異世界転生(仮タイトル)

きこり

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第16話「初登校(姉)」

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3月1日。姉が初登校する日の朝。ロランを含め家族全員で朝食を済ませる。
後片付けをして洗濯。洗濯物を干したら出発する。

「それじゃ行ってくるわね」

とママ。姉はパパとママに連れられて出発した。
ロランと二人っきりになる・・俺は気まずい

「じゃあそうじしよう」

「そうね」

二人で家の掃除を始めた。
棚や照明の埃を落とす。照明は魔道具だ。そして床をモップで拭いて行く。

「エディ、床を拭く時に魔法陣を書く感覚ですると良いよ」

「何かこうかあるの?」

「ないよ」

(ないのかよ)

「魔法陣を付与する時の感覚を掴め安いと思ってね」

そう言う事ならそうしよう

一通りする事は終わった。そうしたらロランが結構使い込んだ本を出してくる。

「それじゃ国語の勉強しましょう」

「こくご?」

本を見る

「私がこの国の言語を覚える時に使った本よ」

(ふむふむ)

一人で意識していた自分が馬鹿らしくなってきた。なので勉強をする。
言葉は何故かほぼ分かるので、文字の勉強が中心になった。


ーーーーー


エルSide

私はパパとママに連れられて大きな建物の前に来ていた。この街ってこんなに人が居るの?って思うぐらい子供が多い。

「さ、まず先生に会って行こう」

パパに手を繋いでもらって中に入る。すごく緊張する
そして教員室に入る。

「お・おはようございます」

「やあ、おはよう。エディットのとこのエル君だったかな?」

初老の先生が話しかけて来た。私は頷く

「フィル先生、お久しぶりです」

パパがそう言いママと一緒に頭を下げる。パパを見る

「恩師なんだよ」

そう言って私の頭に手を置く

「ハハハッ、エディット達には入学早々から手を焼かされたからな」

「そうなの?」

「ああ、初日にジャンと喧嘩になるしな。その後は二人して悪さばっかりだ」

パパは恥ずかしそうに頭をかく

「勉強だけは出来たもんだから王都の学園に行ったのだが・・」

「いや、先生、それは・・」

パパは止めようとするが止まらない

「王宮からこの二人にどんな教育したんだ?と叱られてな・・」

パパの意外な一面を知った

「落ち着かせる為に両親とも相談して冒険者をやらせたんだ。まあそれが良かったのかもな」

(パパが冒険者になるのに反対しないのはそれでかな?)

「パパ何をやったの?」

フィル先生が答える

「王都には優秀で魔法使いを目指す者が多くてな。喧嘩になって魔法を使わせる間もなく皆殴り飛ばしたそうだよ」

「パパ昔から強かったんだね」

「物は言い様だな」

フィル先生は私の反応に呆れた顔をする

当時のエディットには魔法が使えない事が劣等感になっていた。ジャンは面白がっていただけだ。
エディットがエルの望みを叶えようとしているのは、そう言う一面があったからかも知れない。

