Girl S Life☆

ulu²

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#8 他校の友達

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「あ…………。
………………ごめんなさい…」
「……上手だと思うけどなあ~。
でもー、上手な人は上手な人ほど 理想が高かったりするからね~
なんか気に入らないとこでもあったの~?」
「そ、そうじゃ…ない……けど………
えっと……」
「そうじゃないけど?」
「い、いや…なんでもない、です……
ありがとう ございました……」

「行っちゃった……」
「なんか変わった子だね~」
「まあ、あまり気にしない方がいいんじゃないかしら。
他の学校の作品も見に行きましょう。」
「そだね~」

**

「白鷺女子学園……!」
「知ってるの~?」
「知らないよー!」
「ここの学校の人達の絵も凄いわね。流石、選ばれただけあるわ。」

「ぬっ……何者!!!」

「…?」

「その制服は!!確か……えっとえっと
あ!アカジョだよね!そーだよねー!」
「えっ、そ、そうだけど……?」
「暁月女子中学校の生徒……略してアカジョ!!!
ふっふっふ!!!かっこいいでしょ!」
「えっと……あなたは白鷺女子学園の人なのよね…?」
「ん?うん!!そーだよー?」
「なんであなたがそんなに得意げなのよ……」
「まあ、なんでもいいっしょ!!
あたしは桃瀬玲蘭!白鷺女子学園1年!!
あんた達は?」
「如月寿麗だよ!!」
「天谷梨希ちゃんでーす」
「香藤湖都よ。」
「へー!よろしくー!
……てかてか、ウルちゃん、いつまでも隠れてないで出てきなよー!」
「う……」
「ん?」
「ウルちゃんちょっと人見知りでさー。
ねーねー、だいじょーぶだよー!一緒に話そーよー!」
「……。えっと……」
「うるちゃんって言うの?よろしくね!」
「椿羽楼…。よ、よろしく……」
「今はすっごい大人しい子だけどー、仲良くなると超面白いんだよー!!
あっ、そーだ!スミジョの知り合いが賞とったんだー!!
見に行ってみよー!」
「スミジョ……?」
「羽澄女子学園だよー!知らないー?」
「羽澄って……確かかなりのお嬢様学校だったわよね…」
「そだよー!!まあ、白鷺も結構お嬢様学校らしいけどねー!
こっちこっちー!」
ーー
「なんだか凄いあっさりとした子だね!」
「そうね…。羽楼って子も大変そうだわ。」
「もっと話してみたいなー!羽楼ちゃんも気になるし!」
ーー
「羽楼って言うんだっけ~?」
「えっあっ、うん…」
「よろしく~。」
「よろしく…。」
「あははー、緊張してる~?
梨希ちゃんは優しいから 安心するが良い~」
「うん…ありがとう。」
「おぉー、うるるが笑った~。いえーい」
「う、うるる…?」
「そーだよ~。あだ名ー。今つけたんだ~」
ーー
「んー?早く早くー!!」

**

「ほら!見て見て!凄い上手だよねー!!」
「わ……」
「瀬名さんのも上手だったけど…こっちも凄いわね……」
「ん?瀬名って、ネイロちゃんのことー?」
「あ、そうそう!知り合いなの?」
「友達だよー!小学校同じだったんだ!元々は暁月中に行くはずだったんだけど、
…白鷺に通いなさいってままに言われてさー。
白鷺結構遠いからバス通学なんだよー。
…あっ、そー!ネイロちゃんも絵めっちゃ上手だよねー!
小学生の頃、高校生向けのイラストコンクールで金賞取ったことあるんだよー!!」
「えっ……それ結構やばいじゃない…」
「んー、それなのになんであの時あんなに不安そーな顔してたのかな~?」
「確かに……褒められてたのに泣きそうな表情だったよ。」
「ネイロちゃんも結構引っ込み思案なとこあるからなー。
それでじゃないかな!」
「そんな感じではなかったわ。もっと深刻そうというか……」
「あー。そーいえばよく思い出してみると、
高校生向けのイラストコンクールで金賞取ったって噂が広まった時も
あんまり嬉しそうじゃなかったっけー」

「玲蘭ちゃん?」
「ん?…あ!ハルネちゃん!やっほー!!」
「ここにいる子達はみんな玲蘭ちゃんのお友達なのかしら?」
「そーだよー!!ジュリちゃんとリキちゃんとコトちゃん!!
ウルちゃんもいるよー!」
「あら。玲蘭ちゃんは本当に顔が広いのね。
皆さん初めまして。羽澄女子学園1年、華月晴寧と申します♪」
「よろしくね!晴寧ちゃん!」

「あっ、そーだ、アマネちゃんはー?」
「雨寧ちゃんは…誘ってはみたのだけれど、あまり行きたくなさそうにしていたので。」
「そっかー、残念!」
「雨寧ちゃんの作品を見に来たの?」
「そーだよー!」
「ふふ、雨寧ちゃんは本当に凄いわよね。とても素敵な妹だわ。」
「妹……?」
「双子の妹がいるの。とってもいい子なのよ♪」
「へぇー!会ってみたいな~!」
「来週の日曜日なら何も用事がないので、
もし皆さんの都合が合えば 雨寧ちゃんと今いる方達で集まらない?」
「おお~!梨希ちゃんは何も用事ないよ~」
「私も多分…何もなかったはず」
「私もないよー!!」
「んー、みんなが行けるならあたしも行くよー!!
超面白そうだしねー!!」
「そう。よかったわ♪
集合場所等は後ほど決めたいので、連絡先の交換をさせて頂けるかしら。」
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