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番外編:エリザベスの大逆襲Side:フィル
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※フィルの独白調です。他作品の登場人物が出てきますが分からない方はお気になさらず・・・
「フィル!あなたちょっと調子に乗りすぎです!!反省なさい!」
愛する妻に怒られた。こないだ調子に乗ってエリィを色々な場所で、いやらしい下着のまま、人前でもエッチなことしたので・・・おっと、思い出しただけで俺の股間が・・・
あわわわ、話を戻さねば。
とにかくエリィは怒り心頭なのである。小さい頃とても優しかった姉上だが、カエルを頭に乗せたときは激怒して三週間口を聞いてくれなかったことがある。早く謝らねば。
「エリィ・・・ごめんよ」
「あなたとはしばらく口を聞きたくありません!!」
「そ、そんなぁ・・・」
それから数日経ったが本当にエリィは口を聞いてくれなかった。しかも最近毎日のように綺麗な服を着て出掛けているではないか。
(まさか・・・エリィが、浮気!?)
一大事だ。僕は帽子を被り、付け髭をつけてエリィを付けていくと、彼女はとある屋敷にたどり着いた。彼女は前に立っている警備員に一言二言話すと、警備員はエリィを中に入れた。
(なんなんだ・・・)
エリィは数時間して出てきたのだが、なんと!!なんと!!綺麗な王子様のような男と仲が良さそうに出てきたのである!!
「なんてことだぁ~!!エリィ~!!」
僕は嘆いた。ところ構わず膝まずき、空に叫んだ。そこに小さい子どもが近づいてきたが嘆きの最中なので邪魔しないでほしい。
「ママ~!変な人いるぅ~」
「めっ!見てはいけません!」
僕はとぼとぼと家に帰った。変装した姿でボロボロになって帰ってきた僕をスコットは怪しげな目で見ていたが、何も言わないことにしたらしい。あの顔は面倒くさいから関わりたくないと思っている時の顔だ。
+
+
+
今日も僕はエリィを追いかける。やはりあの屋敷に入っていった。僕は警備員に近づく。
「警備員さん。ここはいったい・・・」
「高貴な殿方の別荘です。面会の予約がない方はおひとりください」
(ぐぅ・・・)
僕は権力をかざすことにした。
「ごほん、私は伯爵の息子だぞ」
「すみません、高貴な殿方の別荘です。お察し下さい」
(伯爵のステータスに動じないなんて・・・誰なんだ!?)
やきもきしていると、エリィが出てきた。またあの綺麗な男を伴ってだ。僕は咄嗟に柱の裏に隠れた。
(ん・・・?)
後ろからまた綺麗な男が一人、二人とエリィに話しかけているじゃないか!!
「エリィ~!!僕だけじゃ満足できずに、何人もの男とおぉ~!!」
僕は再び膝をつき、空に向かって叫んだ。
「ママ~!またあの変な人っ・・・」
「チイちゃん!見ちゃ駄目って言ったでしょ!」
僕は今日もとぼとぼと帰っていった。スコットは「どこほっつき歩いてるんですか!仕事してください!」と怒っていた。僕はそれどころじゃないんだ。
「よし、今日こそは、エリィに突き詰めるぞっ」
僕は変装をせずに堂々とその屋敷に向かった。エリィが屋敷を出てくる。昨日の男も一緒だ。
「エリィ!」
「あら、フィル」
「うううう、浮気なんでするんじゃない!」
エリィはポカンと口を開けたが(その顔も可愛い)ムッとしてフィルにそっぽ向いた。
「あなた前、使用人を部屋に連れ込んでましたよね」
ーグサッ!!
「え?夜毎日のように出掛けてって子猫ちゃんと遊ぶのに忙しいって言ってましたよねぇ」
ーグサッ!!
