魔法使い君の日常

佐々木猫八

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休息の街にて1

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~~~♪

勇者一行は深い森を抜け、街道を徒歩でひたすら懸命に進み、漸くまともな宿屋のある街へと辿り着いた。
一行は一目散に宿屋へ行き記帳する。

「じゃ、魔物を倒しまくって資金に余裕があるし、ひとり一部屋でいいよな!決まり!」

金銭管理を任されている盗賊が、じゃりじゃりの厚手の布袋を掲げて取り仕切る。

「「「賛成!」」」

(久しぶりに気が休まるぜ、ずっとの索敵も楽じゃねーな)
(ようやく眠れる、流石に辛い…)
(この街にはカジノがあったはず!魔法使いを誘って幸運を上げて荒稼ぎしましょうかね♪)
(大人数部屋なら魔法使いと接触するチャンスが増えたのに!くそっ!くそっ!)

「装備の点検とかで暫く滞在するんで、そのつもりで!そんじゃ、部屋鍵渡すな」

5部屋借りて、入口に勇者、剣士、賢者、盗賊、魔法使いが一番奥となった。

(⁠゜⁠o⁠゜⁠;ハナレテルヨ?

「じゃ、荷物置いたら夕食な、食堂に集合ってことで、解散!」

盗賊の合図で各自荷物を運び込む始める。
部屋は二階の奥から詰める形となる。
勇者は鍵を握りしめると、自身の荷物を担ぎ上げ、しょんぼり(´・ω・`)と階段を登っていった。


~~~♫

夕方になり、日が沈むと大抵の宿屋の食堂は酒場を兼ねる。
賑やかな雰囲気になり一気に騒がしく人が溢れる。

「「「「「カンパーイ!!」」」」」

勇者は旅の疲れを取るべく、仕事のあとの1杯に興じた。

「いやー、冷えたビーラは最高だぜ!」
「ここの冷酒、いけるな」
「芳醇なナインの香り渋み、堪りませんね」
「(魔法使いのグラスの持ち方可愛い)グビグビ」
「(こくこくこく)カルーナミルク、最高」

久々のまともな食事と酒のせいでついつい量が進み、五人の会話も弾む。
今日は楽しい夜になる、筈だった。
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