「そろそろ時間だな。自分で皆に挨拶出来るかい?」

「はい」

パパの話を聞いて緊張が解けたエルだった

「それじゃ、行って来るね」

パパに向かってそう言い、先生について教室に向かった。
1学年に4組の教室があり、1組約20人程の子供が学んでいた。エルが入ったのは3組だ。

無事に挨拶を済ませ、前から3番目の窓側の席に座る。
他の子供たちもエルに興味津々である。友達が沢山出来そうでワクワクするエルだった。


ーーーーー


冒険者Side

俺の名はスキナー。銅板の冒険者だ。たまに俺をスキンヘッドと呼ぶ奴が居る。
これはハゲているのでは無い。俺はまだ20代(29)だ。

前髪の所が怪しいからと言って剃ったのでは無い。スキンヘッドが気に入ってるんだ・・うん。

今は冒険者の仕事の他に、不審人物を見つけた場合には身元確認をする事になっている。
抵抗されればとっ捕まえる。それだけの事だ。

そして一人で仕事を受ける事も禁止されている。今はトッドと一緒に行動していた。
女性と一緒が良かったなんて思っていない

「しかしこの地に喧嘩売るバカが居るのかね?」

トッドが答える

「まあ嫉妬してる国は多いだろうな」

「ああ。アオキの恩恵を受けれなかったゼフィラムとか迷惑しかかけないしな。でも戦争は無理だろう」

「だから地龍なんじゃねーか?」

「それも効果無いって分かったと思うんだけどなあ」

「そうだと良いが。ゼフィラムの冒険者が入国した形跡は?」

「今の所無いらしい。まあ軍隊を銀板の冒険者にしてスパイにしてた国だからな。何処でもお断りだろ」

「表立った行動は無しか。怪しいな」

「トッドはどう思う?」

「この地を攻めたと言うより、戦力評価かもな」

「戦力?俺らが出くわしたのが運の尽きだったな」

「いや、冒険者ならわざわざ地龍を引っ張って来る意味は無いだろう。犯罪者を放り込んだ方が早い」

「何だそりゃ?それじゃ近代魔法でも見たかったのか?」

「そう言えばロランが前もって仕事を受けていたな」

「・・・」

「・・・スキナー!」

「ああ」

可能性の一つだが、2人にある仮説が成り立つ。そしてロランの状況は冒険者ギルドで会った時に知っている。

「ジャンには伝えておこう。エディットにはまだ黙っておけ」


ーーーーー


領主Side

ロバルデュー領の領主、ジャン・シルヴェストセイジが王宮から届いた手紙を読み終え、ため息をつく。

「どうなさいました?」

黒髪の執事が心配そうにする

「あー、国としては動けないそうだ。相手の目星がついてる様だな」

「ふむ。となるとゼフィラム帝国辺りですかな?」

「理不尽ないちゃもんを付けてくる国だ。揉め事は避けたいんだろう」

「では、冒険者で対応しろと?」

「ああ、ここならそれが出来ると思ってるんじゃねーか?」

「今の王は、ずいぶんこの地に甘えますな」

「シルヴェストセイジなんて大層な名前までくれやがって、あのじじい」

「期待しておられるのでしょう」

「親父もずいぶん利用されたから帰って来ねーんだろ」

「はっはっ、ロバルデューの名は外交の良い武器になりますからな」

「やれ、せっかくロランの方が片付いたのに面倒事がまたやって来るとは・・」

「エディットの所で大丈夫でしょうかな?」

「うまい事にエディットの子に懐いてるからな。なかなか聡明だしブレーキ役には良いだろう」

「近代魔法を教えて大丈夫でしょうか?」

「ああ、あの二人は心配無い。この目で確認した。それ所か封印されてる技術書と指南書も開けるかも知れんな」

「ロランでも無理でしたが・・」

「エディは何か違った物を感じたんだ。もしかしたら初代もあんな風に見えたのかも知れんな」

「そこまでですか?」

「ま、期待せずに成長を待つとするよ。頼むぜ」

「ええ。あの姉弟はしっかり教育してみせますよ」

「逃げ出さない様にしてくれよ?エディットに顔向け出来なくなる」

「お任せください」


ドアがノックされ、メイドが入って来る

「領主様、冒険者の方が来ておられます」

「冒険者?」

「トッドとスキナーと名乗っておりますが?」

「わかった、すぐ行くと伝えてくれ」

「かしこまりました」


ーーーーー


国語の勉強を終え、今はロランと昼食を作っている。一人暮らしをしていただけに、ロランは手際が良い。
俺は弁当箱を3つ用意し、料理が完成するのを待っていた

「ふふ、新婚みたいね」

(3歳児相手に何言ってんだ?)

適当に話を流し、野菜を洗う。そして出来上がった料理を2人で弁当箱に詰めた。
帰りの時間がまだ分からないので洗濯物を入れておく。

弁当をリュックに入れてポルに乗った。

「ねえちゃん待ってるかな?」

「まだ終わって無いと思うよ?」

図書館での勉強初日なので時間がどうなるのか分からず、早めの出発だった。

まず冒険者ギルドに到着し、ポルを預ける。冒険者の馬なら数時間程預かってもらえるのだ。
そうして図書館に向かった。

公園の日時計ではまだ2刻半(約11時)を過ぎた所。図書館に入り、何か本を探す。

「何か読みたいのある?」

「ろらんはよくしってるの?」

「たまに暇つぶしに来ていたからね」

そこでふと思った

「ろらんの国ってどこなの?」

ロランは世界地図を手に取り開く。真上が北になっていた

「ん~、ここね」

指をさした場所は遠かった。レヴィネール王国より遥か西の方だ。とても遠い
前世の大陸で考えてみる。ここが中国の内陸だとすれば、アルファティ教国はヨーロッパぐらいになる。

「こんなとおくから来たの?」

ロランは頷く。そして母国から北の方を指さす

「この辺りも魔獣がとても多いわ。そしてドラゴンが居るの」

「どらごん!」

前世の記憶がある俺には、夢の生物だ

「みたことある?」

「あるよ。ほんとに見ただけね。私の国では聖獣の一つなの」


そして指を東側(横)にずらしていく。この国にも繋がっている山脈に止まる

「ここにはフェンリルと呼ばれる聖獣が居るわ」

(でっかい狼だっけ?)