「先日もあなたが夜中に香水の匂いつけて帰ってきたら、そりゃぁ疑いますよ。あなたの信用度はゼロですからね。それで私はあなたに飽きられるのが嫌だからってミミに相談して頑張ったのに・・・あんな恥ずかしいことを・・・」
するとエリィが僕をキッと睨み付けた。(その顔も可愛いけど)
「私が・・・素敵な狼さんたちと遊んで何が悪いんですか!!」
ーグササッ!!(とどめの一撃)
僕はエリィの腰にすがり付き、おんおんと泣いた。
「・・・エリィ~!!ごめん~!!許してくれ!僕が全部悪かった!!浮気なんてしないで~!!」
一瞬沈黙がおきた。
「ぶはははははははは」
気がつくと屋敷から綺麗な男たちがぞろぞろと見物にやってきていた。外の騒動に屋敷からシルベスターと綺麗な女性も出てきた。シルベスターはフィルを見て大爆笑している。
「な、なんだ、シルベスター!?なんでこんなところに」
「僕の別荘に異国の女王であるベラ女王を招待してあげていたんだけど、彼女は劇団を運営しててねぇ、彼女らはベラ女王の劇団員たちだ」
「彼女・・・たち?」
シルベスターは笑いすぎて出た涙をぬぐい、僕の肩に手を置いた。
「ベラ王女は、全員女性の劇団を運営してて、世界中で大ヒットだ。今回この国でも公演を依頼してたんだ。それで僕がエリザベスちゃんに取材をお願いしてたって訳」
なんと、ここにいる綺麗な男たちが、全員女性だというじゃないか。
「ははは、エリィちゃんは面白い旦那さんがいるんだねぇ」
「マーサさん、恥ずかしいとこお見せしてしまいましたわ」
目をパチパチとしばたかせる。エリィと一緒にいるマーサと呼ばれた女は、やはり男にしか見えない。そこら辺の男より紳士で男らしい。
「まったく、フィル、帰るわよ!」
「は、はい。奥様!」
僕は見えない尻尾を振り、エリィに連れられ家に帰った。スコットは僕とエリィが一緒に帰ってくるのを見て少し安心したようだ。エリィはフィルに向かう。
「フィル、ちゃんと反省しましたか?」
「はい、ものすごく反省しました!」
「エッチなことも、外でしちゃだめ!」
「はい」
「・・・でも、家でなら・・・してもいいわ」
「エリィ!!」
僕はエリィを部屋に連れていき、いっぱいいっぱい愛した。好きが止まらなくて抱き潰してしまった。
「フィル!!やりすぎです!!」
「ごめん、エリィ・・・」
僕は妖精な可愛いい奥さんに尻にしかれて幸せなのだ。
「フィル!あなたちょっと調子に乗りすぎです!!反省なさい!」
愛する妻に怒られた。こないだ調子に乗ってエリィを色々な場所で、いやらしい下着のまま、人前でもエッチなことしたので・・・おっと、思い出しただけで俺の股間が・・・
あわわわ、話を戻さねば。
とにかくエリィは怒り心頭なのである。小さい頃とても優しかった姉上だが、カエルを頭に乗せたときは激怒して三週間口を聞いてくれなかったことがある。早く謝らねば。
「エリィ・・・ごめんよ」
「あなたとはしばらく口を聞きたくありません!!」
「そ、そんなぁ・・・」
それから数日経ったが本当にエリィは口を聞いてくれなかった。しかも最近毎日のように綺麗な服を着て出掛けているではないか。
(まさか・・・エリィが、浮気!?)
一大事だ。僕は帽子を被り、付け髭をつけてエリィを付けていくと、彼女はとある屋敷にたどり着いた。彼女は前に立っている警備員に一言二言話すと、警備員はエリィを中に入れた。
(なんなんだ・・・)
エリィは数時間して出てきたのだが、なんと!!なんと!!綺麗な王子様のような男と仲が良さそうに出てきたのである!!
「なんてことだぁ~!!エリィ~!!」
僕は嘆いた。ところ構わず膝まずき、空に叫んだ。そこに小さい子どもが近づいてきたが嘆きの最中なので邪魔しないでほしい。
「ママ~!変な人いるぅ~」
「めっ!見てはいけません!」
僕はとぼとぼと家に帰った。変装した姿でボロボロになって帰ってきた僕をスコットは怪しげな目で見ていたが、何も言わないことにしたらしい。あの顔は面倒くさいから関わりたくないと思っている時の顔だ。
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今日も僕はエリィを追いかける。やはりあの屋敷に入っていった。僕は警備員に近づく。
「警備員さん。ここはいったい・・・」
「高貴な殿方の別荘です。面会の予約がない方はおひとりください」
(ぐぅ・・・)
僕は権力をかざすことにした。
「ごほん、私は伯爵の息子だぞ」
「すみません、高貴な殿方の別荘です。お察し下さい」
(伯爵のステータスに動じないなんて・・・誰なんだ!?)
