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(64)SIDE:奏太
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アツアツのラーメンを食べるにはソファとローテーブルは向いていないということで、キッチンにあるテーブルセットに座っている。
ここにあるのは二人掛けサイズで、客間には大人数で座れるテーブルセットがあるとか。後で、探検してみよう。
二人掛けなら普通は対面で座るものだが、斗輝は僕の右隣に椅子を持って来て座っていた。
「あの、わざわざくっついて座らなくてもいいんじゃないですか?」
そう尋ねる僕は、悪くないと思う。
だって、いくら対面で座ると言っても、二人掛けのテーブルだ。これが長辺の端と端に座るなら距離はあるけれど、小ぢんまりとした正方形なので大して離れていないのである。
すると、斗輝が僕の右こめかみにキスをした。
「一緒にいたいって理由じゃ駄目か?」
僕がさっき口にしたセリフを、今度は彼が口にする。
自分では何気なく言ったつもりだったけれど、言われる立場になるとかなり照れくさかった。
「あ、あの、いえ、その、駄目ではないですけど……」
カァッと顔を火照らせ、俯きながら答える。
すると、ふたたび右こめかみにキスをされた。
「冷めないうちに、ラーメンを食べようか」
「そ、そうですね」
火照った顔のままコクコクと頷いたら、彼がクスッと笑いながら箸とレンゲを差し出してくれる。
それを受け取って、「いただきます」と手を合わせた。
まずは、スープを一口。
見た目はあっさりした醤油味のスープだけど、コクがあってすごく美味しい。
続いて麺を箸で掬い上げ、フゥフゥと息を吹きかける。
適度に冷めたところで、チュルリと啜った。
モチモチした食感の麺は少しウェーブがかかっていて、スープがちょうどよく絡んでくれる。
「美味しいですね!」
思わず隣に顔を向けると、微笑んでいる斗輝と目が合った。
「そう言ってもらえてよかったよ」
やたらと優しく微笑みかけられ、照れくささがぶり返す。
「と、斗輝も、早く食べてくださいよ」
パッと顔を前に向け、恥ずかしさを誤魔化すようにチャーシューに噛り付く。
かなりの厚切りだけど、トロトロに柔らかいので、すぐに噛み切れた。
麺を啜りつつ、メンマや煮卵も次々に口へ運ぶ。
スープも麺もトッピングも、すべてがものすごく美味しい。こんなにおいしいラーメンは、初めて食べた。
やたらと感動しながら、僕はチラリと右側を窺った。
斗輝もラーメンを食べていて、視線は僕に向けられていない。
僕のように満面の笑みを浮かべている訳ではないけれど、彼も味わってラーメンを食べていた。
なんてことのない光景だけど、どうにもしっくりこない気がする。
僕は妙に罪悪感を抱いてしまい、箸が止まってしまった。
世界的にも有名な澤泉家の人が、キッチンでラーメンを食べている。
常識で考えたら、ありえないことではないだろうか。
用意されていた料理はどれも澤泉財閥系列ホテルのレストランから運ばれていると言ったから、このラーメンもそれなりに高級品だろう。
だけど、斗輝ほどの人物なら、有名フレンチレストランでのコース料理や会員制料亭の会席料理が似合う。いや、それが彼の生活では、ごく当たり前の食事かもしれない。
それなのに、僕がラーメンを食べたいと言ったから、庶民の僕が番だから、彼はラーメンを食べる羽目になってしまった。
かといって、僕が彼と同じ食生活の水準に合わせられるかと言ったら、たぶん無理だ。
機会があったら高級料理を食べてみたいと思うものの、それは「たまに」だからいいのであって、「日常」となったら、きっといつかは食事自体を楽しめなくなる。
急に気分が萎んでしまい、僕はしょんぼりと俯いてしまった。
「奏太?」
そんな僕に気付いた斗輝は、慌てて箸とレンゲを置いて僕を両腕で抱き締める。
「どうした? 具合が悪くなったのか?」
心配そうに窺ってくる彼に、僕は力なく首を横に振った。
「いえ、大丈夫です」
すると、僕を抱き締めている腕に力がこもる。
「さっきまで嬉しそうにラーメンを食べていた奏太が、いきなり元気を失ったんだ。大丈夫のはずはないだろ。遠慮しなくていい、いったいどうした?」
