【完結】転生魔女、逆ハー狙いの転生聖女から国を救います

瀬里@SMARTOON8/31公開予定

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魔女、予言の魔女と呼ばれる

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 魔女メリルは、ルフト王国の西の森にすむ、数百年生きていると言われる白髪の年老いた魔女だ。しかし、人々にそう思われているだけで、本物のメリルの年齢は実は十九歳とまだ若い。というのも「メリル」とは魔女の通り名で、その姿形と名前、魔女の秘技と魔法は、代々弟子に受け継がれていくものだからだ。
 今のメリルも昨年、先代から彼女が亡くなる前に魔女「メリル」を継承した。メリルが受け継いだのは、風と大地の魔法と、魔法薬や魔道具作りの知識。ちなみに魔女メリルを予言の魔女として有名にした力は、実は引き継がれたものではなく、メリル自身のもつ「スキル」だった。先代の話によると、この世界には時々転生者が現れ、彼らはたいてい固有の「スキル」をもっているらしい。メリルのスキルは、子供の頃にその大部分は使えなくなってしまったが、残った力だけでも予言の魔女としてやっていくには十分だった。
 先代が亡くなってからというもの、メリルは、人と会うときは先代から受け継いだ姿変えの魔術を使って老婆の姿に変身する。この魔術の困ったところは、見かけだけでなく中身も老婆に変えてしまうところだ。体は重いわ腰が痛いわかなり大変なのだ。魔力もそれなりに消費する。
 しかし、十九歳の普段の姿が魔女メリルだと知られることは得策ではない。魔女は年を経るほどその力が増すというのが通説であるから、経験の浅い若い魔女に仕事を依頼する者はいない。ばれれば食べていけなくなってしまう。それに何より、今まで続いてきた魔女「メリル」の信用を落とすわけにはいかなかった。そのため、メリルはこのことが依頼人にばれないよう細心の注意を払っていた。

  ◇◇◇◇◇◇

 魔女の庵を出て王都までは馬車で五日の道程だ。
 デュークの準備した乗り心地のよい馬車に揺られ、街道沿いを南下したメリル達は、王都近郊へと足を踏み入れた。痛む腰もこの馬車のおかげでぎりぎりどうにかやり過ごせている。
 道中は、デュークの旗下である辺境騎士団第一大隊の隊員達が一緒だった。彼らは王都へ品物を運ぶ商団に扮し、メリルは取引客という設定だ。旅を共にするのだから少しは仲良くなれるかと思ったが、正直、彼らとの距離感は微妙だ。
 原因は分かり切っている。

「メリル殿、ここは危ない。失礼する」

(お姫様抱っこって騎士の標準装備なわけ!?)

「あなたのために特別に準備したものだ。使い方を説明しよう」

(手取り足取りとかさっ、言葉通りの意味にやる人初めて見たんだけど!)

「席まで案内する。俺を支えにするといい」

(エスコートってさ、こういうんじゃないと思うの。近すぎるでしょ!)

 なんだかやたらとデュークの距離が近いように思うのは、決して気のせいではない。
 生贄のようにこき使ってやろうと思っていたのはメリルだけれども。
 王都に居座ってこの王子を侍らせて楽しんでやろうと思ったのもメリルだけれでも。
 これがここまでの羞恥プレイだとは思っていなかった。騎士(デュークは、王子というより騎士の方がしっくりくる)のお姫様扱いが恥ずかしすぎるのだ。
 生贄の話に乗ってしまったことを激しく後悔するも、今さら訂正するのはお姫様プレイに負けたようでわずかなプライドが邪魔をする。

 そんな状態でもんもんとしたまま馬車の旅の数日を過ごしたが、王都に近づくにつれその気持ちは徐々に薄れ、メリルは悟りの境地に達した。正確には薄れたのではない、気にしていられなくなったのである。
 姿変えの魔法を解けないメリルの老体には馬車の旅が本当に応えた。本当に腰やら体中が痛いのだ。特に後半の数日はひどかった。
 騎士へのときめきも恥ずかしさも、健康な肉体があればこそ。旅の後半、メリルにはそんなことを考える余裕はすぐになくなってしまった。
 隊員達も、尊敬する隊長をこき使うメリルに当初は不信の眼差しを向けていたが、途中からは憐みの視線に変わって来たような気がする……。

