ミニマリストな殺人鬼

衝動

それからというものこの街では
行方不明者が続出した
それも若い女性ばかり…

警察は捜査したが犯人を捕まえれないでいた

佐藤は瑠花と美咲を殺害したが
普段と変わらない生活を送っていた
会社でも美咲の無断欠勤が続いていたが佐藤と美咲の接点はない為誰も佐藤を疑わなかった

「赤井さんどうしたんだろ？」

「彼氏と別れたとは聞いてたけどね 何かあったんじゃない？」

「でも何かと陰口の多い人だったからよかったかも」

社内では様々な憶測が飛び交っていた
佐藤は黙々とデスク作業をし
いつも通り定時帰宅

「本日の作業を終えたのでお先に失礼します。お疲れ様です。」

「佐藤さんお疲れ～」

コツ コツ
佐藤が帰宅しようと歩いていると
目の前には若い女性が歩いていた
佐藤は女性の背中やお尻・足を眺めながら追いかける様に歩く

ひとけが無い所に来ると佐藤は女性に話しかけた

「あ、あの…よかったらお茶でもどうですか？。」

「えっ？」

いきなり見知らない佐藤に話しかけられ戸惑う女性
普通なら断るだろうが

「お、お茶だけなら…」

不思議と魅力ある佐藤に惹かれた女性は
なんと付いていくのだ！

しかし佐藤の家の前に来ると

「えっ？家でですか！？」

さすがに初対面の人の宅だと
不気味に思えた女性
帰ろうとすると佐藤は女性の手を引っ張った

「きゃ！？」

家の中に引きずり込まれた女性

そのまま佐藤の餌食になったのだ