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デート
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てっきり私が死ぬのを止めようとしたのだと勝手に思ったが、彼は何かを手伝って貰いたいと本気で思っているらしい...
「そんなのいやよ...」
当然である。死のうとしているからと言って何でもやってくれるわけでもない。
「えぇ~?いいじゃないすか~」
よくないから言っているのだ。
が少し気になった。
「...一応聞いて置くけどなにを?」
恐る恐る聞いてみた。
「今晩だけでいいんで俺の彼女になって下さい!」
あぁ、ただのヤリモクの輩か...
自分から聞いたのに呆れてしまった。
と同時にそんなやり方があるのかぁ…とも思ってしまった。だが
「嫌だよ」
さっきも言ったが死のうとしているからと言って何でもやってくれるわけではない。
「あ、そういうことじゃないっすよ?」
私の反応を見て察したのかフォローを入れる。しかしそんなことを言われてもそういう風にしか聞こえない。
「純粋に俺とデートして欲しいんです!」
と彼は言う。
「はぁ…デートねぇ…」
「そんなのいやよ...」
当然である。死のうとしているからと言って何でもやってくれるわけでもない。
「えぇ~?いいじゃないすか~」
よくないから言っているのだ。
が少し気になった。
「...一応聞いて置くけどなにを?」
恐る恐る聞いてみた。
「今晩だけでいいんで俺の彼女になって下さい!」
あぁ、ただのヤリモクの輩か...
自分から聞いたのに呆れてしまった。
と同時にそんなやり方があるのかぁ…とも思ってしまった。だが
「嫌だよ」
さっきも言ったが死のうとしているからと言って何でもやってくれるわけではない。
「あ、そういうことじゃないっすよ?」
私の反応を見て察したのかフォローを入れる。しかしそんなことを言われてもそういう風にしか聞こえない。
「純粋に俺とデートして欲しいんです!」
と彼は言う。
「はぁ…デートねぇ…」
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