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休息の街にて2
しおりを挟む「はぁ、先に上がるよ」
小食の魔法使いは席を立つと杖を持ち、少しづつふらふらとしながら2階へと上がっていった。
小食とはいえ何時もよりも進んでいたし、飲む量も多かった。
癖で観察していた盗賊はちょっと心配にはなったものの、勇者はまだ食事に気が向いている。
自分が抜けても暫くは大丈夫だろう。
盗賊は「ちょっと部屋戻って来るわ。また帰って来るから俺の飯、食うなよ」と言い席を立つ。
「はーい」と呑気に応える仲間たち。
盗賊は軽い足取りで2階へと向かった。
盗賊は職業柄、ほぼ酔わない。
正確には酔わないようにできるよう体質調整が出来るよギルドで訓練する。
酔うこともできる。
潜入調査や聞き込みで使えるからだ。
今は、酔ってない状態だ。
盗賊は耳も、良いし、目ざといし、感も良い。
だから、魔法使いの部屋の方から息苦しい声が聞こえてきた。
(体調不良か?!まさか毒か?)
盗賊は魔法使いの部屋の扉に駆け寄り、盗賊らしく聞き耳を立ててみた。
「あ…、あん…、はぁ…」
魔法使いの声が聞こえるだけで、他の声は無い。
盗賊は直ぐに乗り込みたいのをぐっと我慢する。
もし中に敵が居れば魔法使いだけでなく、自分も、危ないからだ。
だが、そうなのだが…
まず鍵を確認する、掛かってない。
(好きなやつが苦しんでるんだ!助けなくてどうする!!男だろ!!)
盗賊は、意を決して飛び込んだ!
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