ミニマリストな殺人鬼

ミニマリスト憂希

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自問自答

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昼休憩の後
佐藤はテキパキと事務処理を行う

ヒソヒソ
しかし周りは仕事の手を止めて
佐藤と瑠花の事を話していた

「昼休憩の時 佐藤さんと田中さん
一緒に居たんだって」

「知ってる 知ってる お昼一緒に食べてたんでしょ?」

「あの田中さんとなんてね どこがいいのかしら」

周りは佐藤と瑠花が不釣合いだと思い
陰口を言っていた

佐藤はそれを感じ取り
少しイライラしていた

「不快だな 注目を浴び 陰口を言われるなんて。」

定時前になると佐藤はいつものように
帰り仕度をしていた
それを見た瑠花は自分も慌てて
仕事を終わらせる努力をし
定刻になると
2人は定時で帰った

「お疲れ様です。」

早々と会社を出た佐藤を
追いかける瑠花

「佐藤さん 待って」

佐藤に追いついた瑠花

「あの…良かったら…お…お茶しませんか?」

佐藤は振り向き
周りに他の社員が居ないか確認した後

考えた

これ以上 厄介事はごめんだな。
でも一緒にコーヒーは飲みたい。
周りには誰も居ないし。
でもこういうのが続けばいつかバレる。
いやでも私もいい歳だしそろそろ。
いやでも私は私のペースで生きたい。
でも彼女の事が…。
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