-Crazy- 殺しあいの約束

寺谷まさとみ

文字の大きさ
25 / 26
第二章

(九)足音

しおりを挟む
 音がきこえる。
 いつも音をきいている。
 うなるような重低音。反響する鉄の硬い音。下の酒場で飲む粗野な男どもの、煩雑はんざつな声。サイドテーブルでカタカタとふるえる水差しが、すこしうるさい。黒影は寝台の上に腰かけたまま、眉間のシワをいっそう深くした。
 足音がきこえる。数はひとつ。
 薄く片目をひらいて、見えない扉の向こうを見やった。淡々としながらも、どこか刺すようにピリピリと張りつめるこの気配は、ソウだ。
 ここ数日間、ソウがナギとともにこの冒険者の宿の一階――併設されている酒場へ降りていることは知っている。魔導武具の調整が終わるまでのあいだ、ナギの情報収集につきあっているらしい。しかし、いずれの日もソウが酒を飲んでもどってくることはなかった。魔幽まゆう大陸の言葉をすこしでも覚えておきたいのだと、そんな話をしていたような気もするが……なんにせよ、生真面目なヤツだ。
 時計の針を見やると、今夜はいつもより遅い時間を示していた。
 あの見た目だ。威圧感もなければ、周囲から軽視もされよう。めんどうなやからにつかまったか、それともナギの長話を延々と聞かされたか。どのみち、あまり興味もないことだが。
 廊下を歩いてくるひとつの気配に、違和感を覚える。彼の足音はいつも規則的で軽快。隙がなく単調としているはずだ。しかし今夜はどこかどろりと遅く、重い。特徴的な鈴の音も不規則だ。――コンコン、扉が叩かれる。いつも返答はしないのだから、そのうちに入ってくるだろう。
 まぶたを閉じる。
 しかしいつまでたっても扉はひらかれない。壁向こうにじっと気配があるのがわずらわしく、いらだってきた。たえきれず寝台から降りて、ツカツカと扉へ向かって歩きながら、抱えていた大太刀を背中に担ぎ、そしてドアノブを乱暴につかんで回しひいた。
 瞬間、開いた扉からなだれこむようにもたれかかってきたのは、拳ひとつぶん背丈の高いソウだった。
「なっ……んだキサマ!」おもわず床へ投げ倒す。「叩っ斬るぞ!」
「っつぅ……乱暴……」
 彼はのそりと身体を起こして、ぶつけた頭をさすった。それから猫のように、くぁ、とあくびをまぜて、上半身を揺らす。
「ううん、なんか、ふわふわしてて……ああ、黒影か。元気だね」
 ちからがあまりはいらないのか、頭をさすっていた腕はすぐにだらりと下げられた。
 ふわりと香った匂いに、黒影は眉根をよせる。
「酒を呑んだのか」
「ん~……」ソウはあいまいにうなずいた。
 誰になにを勧められても、美人な女どもにかこまれても、下戸げこだ飲めない飲まないの一点張りだった男が、いったいどんな心変わりをしたというのか。
「なにを飲んだ」
「いちばん、からいの」
 この店でいちばん辛いものといえば、水瑠すいる地方から仕入れられたという地酒だ。それは喉に触れるとむせるほどで、食道が焼けたように熱をおびる。その度数は、ふだん酒を飲まない者が気まぐれに手をだすようなものではない。
 いつまでも立ちあがらないソウに肩をさしだして、立ちあがらせる。細身だとはいえ、百八十センチメートルを超える成人男性だ。重くないわけがなかった。すこしよろめくが、どうにか歩けそうだ。
「どれくらい飲んだ」
「わかんない」
「……」
