妖精を舐めてはいけません

りんご飴

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妖精欠乏症2

 魔術師棟前は女達でざわついていた。
 最近、レグルス様の様子がおかしい。それはレグルスに付きまとう女達から見ても明らかだ。

 女集団の一番先頭で、彼の姿をうっとりと眺めた。

 いつも冷たい表情で、自分達が側に寄っても表情一つ変えないレグルス様。
 冷たい表情を崩して、綺麗な瞳に自分を写して欲しい。

 女としての自信はある。彼の目に止まるように磨きに磨いてきた。他の女に埋もれないように自分を磨いて来たのに、一度も誘いに乗ってくれはしない。
 彼と仲のいいオスカーに決死の思いで話しかけ、相談した。
 彼好みの女になりたかった。

 たくさんいる女の一人でも構わない。今は名前も知らない女でもいい。
 レグルスに触れたい。そして私を認識して欲しい。

 オスカーからアドバイスを受けて、レグルスと身体の関係を持てたことは、今も思い出すとたまらない。

『拒絶される前に、ペニスをしゃぶれ』

 オスカーの言葉通り実践した。
 彼のズボンを下げる時間も惜しくて、ズボンの上からペニスを握った。思いの他振り払われなかったので、ズボン越しに口をつけてハムハムと唇で刺激する。
 その隙にベルトを緩めて直にペニスを取り出した。

 夢では何度もこのペニスをしごいた。
 実物は綺麗な顔と同じくらい美しく、硬くなっていく様子は、想像以上に大きくて力強かった。
 夢中で咥えて力強く喉の奥でしごく。

 ぐぽっ、ぐぽっ、じゅる……。

 唾液をたっぷり絡め、厭らしい音に自分も興奮する。唾液だけでない味は、彼のカウパーだろう。
 たまらない。

 尿道を舌先でほじると、彼の唇から熱い吐息が漏れた。もっともっと彼の乱れた姿が見たい。
 睾丸をやわやわと優しく撫でながら、裏スジを丁寧に舐め、尿道を刺激して、最後に力強く吸引しながらしごく。
 何度か繰り返すと、美しかったペニスは血管が浮き出て、反り返るほどになった。
 自分の愛撫で彼のペニスがはち切れんばかりに育ち、カウパーでぬるぬるになっている。
 しゃぶっているだけで自分の秘部が熱く、ぐちょぐちょになっているのが分かる。
 咥えながら服を脱ぐ。ソファーに誘導しても、拒絶されなかった。

 彼に股がりペニスをあてがった。
 濡れた膣に彼のペニスは、ぐぽぐぽ音をたてて飲み込まれていく。
 綺麗な顔に不似合いな、太く大きなペニスが……自分の中にいる。

「ああん。レグルス様の大きいの~~っ!あ、ああん。奥が……レグルスさまぁ!」

 夢中で腰を動かす。
 彼の呼吸が荒くなり、もうすぐ彼の精液を最奥で受け止められる。

 イくという瞬間。

 彼は中からペニスを抜き出して、外へ白濁を出した。

 そこからの彼は、淡々と精液を拭き取り、私の服を手早く着せて、あれよあれよと言ううちに、腕を掴まれて部屋の外に出されたのだ。

 レグルス様は相手の女の顔も覚えていないだろう。
 それでも側にいたい。
 一度身体の関係をもったのだから、またチャンスはあるはず。
 今度こそ精液を中で受け止めて運良く妊娠したら、彼は手にはいる。
 同じことを考えるライバルはたくさんいるが、誰も彼の瞳に写っていない以上、女達の結束は固い。

 最近のレグルス様は、声を荒げたり、口元に笑みを浮かべていたり、物憂げに遠くを見つめていたり……。
 ほんの少し表情が豊かだ。

 彼の隣に女の影がないことを確認して、今日もうっとりと美しい姿を眺めた。





 レグルスは今日、何度目かのため息を吐いた。

 ルリナがいない。

 触れあったのはたった2日。それでもすでにルリナは、レグルスの中で一番大切な存在だ。
 ルリナのいない世界なんて考えられない。
 今すぐにでも抱きしめたい。髪を撫でたい。キスをしたい。
 考えるのはルリナのことばかりだ。
 どうして蕾からでて来てくれないのだろう。
 机の上に置いた蕾を優しく撫でた。


 オスカーの言葉が頭の中で響く。

「私は……フラれてしまったのかな……」

 手の甲に水滴が落ちた。それが何か気づくまで少し時間がかかる。
 気がつくと自分の瞳から涙が溢れていた。
 泣くなんて、いつぶりだろうか。少なくとも記憶にはない。

「君がいないと寂しいよ……」

 固い蕾にキスをした。
 ルリナが蕾から出て来なくなって、蕾にキスすることが習慣になっていた。

 妖精族との契約は、妖精の花にキスをする。

 契約にすがって何度もキスをした。
 おはようのキス。食前のキス。食後のキス。おやすみのキス。
 キスで足りず舐めまわした。

「おやすみ。早く出ておいで」

 今夜も眠れぬ夜になりそうだ。




※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ルリナには奉仕したがりだけど、快楽にも弱いレグルスさん。

次はルリナさんが……。
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