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BLカテで乙女ゲーとか誰得
テンプレ過ぎて元ネタ特定不可
『剣と魔法の国アヴァール。
遥か昔、魔の者の呪いにより汚染された大地は瘴気を放ち、動物を凶暴なモンスターへと変質させた。瘴気が影響を与えるのは動物だけではない、植物を蝕み、人を狂わせる。
建国の折、国を守るため宵闇の魔法使いが作った大結界。
国全体を覆う大結界は外敵、災害様々な脅威から国を守ってきたが瘴気を外に逃すことができず、アヴァールは亡国の危機に瀕した。
しかし神はアヴァールを見捨てなかった。アヴァールでは15年に一度、聖なる乙女が現れ瘴気を払う。
乙女の出自は様々、農民のこともあれば、高貴な血が流れていることもある……中には異なる世界から来ることも。
選ばれし聖女により、人々は刹那の平和を手に入れる。
聖女は仲間と共に旅に出て、5つの神殿で浄化の儀式を行うのが慣い。
アヴァールの歴史は、即ち聖女の歴史である。』
凄い没個性。
どこの三流ライターが書いたプロローグなんですかね。
何で15年なんだよ。もうちょっともたせろよ。
=========
転移が終了した瞬間、即座に俺は武装した。
シューラの斜め後ろで顔を隠して気配を消す。
部屋の薄暗さも相俟って、俺の姿は視界に入っても認識することは困難。現に俺たちを取り囲んだ連中は余計なオマケである俺の存在には触れない。
彼らの目にはシューラしか映っていない。
「成功だ!」
「おお! 何と麗しい…」
「神よ! ご慈悲に感謝致します!」
興奮にざわめく集団。体の殆どを覆い隠すような白いローブを着込んだ人々と、甲冑を着込んだ兵士たち。思い思いに言葉を紡ぐ彼らだが、共通するのはその表情には隠しきれない喜びが満ちている事。
ローブ集団から一人、一際豪奢な刺繍が入った老人が前に出る。
「此度の聖女様の御降臨。一堂を代表し心より歓迎いたします」
有無を言わさず拉致しておいて、どんな神経してるんですかね。その髭引きちぎるぞ。
白ける俺を他所に、老人の演説は続く。
事前に何度も練習したかのような淀みのない語り。彼はシューラを見つめているが、その目に顔を強ばらせた少女は映っていない。彼が見ているのは、名誉ある仕事をやり遂げた自分。自己陶酔したいなら劇場でやれ。
俺たちは円形の魔法陣の中心に立っている。誘拐犯どもは陣の外で俺たちを取り囲んでいた。
場所は古めかしい石造りの講堂。光源は柱に設置されたランタンのみ。
今も淡く光っている魔法陣は半径10メートル程、大理石のような石に直接紋様が刻まれている。
このカビ臭さ、建築技術、そして服装。ここは中世ヨーロッパ的な世界だ。俺は似たような所で生まれ育ったので詳しいんだ。
しかし俺の居た世界ではない。彼方には瘴気なんてものはなかったし、世界中を飛び回っていた俺だけど、アヴァールなんて国は聞いた事がない。
誘拐犯の目的は、聖女を召喚して自分達の都合の良いように働かせることだ。
通常は15年ごとに瘴気に対して特異な能力を持つ少女が見つかるのだが、該当する存在が現れない場合はこの魔法陣を使用して異世界から召喚するのだとか。
少女に求められるのは5つの神殿で祈りを捧げることのみ。聖女は其々異なる能力を持っており、神殿に入るとその特性に合わせた神の導きを得て瘴気が静まるのだとか。
旅を終えた少女は救国の乙女となり、道中で惹かれ合った旅の仲間と婚姻を結ぶ。
胡散臭い。
それハニートラップだろ。
成婚率100%の時点で鼻で笑ってしまう。婚姻後はどうなるんですかね。後ろ盾のない農民とか、この世界に不案内な異世界人が、国の子飼いの男と結婚して本当に幸せになれるんですかね。