やきもきしていると、エリィが出てきた。またあの綺麗な男を伴ってだ。僕は咄嗟に柱の裏に隠れた。
(ん・・・?)
後ろからまた綺麗な男が一人、二人とエリィに話しかけているじゃないか!!
「エリィ~!!僕だけじゃ満足できずに、何人もの男とおぉ~!!」
僕は再び膝をつき、空に向かって叫んだ。
「ママ~!またあの変な人っ・・・」
「チイちゃん!見ちゃ駄目って言ったでしょ!」
僕は今日もとぼとぼと帰っていった。スコットは「どこほっつき歩いてるんですか!仕事してください!」と怒っていた。僕はそれどころじゃないんだ。
「よし、今日こそは、エリィに突き詰めるぞっ」
僕は変装をせずに堂々とその屋敷に向かった。エリィが屋敷を出てくる。昨日の男も一緒だ。
「エリィ!」
「あら、フィル」
「うううう、浮気なんでするんじゃない!」
エリィはポカンと口を開けたが(その顔も可愛い)ムッとしてフィルにそっぽ向いた。
「あなた前、使用人を部屋に連れ込んでましたよね」
ーグサッ!!
「え?夜毎日のように出掛けてって子猫ちゃんと遊ぶのに忙しいって言ってましたよねぇ」
ーグサッ!!
「先日もあなたが夜中に香水の匂いつけて帰ってきたら、そりゃぁ疑いますよ。あなたの信用度はゼロですからね。それで私はあなたに飽きられるのが嫌だからってミミに相談して頑張ったのに・・・あんな恥ずかしいことを・・・」
するとエリィが僕をキッと睨み付けた。(その顔も可愛いけど)
「私が・・・素敵な狼さんたちと遊んで何が悪いんですか!!」
ーグササッ!!(とどめの一撃)
僕はエリィの腰にすがり付き、おんおんと泣いた。
「・・・エリィ~!!ごめん~!!許してくれ!僕が全部悪かった!!浮気なんてしないで~!!」
一瞬沈黙がおきた。
「ぶはははははははは」
気がつくと屋敷から綺麗な男たちがぞろぞろと見物にやってきていた。外の騒動に屋敷からシルベスターと綺麗な女性も出てきた。シルベスターはフィルを見て大爆笑している。
「な、なんだ、シルベスター!?なんでこんなところに」
「僕の別荘に異国の女王であるベラ女王を招待してあげていたんだけど、彼女は劇団を運営しててねぇ、彼女らはベラ女王の劇団員たちだ」
「彼女・・・たち?」
シルベスターは笑いすぎて出た涙をぬぐい、僕の肩に手を置いた。
「ベラ王女は、全員女性の劇団を運営してて、世界中で大ヒットだ。今回この国でも公演を依頼してたんだ。それで僕がエリザベスちゃんに取材をお願いしてたって訳」
なんと、ここにいる綺麗な男たちが、全員女性だというじゃないか。
「ははは、エリィちゃんは面白い旦那さんがいるんだねぇ」
「マーサさん、恥ずかしいとこお見せしてしまいましたわ」
目をパチパチとしばたかせる。エリィと一緒にいるマーサと呼ばれた女は、やはり男にしか見えない。そこら辺の男より紳士で男らしい。
「まったく、フィル、帰るわよ!」
「は、はい。奥様!」
僕は見えない尻尾を振り、エリィに連れられ家に帰った。スコットは僕とエリィが一緒に帰ってくるのを見て少し安心したようだ。エリィはフィルに向かう。
「フィル、ちゃんと反省しましたか?」
「はい、ものすごく反省しました!」
「エッチなことも、外でしちゃだめ!」
「はい」
「・・・でも、家でなら・・・してもいいわ」
「エリィ!!」
僕はエリィを部屋に連れていき、いっぱいいっぱい愛した。好きが止まらなくて抱き潰してしまった。
「フィル!!やりすぎです!!」
「ごめん、エリィ・・・」
僕は妖精な可愛いい奥さんに尻にしかれて幸せなのだ。
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