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一つに・・・※

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フィルは男根をエリザベスのそれに当て、入り口を擦り、徐々に中に侵入していった。



「うぅ・・・」
「痛いかもしれませんが、少し我慢してください」



エリザベスの中が圧迫され、エリザベスの顔が歪む。



「もう少しです、力を抜いて」



フィルはエリザベスに優しいキスをたくさん浴びせた。エリザベスはそのフィルの愛情をたっぷりと受け、徐々に力が抜けていく。



「入りましたよ、エリィ。大丈夫ですか」
「うん、少し痛いけど、フィルとひとつになれたから・・・嬉しいわ」
「っ・・・そんな可愛いこと言わないでくださいっ」



フィルが腰を前後する。




「んああああ」



ージュボッ、ジュボッ



「はぁぁああん」



痛みが徐々に快感へとシフトしていき、エリザベスの喘ぎ声も変化する。




「はぁ、気持ちいい、気持ちいいわ、フィル」
「僕も気持ちいいですよエリィ」



ーヌチャ、ズチャ



フィルはエリザベスの奥深くまで突きながら、左手でクリトリスを触り、外からも中からも快感を引き出していく。フィルも限界が近づき苦しそうな表情になる。



「あっあ、フィル・・・フィルも、イきそう?」
「ええ、もうヤバいです」



エリザベスはもぞもぞと体を動かし、後ろを向いて馬の姿勢になる。


「??どうしたんですか?エリィ」
「フィルは必ず後ろから入れないとイかないって、噂で聞いたの」



フィルは額に手を当てて天を仰いだ。フィルは一生の汚点とばかりにため息をつく。



「今までで関係を持った女性は、皆エリィの代わりでした。僕は・・・女性たちに後ろを向かせて、あなたを想像しながらじゃないとイケなかったんです」
「え・・・?」
「僕は昔からあなたしか愛せなかったんです」
「じゃあ・・・後ろじゃないと駄目っていうのは・・・?」


フィルはエリザベスを前に向かせ、エリザベスの両膝を抱える。フィルは男根を再びエリザベスの中に挿入した。


「あなたの中ならどんな体勢でもイケることを証明しましょう」
「はぁん!また大きくなってるっ」
「一緒にイきましょうね」



フィルはピストンを早める。フィルの汗がポタポタとエリザベスの体に滴り落ちる。



ーパン、パン、パン、パン




「はぁ、はぁ、イきますよ」
「んあああああああああ、イくぅぅうう!!」




ードピュッ、ピュッ



フィルの精子がエリザベスの中に注がれる。エリザベスの頭は真っ白だ。しばらくしてフィルは起き上がりエリザベスの頬にキスをする。



「僕らの赤ちゃんを作るにはたくさん注がないと駄目ですから、これからいっぱい注いであげますからね」
「うん・・・いっぱい注いでね、フィル」


フィルの笑みがまた妖艶なものへと変わる。エリザベスが気づくと先ほど萎んだフィルの男根が再び大きくなっていたのだ。



「フィ、フィル・・・また大きくなってるっ」
「今夜も溢れ出る程注いであげますから、一滴も溢してはいけませんよ」



日が昇るまで喘がされ、失神するようにエリザベスは眠りについた。フィルの性欲と体力は無限だったのあった。









「んんん、おはようフィル・・・」
「おはようございます、僕の奥さん」



フィルは朝食のサンドイッチをエリザベスの前に置いてお茶を注いでくれた。



「わぁ、美味しそう!」
「料理長が今日採れたばかりのイチゴも出してくれました」



フィルは今日も仕事だった。どうしても今日やらないといけないことがあるそうなのだ。エリザベスも昼間で寝てしまったので、さすがに起き上がろうとしたが、動かない。



(うっ・・・体が痛くて動けない・・・)



するとマニーがフィルが仕事に出ていったと知り、部屋に入ってきた。



「まぁまぁ、お嬢様!!はじめてのお嬢様を抱き潰すなんて、私フィル様に抗議してきますわ!」
「マ、マニー・・・やめてっ!大丈夫だから」


なんとかマニーをなだめ、エリザベスは着替えようとした。



「まぁまぁ!!お嬢様の白くて綺麗なお肌にこんなに跡をつけるなんて!!やっぱり抗議してきます!!」


エリザベスの肌には、誰のものか主張するように赤い薔薇の模様が散っていたのだ。



(い、いつの間に・・・)



その日の新聞で、過去最高部数を導きだした新聞社があった。伯爵家の結婚式の様子ををスクープした新聞社だ。彼らの結婚式内のベストショットが使われていたり、第三王子のコメントも掲載されていた。



(ふふふ、編集長独占スクープだって喜んでたものね)




エリザベスは新聞をたたんだ。




(あれ、この新聞一ページ抜けてる)








『これでお嬢様の悪い虫が成敗されましたね』
『ええ・・・』


マニーとセバスチャンが部屋の外でこそこそと話し合っている。セバスチャンはエリザベスの持っている新聞から剥ぎ取った記事をビリビリと破いていた。



『お嬢様を煩わす者は、旦那様もフィル様も絶対に許しませんからね』



ザックから強姦、賄賂や殺人など・・・ありとあらゆる罪が露見され、アルタ刑務所に搬送された。アルタ刑務所は極寒の地に所在し、労働も過酷で死刑になった方がマシだと呟かれる刑務所だ。その記事が新聞に載っていたのだが、今とても幸せそうなエリザベスの目には触れさせないよう、セバスチャンが始末したのだ。



その裏ではダリル伯爵家や第三王子が動いたという噂があったのだが、その真相は誰も知らない。



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