美しい殺し屋

ミニマリスト憂希

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初めての依頼①

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ムーのカクテルバー

「ここは?」

「私がいつも仕事場よ」

「カクテルバー?」

「ふふ 気にしないで」

カランカランッ

「いらっしゃい ああ美月さん」

「こんにちはムー」

「仕事の依頼…きてますよ」

「さてと 座りなさい」

「う、うん…」

背の高い椅子によじ登る様に座る真

「その子が例の…」

「ええっ」

「こんにちは えっと」

「まことです!」

「こんにちは まこと君!
私はこのバーのマスターのムーです」

「よろしくお願いします!」

「ははっ 礼儀正しい子だね」

「そうよー私の躾が良かったからよ」

「美月さんの躾ねー」

「なによ?」

「いえ」

「真君 飲み物は何がいいかな?」

「えっとアップルジュース!」

「はい」

グラスにアップルジュースを入れてくれたムー

ちゅー

ストローで美味しそうに飲む真

「ところで依頼は?」

「ええっ 殺しの依頼が…」

「内容は?」

「お姉さんを殺された妹さんの依頼です
殺して欲しい相手はお姉さんの元交際相手です。どうやらお姉さんを殺したのはその元交際相手で警察は証拠不十分で起訴出来なかった様ですね」

「わかったわ!その依頼 引き受けた!」
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