美しい殺し屋

初めての依頼②

美月は真を連れ
依頼者の話を聞く為 喫茶店へ

カランッ

「いらっしゃいませー！」

依頼者を探す美月

「赤色の服…」

赤色のセーターを着た女性の元へ

「美月です」

「えっ？あなたが…？」

「ええっ、こう見えても…」

「そうですか…その子は？」

「見習いの研修みたいなものです」

「そんな子供が…女性に子供…」

「何か？」

「い、いえ 依頼を引き受けて頂きありがとうございます」

「はい では本題に入ります
交際相手が貴女のお姉さんを…？」

「はい あの男は最低な男です
女遊びはするし
金使いは荒く
姉はいつもお金を渡してました」

「なぜお姉さんはそんな男と…」

「さぁ 私も別れた方がいいと言っていたんですが…
姉は情深い人だったので…」

「そんなお姉さんが殺されるなんて…」

「あの男はある日 姉に金銭を要求して
姉が渡すのを拒むと何度も何度も姉の顔を殴ったそうです…
顔がパンパンに腫れるぐらいまで…」

「…」

「姉は病院へ運ばれましたが
そのまま病院で亡くなりました。
私は病院で姉の…あの腫れた顔を見て
誓いました。あの男を同じ目にあわすと…」

「なぜ逮捕されないんですか？」

「あの男の後ろにはヤクザの父親が居て
警察に賄賂を渡しているようで」

「ヤクザが警察に賄賂？」

「ええっ 何が正義か…」

「分かりました このご依頼必ず…」

「お願いします。」