僕の背中を、大きな手が優しく撫でる。
下らない考えで彼に心配をかけてしまったことが申し訳なくて、僕は「なんでもないです、本当に大丈夫です」と返した。
その瞬間、背中に回っていた腕が素早く移動し、あっという間に僕は斗輝の膝へと抱き上げられる。
よりいっそう密着できる体勢で、斗輝が僕の体をすっぽりと包み込んだ。
「奏太、隠さなくていい。どんなことでもいいから、俺になんでも話してほしい。お願いだ、奏太」
彼はとても優秀なアルファで、当たり前のように人へ命令できる立場にある。
それなのに、『話せ』と横柄な態度に出ることなく、こんな僕に真剣な顔で頼み込んでくるのだ。
余計な気遣いをさせてしまったことがますますいたたまれなくなって、僕は素直に話すことにした。
「僕のわがままで斗輝はラーメンを食べることになったから、それが申し訳なくて……。だって、普段はラーメンを食べたりしないでしょ?」
僕の話を聞いた彼は、フッと目を細めて苦笑を浮かべる。
「食べるよ」
「え?」
返ってきた言葉に、僕は思わず目を丸くした。
だけど、すぐさま思い直す。
ラーメンと言っても、色々あるのだ。
ひっそりと営業している個人店で出されるラーメンもあれば、超高級中華料理店で出されるラーメンもある。
前にテレビで見たことがあるのは大きなふかひれの姿煮が乗ったラーメンで、値段は確か二万円近かった。
僕からしたら、それはラーメンという感覚ではない。立派な高級中華料理の一品だ。
きっと、普段の斗輝が食べるラーメンは、そういったものなのだろう。
ボソボソと小さな声でそう話すと、彼が小さく噴き出した。
「澤泉は金持ちの家で俺にも個人資産はあるが、なにも毎日高級な店で食事をしている訳ではないんだぞ」
「でも、家には専属のコックさんがいますよね?」
「まぁ、一般家庭とは違うところはあるな」
「そうですね、食材にお金をかけているでしょうし。仕事のお付き合いで、高いお店に行くこともありますしね」
やっぱり、住む次元が違うのだ。ご飯の支度が面倒だからと言って、特売のカップラーメンを食べる僕とは違うのだ。
いっそう落ち込む僕の唇に、斗輝がソッと自分の唇を押し当てた。
「確かに、奏太や一般的な学生に比べたら、食べる物には金がかかっている。だからと言って、毎回、数万円もする料理を食べている訳じゃない。ラーメンは、好物のうちの一つだ」
「……ふかひれが乗ったラーメンですか?」
小さな声で尋ねると、彼がふたたび噴き出した。
「食べたことはあるが、家族との特別な食事会や仕事の関係者との付き合いで出かけた時だけだ。清水とたまにラーメンを食いに行くが、一万円を超えることはないぞ」
続けて聞かされた値段は、街中のラーメン屋ではありえない一杯三千円というものだった。
それでも十分高いけれど、二万円近いラーメンを普段から食べていると言われるよりは心臓に優しい。
僕はホッと息を吐き、彼の胸に凭れかかった。
「ごめんさない、変なところを気にしてしまって……」
謝る僕の唇に、斗輝はまたキスをする。
「生活水準が違うのは、仕方がない話だ。母もいまだに戸惑うことがあって、一般家庭の感覚がどうしても抜けないと言っている」
そう口にした彼は、強く僕を抱き締める。
「俺と奏太は育ってきた環境が違うから、その差が綺麗に埋まることはないだろう。だが、奏太が無理に澤泉の感覚に合わせる必要はない。できる限り奏太の負担にならないように気を付けるから、どうか俺から離れないでくれ」
「それは、僕から斗輝に言うことでもあります。田舎で育った感覚が抜けませんが、呆れないでください」
ギュッと抱き付いたら、額にキスをされる。
「お互いが違う感覚を持つからこそ、それが面白くもあるんだ。俺と結婚することで奏太は澤泉の人間になり、どうしても金をかけた場所に出向かなくてはならないこともあるだろうが、それは滅多なことじゃないから不安にならないでほしい」
「テーブルマナーなんて僕は分かりませんので、それを聞いて安心しました。斗輝の仕事の関係者と食事することになったら、僕はきっと胃が痛くなって寝込みます」
僕は力を抜いて、彼の胸に凭れかかった。
身を任せる僕の髪に、斗輝が頬擦りをする。
「ラーメンが伸びてしまうから、食べようか」