 眉根を寄せる。ソウは食事の好き嫌いを基本的に見せないものの、刺激のある味を好んで食べることはない。すくなくとも、いままで見てきた中では、そうだった。だというのに、このバカは。辛い酒をどれほど飲んだかわからなくなるまで飲んだと、そう言っているのか。
「水は飲んだのか」
「んー……」ソウは黒影の首もとへ顔をうずめるように、頭をかたむけて、悩んだようだった。察しはついていたが、このようすでは水もまともに飲んでいないのだろう。
 あきれた。
「この阿呆あほうめ」
 息をついて、ソウを寝台へ放りだし、黒影はサイドテーブルの水差しに手を伸ばした。
 そのときに、ちょうど背後でこもるような声が、ぽつりと響いた。
「辛くて、ちょっと安心したんだ」
 黒影は片眉をぴくりとはねあげた。グラスへ水をそそいでふりかえると、ソウは寝台に腰かけたまま、膝を抱えるようにうずくまっている。
「水を飲め。身体にさわる」
 ぼんやりと顔をあげたソウの眼前に、水をつきだす。彼はすこしの間ぼんやりとしていたが、意図を理解したのか、にへら、とふやけた笑みをうかべると「ありがとう」と、傷だらけの手で受けとった。ややあって、ゆっくりとグラスをかたむけ、水を飲みはじめた。
 そのようすを確認してから、てきとうな桶を寝台の近くに置いて、大太刀を壁に立てかけた。ひとりぶんの距離をあけて、となりへ腰かける。
「意外とやさしいね」
「酒は安心を買うものではない。吞まれるな」
「はは、君もまともなこと言うんだ」
「叩っ斬るぞ」
 軽口が言えるならまだ大丈夫だろうが――もし酒に弱い体質で、急性の中毒症状でも出たらどうするつもりだったのか。死んでしまえば殺しあいすらできないというのに、この男は。
「空きっ腹に入れるな。酒の飲み方も知らん阿呆め」
「――……」
 ソウの動きがきしんで、止まった。その沈黙こそ、彼を雄弁に語っている。
「すこし痩せたろう」
「そうかな?」
 グラスの水は、ほんのすこしだけ揺れている。
 黒影は足を組んだまま頬杖をつき、ソウを見やった。
「自己犠牲は美徳にならんぞ」
「……大規模討伐作戦の話?」
 ソウはすまし顔で、グラスに口をつけた。
「最善手を選択しただけだよ。必要なときに必要な犠牲を払うのは、あたりまえでしょ」
 いとも簡単に、そして軽く言いきった。
(自らを犠牲にすることが前提の最善手すら、あたりまえと言ってのけるか)
 利口そうな蒼色は、微々ともふるえていない。
 ソウはまつげを伏せるように、またグラスをかたむけた。彼の手には、薄紅色の火傷痕がある。手のひらから枝分かれして広がる火傷痕を見れば、多くの古い魔狩は言うだろう。男の勲章だ、と。そして、彼の美貌にあてられ、かつその半生はんせいを知る者は、深く同情し、また放ってはおかないだろう。
 だが。
 だが、その火傷痕は醜いことに変わりはない。このイビツさを抱えながら――同時にそれらを自らの印象操作のために利用し――あたりまえに、よそおう気色の悪いヤツ。それがソウという男だ。
「キサマが思うよりもずっと、ワタシは、ソウという人間を見つめている」
「なに、それ」
 ソウは軽く笑ったものの、視線はうつむいたままだ。彼は、こちらの視線をさえぎるように、さらりとこぼれた横髪をそっと耳にかけなおした。
「糸切り歯が思いのほか鋭いことも、髪の生えぎわに、目立たない白髪がひとふさ混ざっていることも」
「よく見てるね」
「それから、左耳の裏にほくろがある」
「え、うそ。そんなのあるの」
