ミニマリストな殺人鬼

次のターゲット2

美咲のアタックが続くある日

いつものように佐藤が定時に帰る

「お疲れ様です。」

「お疲れ～」

皆が残る中颯爽と帰る

するとあの美咲も

「お疲れ様です！」

「えっ！どうしたの？今日は早いね！」

「ええっ ちょっと…」

佐藤を追いかける様に帰る美咲
エレベーターに乗ろうとする佐藤

「待って～」

美咲が飛び乗るように乗ってきた

「はぁ はぁ」

美咲を見る佐藤

「間に合って良かった～」

「そんなに無理しなくても。
少し待てばいいじゃないか。」

「え～ だって佐藤さんと一緒に帰りたかったんだもん～」

パタパタ

美咲はシャツのボタンを2つ外し
シャツをパタパタとする

「暑いですねー 今日」

「ああっ」

「ふふ 見てる 見てる」

心の中で佐藤が美咲の胸元を見てるの
あざ笑う

「ねぇ 佐藤さん 一緒に帰りましょ！」

「ああっ いいよ。」

佐藤と美咲
2人が並んで歩く

まさに美男美女だ

「美咲くん。」

「はい？」

「コーヒーは好きかな？。」

「はい！苦いのはあんまりですが
甘いのは好きです！」

「そうか。よかったら家でコーヒー飲まないかな？。私は自分でコーヒーを淹れるんだ。御馳走するよ。」

「えっ？いいんですか？」

「ああ 是非。」

美咲は心の中でガッツポーズをした

「初日でゲットなんて案外 チョロかったわね 結構時間かかると思ってたけど
拍子抜け」

心の中でそう思う美咲であったが
まさかこの後…