俺の疑惑を裏付けるように、老人が紹介した旅の仲間は5人。
一般的な好みを網羅しました、と言わんばかりのキャラ被りに配慮したイケメン集団だった。
これには俺だけじゃなくシューラも警戒心マックス。
人を拉致して強制労働させる国なんて、さっさと滅んだ方が世のため人のため。大結界壊して瘴気薄めるか、結界の外に皆移住したら良いんですよ。そもそもの原因である魔の者の呪いとやらはどの程度解明できているのか。手頃な対症療法があるから、根本的な問題の解決を先送りにしてはいないか。
あの召喚魔法には2つの効果があった。
一つはシューラの体を転移させるもの、もう一つは彼女の精神に作用するもの。
対象者を夢現状態にし、深く物事を考えることができないようにする魔法だ。悪質極まりない。
彼女の腕を掴んだ瞬間2つの魔法を感知した俺は、後者の解除を優先した。
転移を中断させると彼女の身体の座標がズレてバラバラになる恐れがあったので、一緒に転移することを選んだ。座標さえ分かれば俺は異世界転移可能だ。自動的に体も現地の環境に適応するので、召喚対象でなくても問題はない。
俺が大人しく連中の語りを聞いているのは、情報収集だけでなくある事を計画しているため。
今から魔法陣ごとこの建物を吹っ飛ばそうと思ってる。
=========
魔界でアウクトルを見て思った事がある。
魔力というエネルギーを圧縮しまくって解放したらどうなるのかな、と。
俺は<超回復>があるので、魔力を使用しても直ぐに回復する。言い方を変えれば、ほぼ無尽蔵のエレルギー源がある。
日本の漫画で似たような原理の技が沢山あった。思い付いたら試してみたくなるのが人間というもの。
しかし21世紀ヨーロッパな魔界でそれをやったら単なるテロリスト。都合の良い無人島なんてものもないので、俺はイメージトレーニングしかできなかった。
異世界から少女を拉致する悪辣国家だ。ここは王城内の大聖堂らしいが発破解体しても良かろう。
過去の被害者達のため、未来の聖女候補達のため俺は喜んで犯罪者になろう。嘘です、思いついた技を試したいだけです。
魔力をソナーのように展開して建物の構造と、中にいる生物の位置情報を把握する。
結界の張り方を知らないので、爆発が一定範囲内に収まるようにフィールドを応用することにした。
目視で設定範囲を確認しようとして、俺は妙な動きをしている人物に気がついた。
金髪縦ロールの女性だ。喜色を浮かべる面々の中で、ひとり緊張した面持ちで何やら怪しい動きをしている。
他の連中は魔法陣に入らないように、少し距離を置いた場所に立っている。代表者の老人も陣に足を踏み入れてはいない。
しかし彼女だけが陣の一部に足を踏み入れて、足をグリグリ擦り付けるように動かしている。
周りにバレないように静かに、しかし確かな意志を持ってグリグリグリグリ。一体何がしたいんだ?
ガム踏んだのかな?と、最初に思ったがここは中世ヨーロッパな世界だ。ガムなんてない。
この世界の文明レベルを考慮すると、可能性が高いのは馬糞だ。魔法陣の溝を利用して、靴底を綺麗にしようとしているに違いない。
馬は歩きながらでも垂れ流すので、高確率で正解だろう。
しかしその場所に立たれると邪魔だ。彼女の足を吹き飛ばすことになる。
彼女も誘拐犯の一味ではあるが、今回は人命を奪わず建物だけを吹き飛ばしたい。今この連中を含め現地民を殺したら、被害者である俺たちが一転して加害者になってしまう。
あと一歩で良いから下がってくれ。
彼女に自分の存在をアピールするように圧を飛ばす。目が合ったので睨みつけた。
俺の鋭い目付きに怯んでくれるかと思ったのに、彼女は熱に浮かされたような顔になり、胸に手を当てて一歩踏み出した。
逆だ逆!