 ソウは左耳をおさえて、こちらに丸い瞳を向けた。
「うそだと思うなら教えてやろうか?」
 顔をよせて、ささやく。すると、彼はとっさに上半身を引いた。ほんの一瞬だけ、すました鼻筋にシワが寄ったかと思うと、見ひらいた蒼色の瞳が、警戒をおりまぜてこちらを凝視する。
「ふふ、」
 興がのった。
 とっさに振りはらおうとして、留めたのだろう。彼の不自然に浮いた片手を、とる。するりと絡めるようにたどる。ざらりと凹凸のある荒れた手から、手首。そして袖のしわをなぞって、左耳へ。
「ここだ。ここにある」
 ふぅと息を吹きかけると、ひきしまった肩がびくりとはねた。触れあった境界線から、彼の身体のこわばる感触がありありと伝わってくる。かすかにふるえていることを悟らせまいと、さらに身を硬くしているらしかった。
 常日頃、涼しい顔をしてキレイに笑うヤツが、こんなふうに青ざめて身をふるわせるさまは、ひどくおもしろい。
「だから、やめてって」
 鋭くなる視線を隠すように、ソウは顔をそらした。逃げるように揺れる蒼穹の瞳の微細な瞳孔の変化は、存外よく見える。
 黒影は淡々と彼を見さげた。ほほの曲線も、肌つやも、くちびるの冷めたみずみずしさも――毎日見ているのだから。
 ここ数日、いつもより顔色が悪いことも、きまって食後になにかと理由をつけてそれとなく立ちあがることも、そのあとにやや青ざめた色をしていることも。それでいて、あたりまえに笑っていることも……知らないとでも?
「キサマ、まともに食べていないだろう」
「食べてるよ。見てるでしょう」
「ああ、だがほとんど吐きもどしている。ちがうか?」
「……」ソウはおしだまった。
「酔いはさめたか」
「そう思うなら、この手をはなして」
 つとめて冷静な声だった。
 フンと鼻を鳴らし、言われたとおりソウの手を放りなげ、次いで彼の肩口を靴底で蹴った。捨てるように寝台へ転がして、そのまま組み敷く。片手からこぼれたグラスがシーツに水を散らす。耳を刺すような不快な音を立てて硬い床へ割れ落ちた。
「……なんのつもり? また蹴りとばされたいの」
「――は、」
 おもわず、笑みがこぼれてしまった。
 そうだ。この殺気のにじむような眼こそ、ソウという人間の、本性のひとかけらだ。ふだんはまるで見られず、けほども感じられない。うすら寒いソウという人間の感情の一端。
 知っている。ごく自然に笑うこの男の瞳は、常日頃、たいした変化を見せることがない。
 誰もが騙される。この美貌に。そのたらしこむような表情とたち振る舞いに。
 だからこそ、
「……理解しがたい」
「それはおたがいさまでしょ」
「なぜそうまでして、キサマは自分を殺す。弱みを隠す。他者からの否定が怖い、というなら本心を隠すのも道理がいく。いさかいが面倒だというのなら、その場に合わせて笑うのもに落ちる。しかし、自らを護るというには、キサマの一連の行動も重ねつづける労力も、いささか常軌じょうきを逸している」
「大事な家族がいるからだよ」
「またそれか。ただの引きこもりの職なしだろうに。そこまでして飼う価値があるとは思えん」
 ソウの目じりが鋭く尖った。
「それは俺が決めることでアンタには関係ない。そうやって簡単に俺たちの絆を……重ねてきた時間を、否定しないでくれるかな?」
 口調はやわらかいが、声色がわずかに低い。
「それからさ、飼うって、なに? 家族は愛玩動物じゃない。言いかたがあまりにも悪すぎるよ」