「どうやら俺はあなたの世話をやくのが楽しいようだ」

(わかったわかった。世の中には、そういう人もいるってことで、もういいから)

「ご随意に。俺はすでに貴方のものだ、マイレディ」

(はいはい。もう完全に言葉選びが間違ってるけど、突っ込むのも疲れたから)

 甘い表情に、近い距離に、差し出される手。
 言葉だけ聞いていたら確実に口説き文句に思えるセリフも、現実は年寄りのお守りというか介護。当のメリルは絶賛腰痛に苦悶中だ。
 嫌がる若い男を無理矢理下僕にして、悔し気に涙を浮かべさせたりといった悪女的な役柄にも実はちょっと憧れていたのだが、相手が楽しそうだとそれも意味がない。
 もともと、ある程度怯えさせて楽しんだら、生贄については本当のことをばらす予定だったのだが、メリルは痛いのと悔しいのと突っ込み疲れとで当分の間黙っておくことに決めた。
 
  ◇◇◇◇◇◇

 王都には、辺境騎士団のメンバーが拠点として使っている宿屋があるらしく、そちらにしばらく滞在することになっていた。聖女達にこちらの動向がばれないように身元を隠し、あくまで商団員としての滞在だそうだ。
 ちなみに騎士団の隊員達は、メリルに対する認識を、恐ろしい魔女から腰痛持ちの近所のおばあちゃんへと切り替えたらしい。隊長であるデュークを筆頭に甲斐甲斐しいことこの上ない。お年寄りには親切に。どこの世も同じである。
 メリルは宿に着いて少し休むと、一階の食堂で、王都で諜報活動を行っていた隊員達からデュークと一緒に説明を受けることになった。内容は、最近の聖女の動向や王都の様子についてである。

 旅の間にデュークから聞いた、国が立ち行かなくなる事態というのは、簡単に言うとこうである。
 数カ月前、聖女認定試験で聖女に選ばれたマリア=クロウリー男爵令嬢が、王宮に入った途端、王太子、第二王子、王太子の護衛騎士、専属魔術師などを次々に骨抜きにした。その後、国王夫妻まで懐柔し、王太子に婚約破棄させた上に新たな婚約者に収まった。
 そこまでであれば王宮のスキャンダルで済んだかもしれないが、問題はその後である。聖女マリアは政治にも介入してきたのだ。国庫を浪費するような愚策を提案しては、王太子を後ろ盾にそれを通してしまう。
 もちろん、当初は議会で彼女に反発するものもいたが、聖女に会うと考えを百八十度変えるのだ。そして、いつの間にか王宮は貴族から下働きに至るまで彼女の信望者ばかりになっていた。

「これまた見事なテンプレじゃのう」
「てんぷ、なんすか?」
「ああ、独り言じゃ。ちなみに婚約破棄された令嬢はどんな娘なのじゃ?」
「クローディア様というルウェリン家の公爵令嬢っす。聖女候補でマリア様に最終試験で負けるわ、婚約破棄されるわでかなり可哀そうな感じなんですが、この方は、まあ、あれな方なんで、あんまり皆同情してはいないっすね」

 クローディアは華やかな美女ではあるが、プライドが高く王太子本人よりもその妃という地位を愛するようなタイプであまり人望はなかったという情報も付け加えられた。

「婚約破棄は、やっぱり何かのパーティーの場でかのう?」
「ええ、王子の誕生パーティーっす。婚約者でなく、聖女様をパートナーとして伴って、突然『婚約を破棄する! 聖女マリア嬢と新たに婚約を結ぶ!』って感じで。出席者の度肝を抜いたらしいです」

