美しい殺し屋

ミニマリスト憂希

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ボディーガードの依頼①

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ムーのカクテルバー

カランッ カランッ

「おや 美月さん!」

「ムー…」

「昨日はどうしたんですか?
真君が待っていましたよ」

「ライブ後で疲れてたの ごめんなさい」

「私は構いませんが 真君が…」

「真は?」

「奥で拗ねて ずっと射撃訓練してます」

「じゃあ」

美月は奥へ行き
射撃訓練場へ

バンッ!バンッ!
バンッ!バンッ!

5発中 4発がど真ん中へ

「うん なかなか精度が上がってきてる
じゃない!」

振り向く真 美月が褒めてくれ
喜んだ

「でもまだまだ 美月には程遠いよ」

「そんなことないわ
その歳でその腕前だもの…」

「美月 昨日はどうして来なかったの?」

「ぅん ちょっとね」

「そっか ちょっと 休憩してくる」

美月は1人射撃訓練へ

お気に入りのリボルバー銃を手にし
6発弾を込める

ガチャン

ドンッ!
ドンッ!
ドンッ!
ドンッ!
ドン!ドン!

「そんな…」

6発中6発ともバラバラの場所に命中

「うっ…痛い!」

頭を抑える美月だった
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