神々の娯楽に巻き込まれて強制異世界転生ー1番長生きした人にご褒美有ります

始まり〜シイ村

天に召されたよ

『異世界メーカー』



それは、小説や漫画、アニメなどで異世界ストーリーを創り出す人のこと。



異世界という自由な創造。
素敵だよね！
魔法なんてめちゃくちゃ憧れだし！
空飛びたいし！
金髪イケメンマッチョに口説かれたいし！
時間や規則に縛られない自由な生活、サイコーだと思うよ！



いつもそんなこと考えている私は、異世界に飢えている。
きっと私だけじゃない、世界中の人たちも異世界に飢えていると思う。


いろんなアプリやサイトでたくさんの異世界メーカーさんの作品を拝読してきたけど、読んでも読んでも飢えが満たされない。
過去の作品を検索して片っ端から読んでみても、新着の作品を読んでも満たされない。

もっともっとーーーー！と異世界を欲しているんだ。

最近なんて更新待ちの作品がうん十超えてしまったよ。
ほんと待ってられない。

毎日更新する異世界メーカーさんもいるけど、更新が止まってしまった方もいる。
悲しい！
おもしろい作品は特に！特に！！特に！！！

更新を心待ちにしているー－－－！！！！！


飢えて干からびそうになった時に、試しに小説を書いてみたら、自分が異世界メーカーになったということに気付いて嬉しくなっちゃったよね。
その小説が面白いかどうかはともかくとして。

投稿したサイトは、読んでくれた人がいるとポイントとして目に見えるようになっている。
お気に入りやしおりなんかもできて、待ってくれている人がいるんだなと思うとモチベがあがるあがる。
こんな素人の小説を読んでくれてありがとう、と感謝しながら毎日毎日飽きもせず、執筆読書執筆読書を繰り返していた私はおばあちゃん。

もう体もろくに動かない。
もともと動くのが好きでないし。
ご飯は娘家族が運んでくれるから、私はテーブルに座るかトイレお風呂に行くか、ベッドに寝るかしかしてなくて。

今日も今日とて執筆読書をしていたら、ひどい頭痛に襲われた！

あー、これはスマホの画面見過ぎで脳みそイカれちゃったって頭痛ですね･･････

執筆中の小説が途中で止まってしまうパターンだわ。
作者死亡で音信不通になるってパターンだわ。

まぁ、こんなこともあろうかと、サイトの自己紹介欄には高齢のため死亡により音信不通になる可能性がありますって表記しといたよ。

お世話になってる娘ちゃんたちにも遺言は残してあるから、何も心配はないわ。

思い残すことはありません。
成仏しまーす！

そして視界がブラックアウト。

みなさんさよなら、ありがとー！