「はい。こんなに美味しいラーメンを残すなんて、もったいなくてできません」
すっかり落ち着きを取り戻した僕は、ニッコリと笑いかけた。
ここにあるのは二人掛けサイズで、客間には大人数で座れるテーブルセットがあるとか。後で、探検してみよう。
二人掛けなら普通は対面で座るものだが、斗輝は僕の右隣に椅子を持って来て座っていた。
「あの、わざわざくっついて座らなくてもいいんじゃないですか?」
そう尋ねる僕は、悪くないと思う。
だって、いくら対面で座ると言っても、二人掛けのテーブルだ。これが長辺の端と端に座るなら距離はあるけれど、小ぢんまりとした正方形なので大して離れていないのである。
すると、斗輝が僕の右こめかみにキスをした。
「一緒にいたいって理由じゃ駄目か?」
僕がさっき口にしたセリフを、今度は彼が口にする。
自分では何気なく言ったつもりだったけれど、言われる立場になるとかなり照れくさかった。
「あ、あの、いえ、その、駄目ではないですけど……」
カァッと顔を火照らせ、俯きながら答える。
すると、ふたたび右こめかみにキスをされた。
「冷めないうちに、ラーメンを食べようか」
「そ、そうですね」
火照った顔のままコクコクと頷いたら、彼がクスッと笑いながら箸とレンゲを差し出してくれる。
それを受け取って、「いただきます」と手を合わせた。
まずは、スープを一口。
見た目はあっさりした醤油味のスープだけど、コクがあってすごく美味しい。
続いて麺を箸で掬い上げ、フゥフゥと息を吹きかける。
適度に冷めたところで、チュルリと啜った。
モチモチした食感の麺は少しウェーブがかかっていて、スープがちょうどよく絡んでくれる。
「美味しいですね!」
思わず隣に顔を向けると、微笑んでいる斗輝と目が合った。
「そう言ってもらえてよかったよ」
やたらと優しく微笑みかけられ、照れくささがぶり返す。
「と、斗輝も、早く食べてくださいよ」
パッと顔を前に向け、恥ずかしさを誤魔化すようにチャーシューに噛り付く。
かなりの厚切りだけど、トロトロに柔らかいので、すぐに噛み切れた。
麺を啜りつつ、メンマや煮卵も次々に口へ運ぶ。
スープも麺もトッピングも、すべてがものすごく美味しい。こんなにおいしいラーメンは、初めて食べた。
やたらと感動しながら、僕はチラリと右側を窺った。
斗輝もラーメンを食べていて、視線は僕に向けられていない。
僕のように満面の笑みを浮かべている訳ではないけれど、彼も味わってラーメンを食べていた。
なんてことのない光景だけど、どうにもしっくりこない気がする。
僕は妙に罪悪感を抱いてしまい、箸が止まってしまった。
世界的にも有名な澤泉家の人が、キッチンでラーメンを食べている。
常識で考えたら、ありえないことではないだろうか。
用意されていた料理はどれも澤泉財閥系列ホテルのレストランから運ばれていると言ったから、このラーメンもそれなりに高級品だろう。
だけど、斗輝ほどの人物なら、有名フレンチレストランでのコース料理や会員制料亭の会席料理が似合う。いや、それが彼の生活では、ごく当たり前の食事かもしれない。
それなのに、僕がラーメンを食べたいと言ったから、庶民の僕が番だから、彼はラーメンを食べる羽目になってしまった。
かといって、僕が彼と同じ食生活の水準に合わせられるかと言ったら、たぶん無理だ。
機会があったら高級料理を食べてみたいと思うものの、それは「たまに」だからいいのであって、「日常」となったら、きっといつかは食事自体を楽しめなくなる。
急に気分が萎んでしまい、僕はしょんぼりと俯いてしまった。
「奏太?」
そんな僕に気付いた斗輝は、慌てて箸とレンゲを置いて僕を両腕で抱き締める。
「どうした? 具合が悪くなったのか?」
心配そうに窺ってくる彼に、僕は力なく首を横に振った。
「いえ、大丈夫です」
すると、僕を抱き締めている腕に力がこもる。
「さっきまで嬉しそうにラーメンを食べていた奏太が、いきなり元気を失ったんだ。大丈夫のはずはないだろ。遠慮しなくていい、いったいどうした?」
僕の背中を、大きな手が優しく撫でる。
下らない考えで彼に心配をかけてしまったことが申し訳なくて、僕は「なんでもないです、本当に大丈夫です」と返した。
その瞬間、背中に回っていた腕が素早く移動し、あっという間に僕は斗輝の膝へと抱き上げられる。
