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弟君を野に放つ
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こないだの事件でギルド内に軟禁されてた時に、ギルドの図書館の本を全部読んだので、ルドの授乳が済んだらすぐに採取へ行けるようになった。
だから以前から行きたいと思っていた東へ。
マリー達の方にはもう行かないって言ったしね。
おばちゃんに授乳してもらったら、お礼を言ってカートにルドを乗せてひいていく。
ガタンガタンしてるけど、授乳直後でルドが気持ち悪くならないだろうか。
ルドは吊り下げた布おもちゃに夢中でご機嫌のまま良い場所に着いた。
ちょっと遠目だけど、こちらは子どもが少な目で、採取しているものも1種類だけのようだった。
私はいつもの薬草だけでなく、ちょっと買取額が上がる他の薬草も取るつもりだ。
先に来ていた子ども達の邪魔にならない場所にカートを停めて、2m四方くらいを全部採取しちゃう。
そこにシーツを敷いて、いざ、ルドを野に放つ。
カートを含めたシーツの周囲をシールド張ってルドがシーツより出ないように閉じ込めた。
ずりばいがハイハイに進化している最中で、動きたい盛りなのだ。
数時間もカートの中では絶対に飽きるよね。
ルドに布ボールを投げておもちゃ投入。
透明のシールドに頭突きしても問題ないように弾力性のあるシールドにしてみたよ。
魔力の暴力でね。
おもちゃを与えたら、外からも侵入できないように制限をつけてしまえば、集中して採取ができる。
ちょっとルドから離れても心配ない。
「ルド、お姉ちゃんはお仕事してくるから、ボールで遊んでてね」
わかってないだろうけど、言葉をかけてからその場を離れた。
徐々に遠くへ。
鑑定とサーチ魔法の組み合わせで、何がどこにあるのかわかるようになったので、採取の手が止まることなく摘んでいく。
もちろんナイフではなく、風魔法でブチっと。
基本、ダース単位での買い取りになるので、1ダース分まとまったら、収納魔法から糸を出して痛めないように結んで束ねる。
そして、なるべく鮮度を落とさないようにするために考えたのが、バケツ。
これは誰もやっていない。
初めてだから効果もわからないけど。
切花をバケツに入れて水に浸けて長持ちさせてたのを思い出して、薬草にも同じ効果があればと思って用意したバケツ。
中に入れたのは私の魔法で出した水。
今日一日やってみて、ギルドへ行く前に鑑定して状態を確認してみるんだ。
ちなみにバケツは以前兄ズとその仲間達に持ってきてもらったゴブリンの盾からとった木材を加工した物。
あと、棍棒もスライスしてバケツにしたよ。
まだ倒木の残りがあったけど、何に使うか決まっていなかった盾だ、今使わずしていつ使うのだ。
ここぞとばかりに盾と棍棒を消化した。
種類ごとにバケツに入れていく。
小さく作ったバケツ、4個を持ち運ぶのが精一杯な5才児の体。
バケツが一杯になったらカートへ置いて、また別のバケツを持って採取に行く。の繰り返し。
時々そうやってカートに戻るので、ルドのそばに来ては少し相手してるからか、ぐずることはなかった。
「でたぞ!」
誰かが叫んだ。
どうやらホーンラビットが出たらしい。
数人の男の子が集まって討伐していた。
この辺はホーンラビットが出るのか。
シールドを自分にもかけて不意打ち食らわないように気をつけよう。
ついでに魔物サーチもかけておこうかな。
お、さっそくサーチにひっかかったホーンラビットを発見。
ちょっとまだ離れた場所にいるけど、ずっと気にするのも採取の妨げになるのでやっちゃおう。
初めての魔法だけど、魔力の暴力でなんでもござれ。
ホーンラビットを一瞬で草の檻に閉じ込めた。
角だけが檻から飛び出して、キーキー鳴いている。
生捕りだ。
前世の私が無駄な殺生はするなと言っているので、帰る時にまた野に放つつもりだ。
そしてまた薬草採取を再開。
今日はいつもよりたくさん採取してるから良い稼ぎになりそうだ。
「おい!また出たぞ!3匹だ!」
さっきの男の子達が立ち向かっていく。
複数のホーンラビットでも連携をとって難なく討伐していた。
彼らはパーティなのかな。
仲が良い。
おっと、私のウサギちゃんの辺りにもまたホーンラビットが集団で現れた。
あれ?
なんか多くない?
