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結婚式前夜
「新郎、レオン・ウィンザー・ベルアメール・ラスト、そしてビッグ・コリンズは新婦、エリカ・ウィンザーを一生愛することを誓いますか?」
「誓います」
「誓います」
「新婦、エリカ・ウィンザーはレオン・ウィンザー・ベルアメール・ラストそしてビッグ・コリンズを一生誓うことを誓いますか?」
「誓います」
「では、誓いのキスを・・・」
レオンとエリカの結婚式前日、リハーサルを兼ねて二人で神に誓いたいと無人の教会を尋ねた。どうしてもエリカが三人で結婚式を挙げたかったからだ。以前遭遇した同性愛者の神父に脅迫・・・お願いし、この内緒の結婚式が実現した。少し胸が大きくなり、女らしい体になったエリカはウエディングドレスの手直しに時間が掛かったが無事素敵なドレスが出来上がっていた。エリカの左耳にはビッグの赤、そして右耳にはレオンの青いピアスが填められている。
「綺麗だ・・・エリカ」
「綺麗だよ、エリカ」
三人はお互いに手をとり、エリカは二人に交互にキスをした。
「BL神は、どのような型の愛でも、受け入れてくれるでしょう。これにて、あなたたちを、夫婦と認めます」
神父は高々と宣言をする。すると窓の開いていない教会に強い風が生まれる。その風と共に、薔薇の花びらが舞い降りてきた。
「おおおぉお!!BL神様が、祝福してくれていますぞ!!」
神父が感激の声をあげる。そこからヒラヒラと一枚の紙が舞い降りる。
「なんて、書いてあるんだ?」
「読めないぞ」
(え・・・これ・・・日本語・・・??)
『君のことは空から見て楽しませてもらった。お礼に君に素敵な加護をいくつかあげよう・・・』
「神様・・・加護をくれるらしいわ」
「き、君は読めるのかい!?」
エリカはもう一枚降ってきた紙を読んだ。
『加護がなくても十分君には素質があるんだけど、とりあえずいつでも絞まりが良くなる加護と、お尻の感度が良くなる加護、この二つをあげるね☆』
エリカはその手紙をビリッと破いた。
「あああ、神の神託がぁぁ!!」
神父は慌ててその手紙を拾ってその切れ端を合わせている。
「エリカ、何て書いてあったの?」
「ああ、読めたんだろ?」
二人にズンと迫られる。これを説明するにはエリカはまず前世のことから話さねばならないだろう。そして神からの手紙のことを聞いて彼らはどう思うだろうか。
「あ、あのね・・・実は私・・・」
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