よりいっそう密着できる体勢で、斗輝が僕の体をすっぽりと包み込んだ。
「奏太、隠さなくていい。どんなことでもいいから、俺になんでも話してほしい。お願いだ、奏太」
彼はとても優秀なアルファで、当たり前のように人へ命令できる立場にある。
それなのに、『話せ』と横柄な態度に出ることなく、こんな僕に真剣な顔で頼み込んでくるのだ。
余計な気遣いをさせてしまったことがますますいたたまれなくなって、僕は素直に話すことにした。
「僕のわがままで斗輝はラーメンを食べることになったから、それが申し訳なくて……。だって、普段はラーメンを食べたりしないでしょ?」
僕の話を聞いた彼は、フッと目を細めて苦笑を浮かべる。
「食べるよ」
「え?」
返ってきた言葉に、僕は思わず目を丸くした。
だけど、すぐさま思い直す。
ラーメンと言っても、色々あるのだ。
ひっそりと営業している個人店で出されるラーメンもあれば、超高級中華料理店で出されるラーメンもある。
前にテレビで見たことがあるのは大きなふかひれの姿煮が乗ったラーメンで、値段は確か二万円近かった。
僕からしたら、それはラーメンという感覚ではない。立派な高級中華料理の一品だ。
きっと、普段の斗輝が食べるラーメンは、そういったものなのだろう。
ボソボソと小さな声でそう話すと、彼が小さく噴き出した。
「澤泉は金持ちの家で俺にも個人資産はあるが、なにも毎日高級な店で食事をしている訳ではないんだぞ」
「でも、家には専属のコックさんがいますよね?」
「まぁ、一般家庭とは違うところはあるな」
「そうですね、食材にお金をかけているでしょうし。仕事のお付き合いで、高いお店に行くこともありますしね」
やっぱり、住む次元が違うのだ。ご飯の支度が面倒だからと言って、特売のカップラーメンを食べる僕とは違うのだ。
いっそう落ち込む僕の唇に、斗輝がソッと自分の唇を押し当てた。
「確かに、奏太や一般的な学生に比べたら、食べる物には金がかかっている。だからと言って、毎回、数万円もする料理を食べている訳じゃない。ラーメンは、好物のうちの一つだ」
「……ふかひれが乗ったラーメンですか?」
小さな声で尋ねると、彼がふたたび噴き出した。
「食べたことはあるが、家族との特別な食事会や仕事の関係者との付き合いで出かけた時だけだ。清水とたまにラーメンを食いに行くが、一万円を超えることはないぞ」
続けて聞かされた値段は、街中のラーメン屋ではありえない一杯三千円というものだった。
それでも十分高いけれど、二万円近いラーメンを普段から食べていると言われるよりは心臓に優しい。
僕はホッと息を吐き、彼の胸に凭れかかった。
「ごめんさない、変なところを気にしてしまって……」
謝る僕の唇に、斗輝はまたキスをする。
「生活水準が違うのは、仕方がない話だ。母もいまだに戸惑うことがあって、一般家庭の感覚がどうしても抜けないと言っている」
そう口にした彼は、強く僕を抱き締める。
「俺と奏太は育ってきた環境が違うから、その差が綺麗に埋まることはないだろう。だが、奏太が無理に澤泉の感覚に合わせる必要はない。できる限り奏太の負担にならないように気を付けるから、どうか俺から離れないでくれ」
「それは、僕から斗輝に言うことでもあります。田舎で育った感覚が抜けませんが、呆れないでください」
ギュッと抱き付いたら、額にキスをされる。
「お互いが違う感覚を持つからこそ、それが面白くもあるんだ。俺と結婚することで奏太は澤泉の人間になり、どうしても金をかけた場所に出向かなくてはならないこともあるだろうが、それは滅多なことじゃないから不安にならないでほしい」
「テーブルマナーなんて僕は分かりませんので、それを聞いて安心しました。斗輝の仕事の関係者と食事することになったら、僕はきっと胃が痛くなって寝込みます」
僕は力を抜いて、彼の胸に凭れかかった。
身を任せる僕の髪に、斗輝が頬擦りをする。
「ラーメンが伸びてしまうから、食べようか」
「はい。こんなに美味しいラーメンを残すなんて、もったいなくてできません」
すっかり落ち着きを取り戻した僕は、ニッコリと笑いかけた。
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