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第一章:再会
ネタばらし
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「あっちゃ~~、ランドルフ、お前ミリアちゃんになんてこと・・・」
シルベスターは右手を額に当て空を仰いだ。ミリアを縛り上げスカートの中に手をいれているランドルフは、あきらかに襲っているようにしか見えない。
「っっ・・・!!こいつが怪しい小瓶を受け取ってたんだ。だからこうして拘束して・・・」
「うん、知ってるよ。僕がそうさせたんだもん」
「・・・は?」
ランドルフは驚愕した顔をシルベスターに向ける。
「ミリアちゃんには潜入捜査を頼んでたんだ。シャーロットを狙ってる奴は最近焦ってるようだったし、シャーロットのお気に入りの侍女ができたら、その侍女を害そうとするか、味方につけるかしようと接触してくると睨んでたんだよ」
シルベスターは扉の鍵を閉め、部屋にあったソファーにドサリと座りこむ。
「そしたらビンゴ、昨日ミリアちゃんの先輩侍女がミリアちゃんに接触を図ってきた。その後影の者に追わせて場所を確認。ミリアちゃんにも断って脅されたら協力する振りをするように言ってたんだ」
そしてランドルフから小瓶をシュッと取り上げ、机の上にコツンと置いた。
「昨夜ミリアちゃんの拘束場所に影の者を接触させて、彼らの王妃のお茶会でシャーロットをはめる計画を確認。それでうちの化学者にミリアちゃんが渡された小瓶の毒の成分を検出させて、さっきミリアちゃんと接触した化学者はミリアちゃんに偽の小瓶を渡したってわけよ」
コツン・・・
シルベスターは小瓶をピンとつついた。
「だからこれはただの栄養材。短剣を持ち歩くことを許してるのも僕だよ」
シルベスターはいつものキラキラとした笑顔でランドルフに微笑みかける。
「・・・」
ランドルフはばつが悪そうに、シルベスターの笑顔から顔を背ける。
「いやぁ~、まさかランドルフがミリアちゃんを怪しんで拘束するとは思わなかったよ。しかもこの縛り方、ちょっとエロいんだけど。ランドルフってこういう趣味があったんだなぁ~」
シルベスターはソファーから立ち上がり、ドアに向かう。
「じゃ、長時間ここにいると怪しまれるから僕は行くよ。ミリアちゃんの紐、優しく解いてあげて、土下座でもするといいよ」
シルベスターはランドルフからミリアに目を向ける。
「ミリアちゃん、ちょっと想定外のことがあったけど、今日の作戦は決行だからね」
またキラキラとしたウインクをして去っていった。
シルベスターは右手を額に当て空を仰いだ。ミリアを縛り上げスカートの中に手をいれているランドルフは、あきらかに襲っているようにしか見えない。
「っっ・・・!!こいつが怪しい小瓶を受け取ってたんだ。だからこうして拘束して・・・」
「うん、知ってるよ。僕がそうさせたんだもん」
「・・・は?」
ランドルフは驚愕した顔をシルベスターに向ける。
「ミリアちゃんには潜入捜査を頼んでたんだ。シャーロットを狙ってる奴は最近焦ってるようだったし、シャーロットのお気に入りの侍女ができたら、その侍女を害そうとするか、味方につけるかしようと接触してくると睨んでたんだよ」
シルベスターは扉の鍵を閉め、部屋にあったソファーにドサリと座りこむ。
「そしたらビンゴ、昨日ミリアちゃんの先輩侍女がミリアちゃんに接触を図ってきた。その後影の者に追わせて場所を確認。ミリアちゃんにも断って脅されたら協力する振りをするように言ってたんだ」
そしてランドルフから小瓶をシュッと取り上げ、机の上にコツンと置いた。
「昨夜ミリアちゃんの拘束場所に影の者を接触させて、彼らの王妃のお茶会でシャーロットをはめる計画を確認。それでうちの化学者にミリアちゃんが渡された小瓶の毒の成分を検出させて、さっきミリアちゃんと接触した化学者はミリアちゃんに偽の小瓶を渡したってわけよ」
コツン・・・
シルベスターは小瓶をピンとつついた。
「だからこれはただの栄養材。短剣を持ち歩くことを許してるのも僕だよ」
シルベスターはいつものキラキラとした笑顔でランドルフに微笑みかける。
「・・・」
ランドルフはばつが悪そうに、シルベスターの笑顔から顔を背ける。
「いやぁ~、まさかランドルフがミリアちゃんを怪しんで拘束するとは思わなかったよ。しかもこの縛り方、ちょっとエロいんだけど。ランドルフってこういう趣味があったんだなぁ~」
シルベスターはソファーから立ち上がり、ドアに向かう。
「じゃ、長時間ここにいると怪しまれるから僕は行くよ。ミリアちゃんの紐、優しく解いてあげて、土下座でもするといいよ」
シルベスターはランドルフからミリアに目を向ける。
「ミリアちゃん、ちょっと想定外のことがあったけど、今日の作戦は決行だからね」
またキラキラとしたウインクをして去っていった。
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