 家族?

 家族。
 家族……。
 ああ、か。
 は、と彼の言葉をわらう。
「家族家族家族家族家族家族家族! まるで清く正しいとでも言いたげだな。家族だから大切。家族だから愛しい? 家族の絆? ああ寒い気色が悪い吐き気がする」
 低く吐き捨てる。
「事実だろうが。成人しても職なしで家事も掃除もできない引きこもりの能無しで他者あにへ依存し続けている存在おとうとを 愛玩動物それ 以外になんと言う? 家族の絆だ? キサマの家族至上主義もここまでくれば呪いだな。
 知っているか? 一説によれば、絆という言葉は、もともと家畜をつなげておくためのつなを意味するそうだ。ああそうだ、家畜と呼んでやろう。キサマの弟は生存競争から保護された家畜だ。
 弟はキサマに依存することで、なにもないキサマに生存の目的と生きがいを与える。キサマは家畜へ身も心も尽くすことで、その美しい絆とやらに陶酔とうすいしているわけだ。その対価として、弟はたいした飢えも苦労も知らず餌を与えられのうのうと息をする。そういう共依存のバカげた関係だ」
 ソウがほんのわずかに目を見ひらいた。
 次の瞬間、割れたガラスの先のように瞳が鋭く細められたかと思うと、彼のやわらかな唇から怜悧れいりに、冷徹な声で、しかし腹の底から沸きたつせきを切ったように吐きだされた。
「君のひねくれた思想もたいがいだね。事情も知らないくせに饒舌じょうぜつに語って恥ずかしくないの? ああ、そういうのが趣味なのかな。ごめんね、そこまで考えがおよばなかったよ。
 それで、なんて返せば満足かな。怒ってみせようか? 君の思想をていねいに端から端まで否定してあげようか? 君がおかしいのはいまに始まったことじゃないけれど、人の弟を家畜呼ばわりなんてずいぶんだね。
 俺と弟の関係を身勝手に妄想するのはかまわない。でもそれをおしつけないでくれる? ――それにさ、そうやってかってな妄想をおしつけて否定されても、俺は、はいそうですか。どうぞご勝手にとしか返せないんだよね。もし弟を否定すれば俺が逆上して殺しあいができるとでも思ってるなら、それもただの妄想だ。ああ、けど、怒ってないわけじゃないよ。それは俺を否定したからじゃない。君が俺の弟をばかにしたからだ。
 もう一度言ってあげるよ。なにも知らないくせに的外れな否定を得意げにして、恥ずかしくないの? 君がしていることはあくまでも自分語りにすぎない。君が語る言葉は君そのものだ」
 たがいに視線をいっさいそらさないまま――、寝台の上で数十秒。
 こぼれた水は、シーツに深い影を落としたまま、色せていた。
「もういいよ」
 さきに折れたのはソウだ。それまで抵抗を見せていた両の腕からもすっかりちからが抜け、投げやりに視線をはずして息をついた。どこか食傷しょくしょう気味に言葉を紡ぐ。
「こんなことをしたって、時間のむだじゃないか。折り合いが悪いことはおたがいにわかってるんだから、こういう無駄ないさかいはやめようよ」
「……キサマ、そのうち死ぬぞ」
「人間なんてそのうち死ぬでしょ」
 ソウはぞんざいに言った。
 こちらを押しのけて身体を起こし、
「ひどいこと言ってごめん。もうお酒は飲まないよ」
 背を向けるように寝台から降り、立ちあがる。スッと背筋を伸ばし、身なりを整える。ややあって、ソウはふりむかないままに言った。
「すこし、頭を冷やしてくるね」
 外套を羽織はおることもなく、ソウはそのまま部屋をあとにした。
「……くだらん」
 薄暗くしんと静まりかえった室内は、しかし、街の音でいささかうるさい。わずらわしい前髪をはらって、寝台の上で座りなおす。足を組んで、またすぐに組みかえて、頬杖をついて、窓外を見やる。
 いらだたしい。
 あの投げやりな態度が、どうにもしゃくにさわる。
 折れればいいだろうと舐めくさっているような、こちらをひとつも見ない瞳。
 それが、気にくわない。
「いいかげん出てきたらどうだ」
 低い声を投げると、口をあけた扉の向こうで、わずかに空気が揺れた。ややあって、亜麻色の髪がひょっこりと顔をのぞかせる。
「キサマも気づいていたんだろう。あの馬鹿者たわけは、ここ数日ろくに飯を食えていない」
「だからって、あんなケンカします?」
 彼はこまったように眉根を下げた。
 あきれたように、廊下の向こうを見やって、それから室内へ。向かいの寝台に腰かけると、三つ編みをほどいてくしを入れる。
「もうちょっと優しくしてあげてくださいよ。ナギにだって、人の心を軽くするのには限界があるんですから」
「同情など腹の足しにもならん」
 くだらない説教を一蹴いっしゅうするように視線をそらす。
 向かいから聞こえてきた、ため息にもならない小さな息づかいを、黒影はそのまま聞きながした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

処理中です...