彼女の立ち位置以外、爆破の条件が整う。タイムリミットが来てしまった。
俺はエネルギーを解放すると、シューラと縦ロール女史を抱えて飛び退いた。
遥か昔、魔の者の呪いにより汚染された大地は瘴気を放ち、動物を凶暴なモンスターへと変質させた。瘴気が影響を与えるのは動物だけではない、植物を蝕み、人を狂わせる。
建国の折、国を守るため宵闇の魔法使いが作った大結界。
国全体を覆う大結界は外敵、災害様々な脅威から国を守ってきたが瘴気を外に逃すことができず、アヴァールは亡国の危機に瀕した。
しかし神はアヴァールを見捨てなかった。アヴァールでは15年に一度、聖なる乙女が現れ瘴気を払う。
乙女の出自は様々、農民のこともあれば、高貴な血が流れていることもある……中には異なる世界から来ることも。
選ばれし聖女により、人々は刹那の平和を手に入れる。
聖女は仲間と共に旅に出て、5つの神殿で浄化の儀式を行うのが慣い。
アヴァールの歴史は、即ち聖女の歴史である。』
凄い没個性。
どこの三流ライターが書いたプロローグなんですかね。
何で15年なんだよ。もうちょっともたせろよ。
=========
転移が終了した瞬間、即座に俺は武装した。
シューラの斜め後ろで顔を隠して気配を消す。
部屋の薄暗さも相俟って、俺の姿は視界に入っても認識することは困難。現に俺たちを取り囲んだ連中は余計なオマケである俺の存在には触れない。
彼らの目にはシューラしか映っていない。
「成功だ!」
「おお! 何と麗しい…」
「神よ! ご慈悲に感謝致します!」
興奮にざわめく集団。体の殆どを覆い隠すような白いローブを着込んだ人々と、甲冑を着込んだ兵士たち。思い思いに言葉を紡ぐ彼らだが、共通するのはその表情には隠しきれない喜びが満ちている事。
ローブ集団から一人、一際豪奢な刺繍が入った老人が前に出る。
「此度の聖女様の御降臨。一堂を代表し心より歓迎いたします」
有無を言わさず拉致しておいて、どんな神経してるんですかね。その髭引きちぎるぞ。
白ける俺を他所に、老人の演説は続く。
事前に何度も練習したかのような淀みのない語り。彼はシューラを見つめているが、その目に顔を強ばらせた少女は映っていない。彼が見ているのは、名誉ある仕事をやり遂げた自分。自己陶酔したいなら劇場でやれ。
俺たちは円形の魔法陣の中心に立っている。誘拐犯どもは陣の外で俺たちを取り囲んでいた。
場所は古めかしい石造りの講堂。光源は柱に設置されたランタンのみ。
今も淡く光っている魔法陣は半径10メートル程、大理石のような石に直接紋様が刻まれている。
このカビ臭さ、建築技術、そして服装。ここは中世ヨーロッパ的な世界だ。俺は似たような所で生まれ育ったので詳しいんだ。
しかし俺の居た世界ではない。彼方には瘴気なんてものはなかったし、世界中を飛び回っていた俺だけど、アヴァールなんて国は聞いた事がない。
誘拐犯の目的は、聖女を召喚して自分達の都合の良いように働かせることだ。
通常は15年ごとに瘴気に対して特異な能力を持つ少女が見つかるのだが、該当する存在が現れない場合はこの魔法陣を使用して異世界から召喚するのだとか。
少女に求められるのは5つの神殿で祈りを捧げることのみ。聖女は其々異なる能力を持っており、神殿に入るとその特性に合わせた神の導きを得て瘴気が静まるのだとか。
旅を終えた少女は救国の乙女となり、道中で惹かれ合った旅の仲間と婚姻を結ぶ。
胡散臭い。
それハニートラップだろ。
成婚率100%の時点で鼻で笑ってしまう。婚姻後はどうなるんですかね。後ろ盾のない農民とか、この世界に不案内な異世界人が、国の子飼いの男と結婚して本当に幸せになれるんですかね。
俺の疑惑を裏付けるように、老人が紹介した旅の仲間は5人。
