23 / 37
打ち上げ場所は・・・☆
『いらっしゃいませ、お待ちしておりました』
参加者である三十人程の男たちが乾杯をして酒を飲み始めた。男たちは綺麗な女性たちに囲まれ鼻を伸ばしている。
(ここって・・・しょ、しょ、しょ、娼館!!)
「んーっと、打ち上げ来るって言った人たちが皆独身で・・・ここでやりたいって煩かったんだ」
ここは王都で一番高級だと言われている娼館兼ホテルである。皆口が固いと有名で、秘密の会合もここで開かれえることがあるそうだ。
(は、始めて来た。さすが・・・色っぽいお姉さんばっかし!!)
剣術大会は観客からチケット代を集めており、そこから参加者への賞金が払わる。今回食事や酒代はレオンの奢りであるが、女を抱きたかったら大会で勝って賞金で払えと言ってあったので、三位のパトリックは一番人気の女性をいち早く指名していた。
「おいよ~パトリック、もうしけこむのか!?いいなぁ」
「けっ、悔しかったら来年の剣術大会で活躍するこったな!!」
「ちくしょ~~~!!」
エリカは一位と二位を取ったジェイクとビッグを盗み見る。
(賞金一番多くもらってる二人が女性に興味がないってゆう残念さ・・・)
ビッグは酒を注ごうとする女性をさらりとかわしていた。ジェイクは胸がほとんど開いた服を着た女性に太ももの際を触られて顔を赤くしている。
(むむ・・・BLセンサーが発動しておりますぞ・・・こりゃ何かありますな)
ジェイクがトイレに立った瞬間セルも立ち上がり付いていった。レオンが他の男たちに酒を注がれて酒飲み大会が始まったところで、エリカもお手洗いに行く振りをして立ち上がり付いていった。
(い、いた・・・!!)
トイレの裏でセルがジェイクに迫っていた。サッとエリカは物陰に隠れる。
「どう?大会に負けた罰で、おちんちんにこんな器具付けられて射精管理される気分は・・・」
「・・・んはぁ」
天使のような顔でセルがジェイクの胸の頂を強くつねった。
「罰せられて、興奮してるの?さっき女性に触られそうになって・・・おちんちんににコレが付いてるのバレると思った?」
「ぐっ・・・」
(よいぞよいぞ、よっ!天使の鬼畜攻め!!)
「罰してほしいの?」
「や、やめ・・・こんなとこで」
「口答えは許さないよ。お仕置きだ」
(お仕置き、ターイム!!!!はぁはぁ待ってましたぁ!!)
──スタッ、スタッ
エリカが大興奮していると、遠くから足音が聞こえてくる。足音が近づくとレオンとビッグが通りがかろうとするのが見えた。それに気がついたジェイクはズボンから出していた器具をサッと隠す。するとビッグがジェイクとセルに話しかけた。
「今夜家に帰らないで部屋とるなら早くした方が良いぞ、二人とも」
「あ、ああ、分かった」
「ありがとうございます、ビッグ団長」
セルは天使のような顔でビッグにお礼を言った。その顔を見て、まさか彼が鬼畜少年だとは誰も思わないであろう。ジェイクはまだ少し動揺しているようだ。
(って、部屋を取る!?四人一部屋ですか!?乱交ですか!?)
鼻息を荒くしていると、ビッグとレオンが隠れているエリカに気がつき、逃げようとするエリカの首根っこをビッグが捕まえた。レオンも微笑みながらエリカに近づく。
「可愛い僕の子猫ちゃん、こんなところに隠れてどうしたの?」
「ぜってぇ、あいつらの周りうろちょろしてると思ったぜ。おい、行くぞ」
エリカはレオンに席に戻され、ちびちびとお酒を飲む。男性が女性を指名してポツポツと人が少なくなっていった。ビッグも一人の綺麗な女性を指名し、消えていく。
(え、え、ビッグ団長・・・え・・・どゆことー!!女性とベッドインですかー!!)
