないな~」
「せんせーが言ってたけど、賞取った人の作品はちょっと有名な美術館に飾られるんだよね~」
「確かここら辺で1番有名な美術館って言ったら 暁星美術館じゃないかな?」
「なんか聞いた事ある~。多分そこじゃなーい?
そもそも美術館ってあんまりないしねー
で、見に行ってみます~?瀬名先生の偉大なる作品~」
「うん!見てみたいかも!!
……あ、そうだ!そういえば、他の学校の人の作品も飾られるらしいね!」
「へー、そうなんだー。なら尚更見に行きたいね~」
「だよねだよね!!彩凪ちゃんと湖都ちゃんも誘おうよ!」
「おおー、いーんじゃない~?」
**
「ここが美術館!!初めて来た!」
「想像していたものとは違ったわね。」
「もっとお堅い感じかと思ってたよ~」
結局美術館には梨希ちゃんと湖都ちゃんと私で行くことになったんだ。
彩凪ちゃんにはお姉さんの事が心配だからって断られちゃった。
ちょっと寂しいけど、仕方ないよね。
「ねーねー、早く入ってみよーよ~」
**
「えーっと……暁月中の展示場所は……」
「あそこじゃないかしら?」
「ほんとだ!」
「おー。みんな上手いね~」
「わーー!!!みんな凄いな~!!
あっ、C組の瀬名さんの作品は……」
「あ、これこれ~。やばくない~?」
「えっ!?これ??まさかとは思ってたけど……」
「す、凄いわね…ここまでクオリティが高いとは思っていなかったわ……」
「…………」
「んー?どしたの~?」
「あっ……いや……ええっと…その…………」
「あ~、もしかしてもしかするとー」
「ちっ……違っ……!!」
「名札は~」
「あ…………」
「瀬名…ねいろ……?えっ…!?
この絵を描いた人ですか??」
「いや……えっと…………」
「描いたなら描いたって言えばいいじゃない。
どうしてそんなに躊躇うのよ?」
「…………」
「…凄い!!凄いよ!私にはこんな上手な絵描けないもん!
自信持ちなよ!」
「…………です」
「そーだよー。流石の梨希ちゃんにもこんな凄い絵は描けな__」
「上手じゃない…です……」
「え?」
「どうしたの?如月さん。」
「美術の絵……なんか足りないんだよな~…」
「そういえば如月さんは、天谷さんや香藤さんと同じ場所にしたんだったね。
…うーん、配置や遠近感、線画はいいと思うよ。
でも、色はただ塗っただけだと立体感がないから、
ベースの色より少し濃いめの色で影を付けてみたり、
明るめの色で光をつけてみるといいかも。」
「あ、確かに!!ありがとう!彩凪ちゃん!」
「うん。頑張ってね。」
彩凪ちゃんの説明は分かりやすいな~
**
「みんなお疲れ様~!!
今日で絵は締切だよー!!!上手に描けたかな?
それじゃー回収するから、そこに乗っけてねー!」
「湖都ちゃーん!」
「ん、寿麗。」
「どう?絵上手に描けた??」
「ええ。それなりにね。」
「えー!見せて見せて!」
「あっ、ちょっと!!」
「わー!!上手!!凄いね!湖都ちゃん!!」
「あ、ありがと…っ、そ、そういう寿麗だって…結構 上手じゃない。」
「ほんとー?ありがとう!!」
**
今日は美術の絵で賞を取った人の発表の日……
うーーー、緊張するよ~……
取れたらいいなー
「寿麗ちー。緊張してる~?」
「えっ……なんでわかったの?!」
「あははー。顔見ればわかるよ~」
「えー!…そういう梨希ちゃんは緊張しないの?」
「んー、特に~。なんでもいいかなー」
「そっか~」
**
「それでは、結果発表でーす!B組で賞を取った人は…」
「むむむむむむ……」
「寿麗、凄い緊張してるわね……」
「うぅー!誰だろう…」
「…………残念!B組で賞を取った人は1人もいません!!」
「えっ」
「……まあそういう場合もあるわよね。
学年で5人だけが選ばれるんだし……」
「そっかーー。ちょっと残念だな~」
「また他の作品に賞を付ける場合もあるかもだから、
今回取れなくても落ち込まないでねー!!
また次頑張ろー!!!」
**
「寿麗ちー」
「梨希ちゃん!」
「結局誰も賞取れなかったね~」
「うん。でも次は頑張るよ!!」
「ん、寿麗ちー賞取りたかったの~?」
「う、うん……実はちょっと取ってみたかったかも…」
「あははー、やっぱり~。
てか、噂によるとC組で賞を取った瀬名って子の絵、すっごい上手らしいよ~」
「瀬名さん……聞いた事ないな~」
「せんせーが言ってたけど、賞取った人の作品はちょっと有名な美術館に飾られるんだよね~」
「確かここら辺で1番有名な美術館って言ったら 暁星美術館じゃないかな?」
「なんか聞いた事ある~。多分そこじゃなーい?
そもそも美術館ってあんまりないしねー
で、見に行ってみます~?瀬名先生の偉大なる作品~」
「うん!見てみたいかも!!
……あ、そうだ!そういえば、他の学校の人の作品も飾られるらしいね!」
「へー、そうなんだー。なら尚更見に行きたいね~」
「だよねだよね!!彩凪ちゃんと湖都ちゃんも誘おうよ!」
「おおー、いーんじゃない~?」
**
「ここが美術館!!初めて来た!」
「想像していたものとは違ったわね。」
「もっとお堅い感じかと思ってたよ~」
結局美術館には梨希ちゃんと湖都ちゃんと私で行くことになったんだ。
彩凪ちゃんにはお姉さんの事が心配だからって断られちゃった。
ちょっと寂しいけど、仕方ないよね。
「ねーねー、早く入ってみよーよ~」
**
「えーっと……暁月中の展示場所は……」
「あそこじゃないかしら?」
「ほんとだ!」
「おー。みんな上手いね~」
「わーー!!!みんな凄いな~!!
あっ、C組の瀬名さんの作品は……」
「あ、これこれ~。やばくない~?」
「えっ!?これ??まさかとは思ってたけど……」
「す、凄いわね…ここまでクオリティが高いとは思っていなかったわ……」
「…………」
「んー?どしたの~?」
「あっ……いや……ええっと…その…………」
「あ~、もしかしてもしかするとー」
「ちっ……違っ……!!」
「名札は~」
「あ…………」
「瀬名…ねいろ……?えっ…!?
この絵を描いた人ですか??」
「いや……えっと…………」
「描いたなら描いたって言えばいいじゃない。
どうしてそんなに躊躇うのよ?」
「…………」
「…凄い!!凄いよ!私にはこんな上手な絵描けないもん!
自信持ちなよ!」
「…………です」
「そーだよー。流石の梨希ちゃんにもこんな凄い絵は描けな__」
「上手じゃない…です……」
「え?」
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