「つよいの?」

「怒らせたら国が滅ぶって言われてるね」

「へ~。どんななの?」

「白銀の毛並みに覆われたとても美しい狼。ジャンプ一つで山を一つ越えると言われるよ」

「はくぎんかあ、ろらんみたいだね」

ここで要らん事を言ってしまった。ロランは赤くなりながらキスをしてくる


ここ図書館だよー

ーーーーー

地図に戻る。山脈より北にある大地から海岸に円を書く

「ここは亜人達が居るわ。人族との交流はほぼ不可能ね」

「あじん?」

「オークやオーガ、リザードマン達ね」

(ヤバそうな土地だ)


今度は山脈の南側(下側)に指をさす

「この辺りがエルフの国」

「ふぇるぶさんはここから?」

ロランは頷く。地図で見ても森が深そうだ

「他にドワーフ達も居るよ」

(居たんだ)

「けんかしたりしないの?」

「とても仲が良いって聞いてるよ。喧嘩をすると精霊王が怒るの」

「せいれいおー?」

「エルフやドワーフしか見えないから、私たちは会えないわ」

(なるほど)


指はさらに南に行きインドの様に海に飛び出た部分を中心に円を書く

「この辺りに獣人の国がいくつかあるの。その全てを纏めてるのが獣王」

獣王。強そうだ

「つよそうな名前」

「めちゃくちゃ強いわ。フェンリルの様な聖獣と同等よ」

「がるべすさんよりつよいの?」

「相手にもならないと思うよ」

ヤバいな。喧嘩売っちゃいけないNo1かも知れない


そして指は海に辿り着く

「ここにはクラーケンを頂点に海の魔物がいるの」

でっかいイカかタコだっけ?


そして指は下半球の大陸に移る

「ここが魔王国。魔族にしか暮らせない大陸なの」

「どうしてまぞくだけ?」

「不死者が居るからよ。この大陸の王者は不死王。その隣人になれるなんて魔族ぐらいね」

(魔族すげーな。ゾンビとか絶対会いたく無い)

※不死者。大昔、まだ人の国が出来る前に移り住んだ人々のなれの果て


「他にある島々には、固有の亜人が居るよ」

指は元の大陸に戻る。前世の大陸で言えば、およそ中国の辺り

「この辺は私の故郷の様に、人々の国がいくつかあるわね」

その北側、山脈寄りがレヴィネール王国か。そして北から北東に北の大森林

「ここも何かいるの?」

聞いてみた

「ここにもドラゴンが居るわよ。さっきのドラゴンと違うけど」

(いるんだ)

「とても温厚なの。牛ぐらいにね」

「そうなの?」

「人族でも、たぶん一緒に昼寝ができるぐらい?」

(ドラゴンと昼寝とか前世では想像もつかないな)

「会ったの?」

「ええ。騎士団の演習のサポートでね。フェルヴに連れられて行ったの」

(冒険者はそんな仕事もあるのか)


世界地図を見ながら聖獣と王達を考える

「こうして見ると人族ってちっぽけだね」

「そうね。でも、どんな者達でもアオキには敵わないそうよ?」

「そうなの?」

「魔族と不死者達にも小競り合いがあったらしいけど、アオキが不死王を懲らしめて話を着けたの」

「ええ・・・」

「獣人国同士のトラブルって多かったらしいけど、アオキが獣王を懲らしめてきちんと治世する様になったの」

「・・・」

「フェンリルもドラゴンもアオキに懲らしめられて、人族を襲ったり脅したりしなくなったの」

「・・ 」

「巨大なクラーケンはアオキに駆逐されて、以前より安全に海を渡れる様になったの」

「・  」

「北の大地の亜人達はアオキが怖くて山脈を越えなくなったわ」

「   」

「もしかしてろらんも出来ちゃったり?」

「近代魔法で出来たなら出来るかも?」

(・・・)

一番ヤバいのはロランでした


ーーーーー


そう話してると姉ちゃんが図書館に入ってきた。

「ねえちゃん、おかえりー」

「ただいまー・・って図書館だよね」

「べんとうあるよ」

「嬉しいっ、公園に行こ」

図書館での飲食はダメなので公園に行く。キャンプで使う様なシートを敷いて3人で弁当を食べた。

「学塾どおだった?」

ロランが姉に聞く

「楽しいよ!友達も増えたの」

とても楽しそうだ。やっぱりこれで良かったのかな?

「勉強の方は?」

「簡単っ」

計算はママが教えてくれたし、文字もアオキ・セイジ・ロバルデューを読めるぐらいになっている。
歴史も一緒に学んで魔法陣ももう書けるのだ

「今は良いけど、だんだん難しくなるからね?」

「うん。先生にも言われた」

ちょっとしょんぼりする姉ちゃん。助け船を出す

「きょうよう語よりはかんたんだよ」

「そうねっ」

そう返事してニッコリ。そう、この後共用語の勉強があるのだ


休憩したあと3人で図書館に向かう。
中にはお祭りで肉を焼いてたナイスミドルなおじさんと子供が2人待っていた。


※次回は勉強回です。読まなくても本編に影響は無いです。
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