男の子達も気づいてくれてこちらへ集まって迎撃してくれたんだけど、私も魔法で生捕りだ。
「なんだこれー!?」
男の子達が驚いているのは檻だ。
「キーキー鳴いてるのって、仲間呼んでるんじゃね?」
え。
それは知りませんでした。
「これって、もしかして君?」
ユーリと同じくらいの歳の男の子が私に話しかけてきた。
「うん・・・・・・」
「そっか。仲間呼んでるみたいだから殺しても良いかな?」
「うん・・・・・・やって・・・・・・」
お任せするとみんなで手早く殺してくれた。
ホーンラビットは討伐されて、野に放つことはなくなりました。
「ねーねー、角だけちょうだい」
「角だけ?肉は買い取ってもらえるぞ?」
「角だけ。肉は迷惑料でお兄さん達にあげる」
「なら、遠慮なくもらうか。おーい、草の檻に入ってるやつは角をこの子に渡してくれ。肉は貰ったから山分けだぞ!」
男の子みんな喜んですぐに角を回収してきてくれた。
そして草の檻を崩壊させた。
今日は肉食べ放題だな!なんて喜んでる男の子達、ホーンラビットを呼び寄せたことをなんとも思ってないのか、ありがとうと言ってくれた。
男の子って、優しいなぁ。
東側で平和に採取ができそうで良かった。
だから以前から行きたいと思っていた東へ。
マリー達の方にはもう行かないって言ったしね。
おばちゃんに授乳してもらったら、お礼を言ってカートにルドを乗せてひいていく。
ガタンガタンしてるけど、授乳直後でルドが気持ち悪くならないだろうか。
ルドは吊り下げた布おもちゃに夢中でご機嫌のまま良い場所に着いた。
ちょっと遠目だけど、こちらは子どもが少な目で、採取しているものも1種類だけのようだった。
私はいつもの薬草だけでなく、ちょっと買取額が上がる他の薬草も取るつもりだ。
先に来ていた子ども達の邪魔にならない場所にカートを停めて、2m四方くらいを全部採取しちゃう。
そこにシーツを敷いて、いざ、ルドを野に放つ。
カートを含めたシーツの周囲をシールド張ってルドがシーツより出ないように閉じ込めた。
ずりばいがハイハイに進化している最中で、動きたい盛りなのだ。
数時間もカートの中では絶対に飽きるよね。
ルドに布ボールを投げておもちゃ投入。
透明のシールドに頭突きしても問題ないように弾力性のあるシールドにしてみたよ。
魔力の暴力でね。
おもちゃを与えたら、外からも侵入できないように制限をつけてしまえば、集中して採取ができる。
ちょっとルドから離れても心配ない。
「ルド、お姉ちゃんはお仕事してくるから、ボールで遊んでてね」
わかってないだろうけど、言葉をかけてからその場を離れた。
徐々に遠くへ。
鑑定とサーチ魔法の組み合わせで、何がどこにあるのかわかるようになったので、採取の手が止まることなく摘んでいく。
もちろんナイフではなく、風魔法でブチっと。
基本、ダース単位での買い取りになるので、1ダース分まとまったら、収納魔法から糸を出して痛めないように結んで束ねる。
そして、なるべく鮮度を落とさないようにするために考えたのが、バケツ。
これは誰もやっていない。
初めてだから効果もわからないけど。
切花をバケツに入れて水に浸けて長持ちさせてたのを思い出して、薬草にも同じ効果があればと思って用意したバケツ。
中に入れたのは私の魔法で出した水。
今日一日やってみて、ギルドへ行く前に鑑定して状態を確認してみるんだ。
ちなみにバケツは以前兄ズとその仲間達に持ってきてもらったゴブリンの盾からとった木材を加工した物。
あと、棍棒もスライスしてバケツにしたよ。
まだ倒木の残りがあったけど、何に使うか決まっていなかった盾だ、今使わずしていつ使うのだ。
ここぞとばかりに盾と棍棒を消化した。
種類ごとにバケツに入れていく。
小さく作ったバケツ、4個を持ち運ぶのが精一杯な5才児の体。
バケツが一杯になったらカートへ置いて、また別のバケツを持って採取に行く。の繰り返し。
時々そうやってカートに戻るので、ルドのそばに来ては少し相手してるからか、ぐずることはなかった。
「でたぞ!」
誰かが叫んだ。
どうやらホーンラビットが出たらしい。
数人の男の子が集まって討伐していた。
この辺はホーンラビットが出るのか。
シールドを自分にもかけて不意打ち食らわないように気をつけよう。
ついでに魔物サーチもかけておこうかな。
お、さっそくサーチにひっかかったホーンラビットを発見。
ちょっとまだ離れた場所にいるけど、ずっと気にするのも採取の妨げになるのでやっちゃおう。
初めての魔法だけど、魔力の暴力でなんでもござれ。
ホーンラビットを一瞬で草の檻に閉じ込めた。
角だけが檻から飛び出して、キーキー鳴いている。
生捕りだ。
前世の私が無駄な殺生はするなと言っているので、帰る時にまた野に放つつもりだ。
そしてまた薬草採取を再開。
今日はいつもよりたくさん採取してるから良い稼ぎになりそうだ。
「おい!また出たぞ!3匹だ!」
さっきの男の子達が立ち向かっていく。
複数のホーンラビットでも連携をとって難なく討伐していた。
彼らはパーティなのかな。
仲が良い。
おっと、私のウサギちゃんの辺りにもまたホーンラビットが集団で現れた。
あれ?
なんか多くない?
男の子達も気づいてくれてこちらへ集まって迎撃してくれたんだけど、私も魔法で生捕りだ。
「なんだこれー!?」
男の子達が驚いているのは檻だ。
「キーキー鳴いてるのって、仲間呼んでるんじゃね?」
え。
それは知りませんでした。
「これって、もしかして君?」
ユーリと同じくらいの歳の男の子が私に話しかけてきた。
「うん・・・・・・」
「そっか。仲間呼んでるみたいだから殺しても良いかな?」
「うん・・・・・・やって・・・・・・」
お任せするとみんなで手早く殺してくれた。
ホーンラビットは討伐されて、野に放つことはなくなりました。
「ねーねー、角だけちょうだい」
「角だけ?肉は買い取ってもらえるぞ?」
「角だけ。肉は迷惑料でお兄さん達にあげる」
「なら、遠慮なくもらうか。おーい、草の檻に入ってるやつは角をこの子に渡してくれ。肉は貰ったから山分けだぞ!」
男の子みんな喜んですぐに角を回収してきてくれた。
そして草の檻を崩壊させた。
今日は肉食べ放題だな!なんて喜んでる男の子達、ホーンラビットを呼び寄せたことをなんとも思ってないのか、ありがとうと言ってくれた。
男の子って、優しいなぁ。
東側で平和に採取ができそうで良かった。
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