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最終回:真実の愛
「あ、パパだ、パパー!!おかえりー!!」
「こらトム、そんな部屋を走ったら危ないぞ」
リチャードは彼自身にそっくりの顔をした男の子を抱き止めて肩に乗せた。
「ママはどこ行ったんだい?」
「ミナと一緒にお庭お散歩してるよ」
リチャードはトムを右腕で抱っこをしながら庭に出た。広い庭でボールを投げている小さな女の子の側で、メアリーは笑顔でボールをキャッチしていた。
「こんなところにいたのか、ミナ、メアリー」
「あ、パパ!!」
「おかえりなさい、リチャード」
メアリーと同じサファイアの瞳を持ったミナがピョンピョンとジャンプしながら「私もだっこ」と言ったのでリチャードは左腕で彼女を抱えた。
「どうしたの、出張は明日までじゃなかったの、リチャード」
「可愛い奥さんの顔を早く見たくて急いで帰ってきたんだ。ダメだったかい、メアリー」
「私も会いたかったわ・・・リチャード」
メアリーとリチャードは二人の子供を授かった。結婚五年目となるがいつまでも仲が良く、二人のラブラブぶりは外務省名物となっていた。因みに最近メアリーの上司であるゴルベスと、リチャードの秘書ザックが同性愛婚を果たし、二人は仲人として結婚式に参加した。
「ミナ、パパとママがイチャイチャするから、ターニャおばあさんのとこ、行こうか」
「うん!!おばあさまとミナあそぶー」
「パパ、もう下ろしていいよー!!おばあさまのとこ行ってくる!!」
二人の子供はとても空気が読めるのだ。二人はリチャードの手から離れると、メアリーの祖母ターニャの部屋に向かった。ターニャは今二人の曾孫に会うため東国に遊びにきているのだ。
「ああ、いつまでも可愛いな、メアリー。二人も産んだ母には見えないよ」
「リチャードも、いつまでも素敵・・・」
メアリーはリチャードの胸に抱きつき、頬擦りをした。
「今日は甘えん坊さんだね、メアリー」
「今日は甘えたい気分なの・・・パパ、甘やかしてくれる?」
「子供たちはターニャおばあさんに預けて、今日はパパがメアリーを目一杯甘やかしてあげるよ」
リチャードはメアリーをお姫様だっこして、部屋に入った。使用人たちは慣れたもので、夕食は二人は別にとシェフに指示を出していた。
「あ・・・パパ・・・」
「ああ、もうこんなに濡らして、悪い子だねメアリー・・・」
「愛してる、パパ・・・」
「愛してるよ、メアリー」
メアリーの初恋はリチャードであり、人生で愛したのは永遠に彼一人であった。死ぬその時までリチャードはメアリーを愛し、彼女を甘やかし続けた。
【完】
────────
ありがとうございました.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.新作、『転生腐女子令嬢は二人の♂♂の受けとなった。』投稿しました。宜しくお願いします♪
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