「ビッグもいなくなったことだし・・・とりあえず僕たち二人で楽しもうか、エリカ」
「ひゃうぅ」
小声でレオンがエリカに耳打ちする。その声でエリカは耳にゾクゾクとした感覚が生まれる。レオンはその反応に満足したようにエリカの耳を触ったり舐めたりして遊んでいる。
(う、気持ちいい・・・)
少し酔っぱらっているので敏感になっているにだろう。エリカはふにゃりと力が入らなくなっていく。レオンは首を吸いエリカにキスマークを付けながら、無表情で仕事真面目な護衛たちに告げる。
「この娼館は安全だから君たちも仕事終えて良いよ」
婚約者と二人きりで過ごしたいという意図が護衛たちに伝わり、護衛たちが下がった。そしてエリカはレオンに連れられ上階に向かう。途中でジェイクとセルが部屋に入るのが見えた。その部屋をレオンは素通りする。
「レ、レオン王子、ジェイク団長とセル副団長あっちの部屋に入りましたけど・・・一緒に二次会なんていうのは・・・」
「ジェイクとセル?何を言ってるのかな、エリカ。君は僕たち二人のものだから、浮気は許さないよ」
「ひぃっ・・・」
レオンの狼のような瞳がギラリと光る。エリカはこの目をしたレオンに対して失言は厳禁であると察し、黙って誰もいない部屋に入っていった。
(二人の愛を守るの奴隷・・・ある意味つらたん・・・)
※エリカはレオンの「僕たち二人のもの」が「僕たち二人の奴隷」に聞こえています。
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
一妻多夫の獣人世界でマッチングアプリします♡
具なっしー
恋愛
前世の記憶を持つソフィアは、綿菓子のような虹色の髪を持つオコジョ獣人の令嬢。
この世界では男女比が極端に偏っており、女性が複数の夫を持つ「一妻多夫制」が当たり前。でも、前世日本人だったソフィアには、一人の人を愛する感覚しかなくて……。
そんな私に、20人の父様たちは「施設(強制繁殖システム)送り」を避けるため、マッチングアプリを始めさせた。
最初は戸惑いながらも、出会った男性たちはみんな魅力的で、優しくて、一途で――。
■ 大人の余裕とちょっと意地悪な研究者
■ 不器用だけど一途な騎士
■ ぶっきらぼうだけど優しい元義賊
■ 完璧主義だけど私にだけ甘えん坊な商人
■ 超ピュアなジムインストラクター
■ コミュ力高めで超甘々なパティシエ
■ 私に一生懸命な天才年下魔法学者
気づけば7人全員と婚約していた!?
「私達はきっと良い家族になれます!」
これは、一人の少女と七人(…)の婚約者たちが、愛と絆を育んでいく、ちょっと甘くて笑える逆ハーレム・ラブコメディ。
という異世界×獣人×一妻多夫×マッチングアプリの、設定盛りだくさんな話。超ご都合主義なので苦手な人は注意!
※表紙はAIです
巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
男嫌いな王女と、帰ってきた筆頭魔術師様の『執着的指導』 ~魔道具は大人の玩具じゃありません~
花虎
恋愛
魔術大国カリューノスの現国王の末っ子である第一王女エレノアは、その見た目から妖精姫と呼ばれ、可愛がられていた。
だが、10歳の頃男の家庭教師に誘拐されかけたことをきっかけに大人の男嫌いとなってしまう。そんなエレノアの遊び相手として送り込まれた美少女がいた。……けれどその正体は、兄王子の親友だった。
エレノアは彼を気に入り、嫌がるのもかまわずいたずらまがいにちょっかいをかけていた。けれど、いつの間にか彼はエレノアの前から去り、エレノアも誘拐の恐ろしい記憶を封印すると共に少年を忘れていく。
そんなエレノアの前に、可愛がっていた男の子が八年越しに大人になって再び現れた。
「やっと、あなたに復讐できる」
歪んだ復讐心と執着で魔道具を使ってエレノアに快楽責めを仕掛けてくる美形の宮廷魔術師リアン。
彼の真意は一体どこにあるのか……わからないままエレノアは彼に惹かれていく。
過去の出来事で男嫌いとなり引きこもりになってしまった王女(18)×王女に執着するヤンデレ天才宮廷魔術師(21)のラブコメです。
※ムーンライトノベルにも掲載しております。
世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない
二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。
ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。
当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。
だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。
――君の××××、触らせてもらえないだろうか?
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。