 って、これは出席した隊長に聞いた話っすけど。そう続けて説明をするのは、ここしばらく王都で諜報活動を行っていたという、デュークの副官アランである。日に焼けた茶色い髪にそばかすが印象的な人懐こい性格の彼は、魔女のメリルに対しても会った当初から臆するところはない。メリルに向かっての開口一番が、見事に隊長をしつけられましたねえ、だ。
 褒められたのかけなされたのかよく分からない。
 ただ、しつけてはいないが、デュークを犬みたいだと思ったのは確かで、なんとなく目と目で通じ合ってしまってからは、彼とは心の距離が近くなったように思う。

(王子に聖女に悪役令嬢が出てきて婚約破棄、定番乙女ゲーム系かな。魅了のスキル持ちの転生者聖女が逆ハー狙いで色々やりすぎちゃってるとか? それで悪役令嬢は早めに退場させられちゃった感じ?)

 メリルは、ストーリーを推測しながらも、聞こえてくる内容にまず安心する。定番作品ならハッピーエンドまでのルートがしっかりしているからだ。

「それで、新しい情報なんですが、また聖女様がとんでもないことを言い始めたそうっす。お隣のラウジア王国の湿潤な穀倉地帯をご所望されたそうで、なんでもその土地で新しい穀物の栽培を試したいとか」

 アランの言葉にメリルは、思わず遠くを見つめる。自分にも覚えがある発想だからだ。
 異世界あるある――お米が食べたくなっちゃう、アレである。
 一瞬応援したくなってしまったが、隣国の土地が欲しいとか、普通に考えてダメである。デュークの表情も硬い。

「それは……。そこは穀倉地帯なだけでなく、ラウジアの王都に近い軍事上の要衝地だ。宣戦布告と取られても仕方ない。やっと軍事同盟で首輪をつけることに成功したばかりだというのに」
「はい。内々の打診はもちろん断られたそうです。で、それを受けて先週の議会で聖女様がこう発言されたそうです。『こちらの要望を拒否するのは、敵意を持っている証拠だ。そのような危険な国は、どちらが上か分からせて支配下に置くべきだ』と」
「ラウジアの反応は?」
「議会の様子が伝わったんでしょう。隣国はこれを同盟破棄や宣戦布告の予告とも受け取り、国境地帯は厳戒態勢、各所に兵が集められ始めたと噂になっています。――これは内々での情報なのですが、わが国でも戦力不足を補うため次の議会で動員令の発布がされることになるようです」
 
 その場にいた者達に沈黙が走る。
 聖女の発想にあきれるよりも、それがまかり通ってしまうという異常事態に皆恐怖したのだ。
 メリルは、自分が魅了の力を軽く考えていたことを悟った。使い方次第で、戦争すら起こすことができる恐ろしい力なのだ。
 戦争なんで絶対にダメだ。それだけは絶対に止めなければならない。 
 人の生き死にが、そんなに簡単に決められていいはずがないのだ。
 メリルの脳裏に、かつて失われた故郷の光景がよぎる。
 メリルのきつく握り締めた手に、そっと温かいものが触れた。顔をあげると、デュークと目が合った。
 その瞳は、旅の間に見なれた年寄りを労わる優しい眼差しではなく、強い意志を込めた人の上に立つ者のそれだった。

「メリル殿。俺は、この国を守りたい。街を。文化を。暮らしを。人々の笑顔を」

 メリルはデュークの言葉に、都に来るまでの人々の様子を思い浮かべた。
 麓の村で手を振ってくれた人のいいおかみさん。
 街道沿いの休憩の時に、メリルに水をくんでくれた子供達。
 立ち寄った屋台で、サービスしてくれた店主。
 宿屋で、メリルのために腰に優しい布団にわざわざ入れ替えてくれた宿屋の主人。
 途中の果樹園で果物の収穫に精を出していた若い夫婦。
 生き生きとしていて、喜びに満ちた人々の笑顔を。

「王都についてすぐで申し訳ない。あまり時間がないようだ。すぐにでも王宮に潜入したい」
「ああ、報酬の分はしっかり働かせてもらうよ。魔女メリルは、借りを作るのが大っ嫌いだからねえ」
「感謝する」

 デュークはそう言うと、魔女のしなびた手を恭しく額にあてた。
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