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Mr.Six

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封印の扉と試練の紋章

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リクトたちは守護者との戦いを乗り越え、祭壇の奥へと進む道を見つけた。その先には、巨大な扉が待ち受けていた。扉には精密な彫刻が施されており、幾何学模様と文字が複雑に絡み合っている。

「これが遺跡の最奥部……?」
リクトは剣をしまい、扉に近づいて慎重に観察する。

リナが本を開き、扉の模様と本の中に描かれているものを照らし合わせた。
「間違いないわ。この扉は、あの本と関連している。けど……開けるためには何か条件が必要みたいね」
彼女の声には、わずかに緊張が混じっていた。

「また守護者みたいなのが出てくるのか?」
ガロンが大きな斧を肩に担ぎながら尋ねる。

「それならもう一度やっつけるだけだ。けど、まずは何をするべきか調べないとな」
アークが扉を指差し、注意深く周囲を見回した。

扉の前には、五つの円形の台座が並んでいた。それぞれの台座には違う模様が刻まれており、その一部が薄く光っている。

「これ、台座の上に何かを置く仕組みみたいだな」
アイシャが近寄り、模様に手を触れた。

「でも、ここには何も置かれてないわよ。何を乗せればいいの?」
彼女が困惑していると、リナが台座の周囲を調べ始めた。

「模様が何かを示しているんだと思う。これ、本に書いてあった記号と一致してる。もしかしたら、この遺跡のどこかに置くべきものが隠されているんじゃないかしら?」
リナの言葉に全員が顔を見合わせた。

「ってことは、まだ探索が必要ってことか……くそ、簡単にはいかないな」
ガロンが頭をかきながら不満そうに呟いた。

「分かった。全員で周囲を調べよう。台座のヒントになりそうなものを見つけ出すんだ」
リクトが全員に指示を出し、それぞれが分かれて調査を始めた。リクトたちは扉のある部屋を起点に、広がる遺跡内を一つ一つ慎重に探索していった。通路や壁には奇妙な彫刻がいくつも施されており、それらを手がかりに隠されたものを探す。

リナが壁に描かれた模様に気づき、その線を指でなぞった。すると、壁の一部が静かに音を立てて開き、中から青白く輝く小さな石が現れた。

「これ……たぶん台座に置くものだわ!」
リナが石を持ち上げ、リクトたちの元へと戻る。

彼女が戻った頃には、ガロンとアークもそれぞれ別の場所で同じような石を見つけていた。三つの石を手にしたリクトたちは、残りの二つを探すべくさらに奥へ進んだ。奥へと進むにつれ、遺跡の空気がまた変化していった。霧が立ち込め、視界が次第に悪くなる。

「またか……この霧、嫌な感じがするな」
アークが剣を構え、警戒を強める。

「気をつけて。霧の中、何かいるかもしれないわ」
リナが静かに言った直後、霧の中から影が浮かび上がった。

それは人間のような姿をしていたが、顔は朧げで判別できない。影は無数に現れ、リクトたちを取り囲むようにして揺れ動いていた。

「なんだこいつら……敵なのか?」
ガロンが低く唸る。

リクトは冷静に剣を構え、影の一つに向かって斬りかかる。だが、剣は空を切るだけで影に触れることはできなかった。

「物理攻撃が効かない!?どうすればいいんだ……!」
アイシャが矢を放つも、結果は同じだった。

「待って!これ、ただの敵じゃないかもしれない!」
リナが叫び、慌てて本を開いた。

本の中には「影の試練」と題されたページがあり、そこには「影に向き合い、真の姿を見極めよ」と記されていた。リナはその文章を読み上げ、仲間たちに伝える。

「真の姿って……どうやって見極めるんだ?」
アークが霧の影をにらみつけながら言う。

「たぶん、これに触れるんじゃなくて、自分自身を知ることが試練の鍵なんじゃないかしら。影は私たちの心を映しているのかも……」
リナの言葉にリクトはハッとする。

「じゃあ、恐れるなってことか。分かった、やってみる」
リクトは深呼吸をして剣を下ろし、影を正面から見つめた。

その瞬間、影が動きを止め、次第に霧と共に薄れていく。そして霧が完全に晴れると、そこには四つ目の石が転がっていた。四つ目の石を手に入れたリクトたちは扉の部屋へと戻り、五つ目の石を探すべく部屋内を再度調査した。リナが扉の彫刻を慎重に観察していると、模様の一部が隠しスイッチのようになっていることに気づく。

「ここを押してみるわ」
リナがスイッチを押すと、扉の上部から最後の石が降りてきた。

「やったな!これで五つ揃った」
ガロンが笑顔で石を拾い上げた。

全員が台座の前に集まり、それぞれの石を対応する模様の台座に置いていく。すべての石が収まると、扉が低い音を立てながらゆっくりと開き始めた。

その先にはさらなる闇が広がり、冷たい風が吹き抜けてきた。

「行こう。これが遺跡の本当の試練の始まりだ」
リクトが前を向き、仲間たちもそれに続いた。
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