一般的な好みを網羅しました、と言わんばかりのキャラ被りに配慮したイケメン集団だった。
これには俺だけじゃなくシューラも警戒心マックス。
人を拉致して強制労働させる国なんて、さっさと滅んだ方が世のため人のため。大結界壊して瘴気薄めるか、結界の外に皆移住したら良いんですよ。そもそもの原因である魔の者の呪いとやらはどの程度解明できているのか。手頃な対症療法があるから、根本的な問題の解決を先送りにしてはいないか。
あの召喚魔法には2つの効果があった。
一つはシューラの体を転移させるもの、もう一つは彼女の精神に作用するもの。
対象者を夢現状態にし、深く物事を考えることができないようにする魔法だ。悪質極まりない。
彼女の腕を掴んだ瞬間2つの魔法を感知した俺は、後者の解除を優先した。
転移を中断させると彼女の身体の座標がズレてバラバラになる恐れがあったので、一緒に転移することを選んだ。座標さえ分かれば俺は異世界転移可能だ。自動的に体も現地の環境に適応するので、召喚対象でなくても問題はない。
俺が大人しく連中の語りを聞いているのは、情報収集だけでなくある事を計画しているため。
今から魔法陣ごとこの建物を吹っ飛ばそうと思ってる。
=========
魔界でアウクトルを見て思った事がある。
魔力というエネルギーを圧縮しまくって解放したらどうなるのかな、と。
俺は<超回復>があるので、魔力を使用しても直ぐに回復する。言い方を変えれば、ほぼ無尽蔵のエレルギー源がある。
日本の漫画で似たような原理の技が沢山あった。思い付いたら試してみたくなるのが人間というもの。
しかし21世紀ヨーロッパな魔界でそれをやったら単なるテロリスト。都合の良い無人島なんてものもないので、俺はイメージトレーニングしかできなかった。
異世界から少女を拉致する悪辣国家だ。ここは王城内の大聖堂らしいが発破解体しても良かろう。
過去の被害者達のため、未来の聖女候補達のため俺は喜んで犯罪者になろう。嘘です、思いついた技を試したいだけです。
魔力をソナーのように展開して建物の構造と、中にいる生物の位置情報を把握する。
結界の張り方を知らないので、爆発が一定範囲内に収まるようにフィールドを応用することにした。
目視で設定範囲を確認しようとして、俺は妙な動きをしている人物に気がついた。
金髪縦ロールの女性だ。喜色を浮かべる面々の中で、ひとり緊張した面持ちで何やら怪しい動きをしている。
他の連中は魔法陣に入らないように、少し距離を置いた場所に立っている。代表者の老人も陣に足を踏み入れてはいない。
しかし彼女だけが陣の一部に足を踏み入れて、足をグリグリ擦り付けるように動かしている。
周りにバレないように静かに、しかし確かな意志を持ってグリグリグリグリ。一体何がしたいんだ?
ガム踏んだのかな?と、最初に思ったがここは中世ヨーロッパな世界だ。ガムなんてない。
この世界の文明レベルを考慮すると、可能性が高いのは馬糞だ。魔法陣の溝を利用して、靴底を綺麗にしようとしているに違いない。
馬は歩きながらでも垂れ流すので、高確率で正解だろう。
しかしその場所に立たれると邪魔だ。彼女の足を吹き飛ばすことになる。
彼女も誘拐犯の一味ではあるが、今回は人命を奪わず建物だけを吹き飛ばしたい。今この連中を含め現地民を殺したら、被害者である俺たちが一転して加害者になってしまう。
あと一歩で良いから下がってくれ。
彼女に自分の存在をアピールするように圧を飛ばす。目が合ったので睨みつけた。
俺の鋭い目付きに怯んでくれるかと思ったのに、彼女は熱に浮かされたような顔になり、胸に手を当てて一歩踏み出した。
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