魔法使い君の日常

佐々木猫八

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だって欲しいんだもん

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結局、勇者の大人(?)買いを阻止できず・・・

グミ全種類
ミニブ●ボンシリーズ全種箱買い
うまか棒全種類の大人袋
キッ●カット徳用✕3袋
煎餅いろいろ
チロ●チョコ箱買い✕5
などなど

上げたら切りが無い。
それがアイテム袋にみっちり収納されているのを考えて、魔法使いはげんなりした。
飲み物も炭酸水ソーダ系が中心で、甘さが爆発している。
絶対体に悪い。
いや、確実に人体に影響が出るレベル。
勇者は体も勇者だから大丈夫なのだろうか?
もはや勇者は人外かもしらん。


まだ物色しようとしている勇者を止めるのを諦めて、魔法使いは自身の準備に取り掛かる。
勇者は食玩売り場で留まっているので、少し離れても大丈夫だろう。

魔法使いはそうっと離れて、飴コーナーへと向かった。
本を読みながら糖分を補給するなら飴が最適だ。
もしくはガム。
でもガムは噛んだ後にゴムが残るから却下。
グミは直ぐに無くなるし、やっぱり飴が読書のお供に最適だと魔法使いは確信する。

ぽいぽいぽい

色々なフルーツ味の入った飴
爽やかなミント味の飴
眠気覚ましの珈琲飴
缶詰入の飴も入れておこう。

まあ、大人買いはせずそこそこ買う。
無くても読書はできるし。

一度、勇者の様子を見に行く。
今度は当たり駄菓子のチョ●バットを真剣に見ていた。
一つ一つ見て「これはハズレっぽいな、いやアタリ、ホームランか?2アウトの可能性も・・・」と呟きながら吟味していた。
そこは大人買いしないのか・・・箱で変えば1本くらいホームラン出そうなもんだけれど。
まだ勇者が大丈夫そうだったので、魔法使いは書籍コーナーへダッシュする。
日頃走らないので息が切れる。
く、苦しいっ!

ぜーぜーぜー

書籍コーナーで手当たり次第に新刊の魔導書を買い漁る。
月刊誌や週刊誌は直ぐに読み飽きて下手したらゴミ行きなので買わない。
最新情報欲しいけど、あの論文の続き気になるけど買わない。
旅は最小限のアイテムで、が好ましいのだ。
どさどさどさ、とレジに書籍を積み大人買いして本屋の店員を困らせた魔法使いは急いで戻る。

戻ってみると勇者の両手のカゴには山盛り一杯うのお菓子が入っていた。
あまりの量に

戻してきなさい!

とも言えず、勇者と魔法使いはお家計を済ませるのだった。
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