【R18】義弟は私を溺愛している

ほのじー

文字の大きさ
28 / 30

ハリーはママが好きSide:ハリー&スコット

しおりを挟む
※物語から数年後、息子ハリーのお話です。独白調です




ボクはおかーさまがだーいすき!お友だちもボクのおかーさまを見て若くて妖精さんみたいだね、って言うんだ。


「ねえねえ、マニー。今日もおかーさまはまだお部屋?」
「ええ、あなたのお母様はまだお休みですから、朝ごはんはマニーと一緒に食べましょうね」
「はぁーい」



おかーさまは朝疲れてることが多いんだって。夜だっておかーさまと寝たくて行こうとすると、マニーと執事のスコットが止めるんだ。夜は「大事な大事なお仕事」があるみたい。


朝から夕方までは先生とお勉強して、夕方から自由タイムだ。


「あ、おかーさまだ!!おかーさま!!一緒に遊ぼ」
「ハリー、ええ遊びましょう」


夕方はお庭ではおかーさまとボール遊びをしたり、庭でトンボ取りをしたりして過ごすんだ。この時間がボクは一番大好き。夕御飯までいっぱいお話するんだ。


「今日はたくさん勉強できたのか、ハリー」
「はい、おとーさま。今日は隣国のバッハ先生から共通語を教えてもらいました」
「しっかり勉強するんだぞ」
「はい!」


おとーさまはいつもボクに無表情で厳しい態度だ。おかーさまは「おとーさまはハリーを愛してるから心配してるのよ」って言ってるけど、本当かな?



「今日はおかーさまと一緒に寝たいです!おとーさまばかりずるいです!!」
「おかーさまはおとーさまのお嫁さんだから毎日寝る権利があるんだ。ハリーもお嫁さんを見つけたら一緒に寝てもらいなさい」
「ボクもおかーさまと寝たいです!!」



だだをこねたハリーだ。今日はしぶとく泣いて頼んだらおかーさまが一緒に寝てくれるって言ってくれた。やったー!!



「おかーさま!!絵本読んでー!」
「はいはい。むかーしむかし・・・」




ーぐぅ、ぐぅ・・・




~スコット視点~



「やっと寝たか」
「ええ、ぐっすりですよ」
「スコット、ハリーを自分の部屋に寝かせといてくれ」
「はいはい、分かりましたよ」


スコットは寝ているハリーをそーっと抱き寄せた。そのハリーをゆっくりと運ぶ。


「エリィ、他の男に優しくするなんて酷いな、今日もお仕置きしないとね」
「他の男って・・・自分の息子じゃない」
「今日はミミが買ってきてくれたローターって新商品を貰ったんだ。これを試してみよう」



ーブブブブブブ


「はぁああああああんん!!なにこれ、ブルブル震えてる!!」 



ーーー



(毎日仲が良さそうで何よりです)


スコットは部屋を出た時に聞こえてきた声にため息をついた。



(またミミさんが何か持ってきたんですね)



新聞社で働いているミミは職歴数年で支部長にまで上りつめている。ミミは戦略家で権力者の秘密や弱味を握っており、その権力者たちを動かすのが得意なのだ。


(うちのフィル様もまんまと策略にはまっていますね)


ミミはフィルの趣味(エリザベスを各方面で愛でる)を十分に把握しており、時々予算が欲しいときなどにフィルが喜ぶものを持ってくるのだ。



(明日もお嬢様は昼まで起きれなさそうですね)


ハリーは朝寂しそうだがフィルがエリザベスを独占して朝方まで虐めたおすので仕方がない。



(昔からお嬢様に恋心を抱いていると気づいてましたが、お嬢様愛はド変態の領域です)


父であるセバスチャンやスコットはフィルの気持ちに気づいていたが、いずれその恋心もなくなるだろうと思い見守っていたが、二人は愛し合い結婚することとなった。尊敬する二人が結婚して嬉しいのだが、独り身のスコットとしては羨ましすぎる。



(はぁ・・・二人目の子供ができるのも時間の問題でしょうね)



スコットは寂しくブランデーを飲んで眠りについたのだった。


しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

結婚式に結婚相手の不貞が発覚した花嫁は、義父になるはずだった公爵当主と結ばれる

狭山雪菜
恋愛
アリス・マーフィーは、社交界デビューの時にベネット公爵家から結婚の打診を受けた。 しかし、結婚相手は女にだらしないと有名な次期当主で……… こちらの作品は、「小説家になろう」にも掲載してます。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜

紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。 連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話

よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。 「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。

男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました

春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。 名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。 誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。 ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、 あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。 「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」 「……もう限界だ」 私は知らなかった。 宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて―― ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

夫が運命の番と出会いました

重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。 だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。 しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

処理中です...