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BLショートショート「目黒の珍宝」
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瀬能「まぁ色々あるんですけど、お殿様がいらっしゃいましてねぇ、目黒へ鷹狩に行ったんです。」
皇「・・・・それで?」
瀬能「それで休憩がてら、近所の、農家の軒を借りたんです。」
そりゃぁお殿様ですから、無礼があっちゃいけないと思い、農民は、出来る限り、もてなしました。お殿様の方も、庶民の暮らしを目にする機会がないもんですから、物珍しく、それを楽しんでおりました。
なんの気なしに農民の股間に目をやると、大そう立派な、猿股の上からでも分かる、一尺はあろうかと思われる、男のそれがありました。あまりの事にお殿様は目を丸くしておりますと、農民の男は、ここで粗相があれば、その場で打ち首。命がないものと分かっていますから、唐突に、猿股を脱ぎ捨て、一糸まとわぬ姿で、服従の姿勢を取ってみませす。
ところがところが、驚いたのはお殿様の方。農民が、仰向けで、天に突き刺すが如く如意棒を掲げたもんですから、据え膳食わぬはなんとやらと申しますように、お殿様も、袴を脱ぎ捨て、ええいままよと、尻を突き立てます。
農民の、岩とも形容しがたい一刃と、暴れ太鼓の如く、打ち鳴らす腰の動きに、百戦錬磨のお殿様も、正気を保つのが精一杯でございます。
ここで退いては武士の名折れ。普段は華奢な白桃も、叩き叩かれ充血し、桜桃と成り果ててしまいましたが、攻撃は最大の防御。怒号の如き雄叫びをあげ、感極まった男は、ついに、白昼夢をお殿様めがけて、放出します。
うおぅ、うぉう。おうぅ。おうぅ。
どちらがどちらのうめき声とも区別がつかず、それは、真に白昼夢が如く、刹那の時間で御座いました。お殿様は、ひりひりする、焼ける粘膜の、心地よい感触とは裏腹に、尻の先から頭のてっぺんまで貫く、雷に打たれた感覚を覚えたので御座います。青天の霹靂とは、この一説が、その由来となったのは申し上げるまでも御座いません。
農家の軒には、ひくひくと、殿部を痙攣させた、幸福そうに白目を剥く、お殿様の姿があったそうです。
鷹狩から帰ったお殿様ですが、どうしても、農民の珍宝を忘れる事が出来ません。
そして、家来に命じて、珍宝を呼び寄せる事にしました。
ですが家来も、お殿様に、何かあっては一大事。ひいては自分の命が危ぶまれますから、目利きを呼んで、国中から、選りすぐった自慢の珍宝を集めました。
そこから、お殿様の柔肌に傷がついては大変だ、だから、剃れる毛は全部、剃り落としてしまえと、体毛という体毛。陰毛という陰毛、すべて、剃って、パイパンに。
更に、お殿様の尻の穴に、抵抗なく刺さるようにと、なるべくなるべく形の尖った、小さい小さい、いわゆる短小を。
ついでに、お殿様が長く、わずらわしさを感じてはいけないと、発射時間の短い、早漏の珍宝を選びました。
そして、ついに、お殿様の、待ちに待った、珍宝がお目通りされました。早速合体してみたものの、どうも、具合が良くありません。
すこすこ入るのですが、まるで気持ちが良くありません。農民の、粗雑で乱暴な、でも、忠義と真心が感じられた、あの、雄々しい珍宝ではありません。
お殿様が感じる間もなく男の珍宝が先に果ててしまいました。お殿様は心底、落胆してしまいました。期待が大きかった分、落ち込むのも無理はありません。
お殿様は家来に言いました。
「この珍宝はどこの珍宝じゃ? やはり珍宝は目黒に限る」
皇「パイパンで短小、おまけに早漏。・・・・ま、がっかりだよな。気持ちは分かるよ。」
皇「・・・・それで?」
瀬能「それで休憩がてら、近所の、農家の軒を借りたんです。」
そりゃぁお殿様ですから、無礼があっちゃいけないと思い、農民は、出来る限り、もてなしました。お殿様の方も、庶民の暮らしを目にする機会がないもんですから、物珍しく、それを楽しんでおりました。
なんの気なしに農民の股間に目をやると、大そう立派な、猿股の上からでも分かる、一尺はあろうかと思われる、男のそれがありました。あまりの事にお殿様は目を丸くしておりますと、農民の男は、ここで粗相があれば、その場で打ち首。命がないものと分かっていますから、唐突に、猿股を脱ぎ捨て、一糸まとわぬ姿で、服従の姿勢を取ってみませす。
ところがところが、驚いたのはお殿様の方。農民が、仰向けで、天に突き刺すが如く如意棒を掲げたもんですから、据え膳食わぬはなんとやらと申しますように、お殿様も、袴を脱ぎ捨て、ええいままよと、尻を突き立てます。
農民の、岩とも形容しがたい一刃と、暴れ太鼓の如く、打ち鳴らす腰の動きに、百戦錬磨のお殿様も、正気を保つのが精一杯でございます。
ここで退いては武士の名折れ。普段は華奢な白桃も、叩き叩かれ充血し、桜桃と成り果ててしまいましたが、攻撃は最大の防御。怒号の如き雄叫びをあげ、感極まった男は、ついに、白昼夢をお殿様めがけて、放出します。
うおぅ、うぉう。おうぅ。おうぅ。
どちらがどちらのうめき声とも区別がつかず、それは、真に白昼夢が如く、刹那の時間で御座いました。お殿様は、ひりひりする、焼ける粘膜の、心地よい感触とは裏腹に、尻の先から頭のてっぺんまで貫く、雷に打たれた感覚を覚えたので御座います。青天の霹靂とは、この一説が、その由来となったのは申し上げるまでも御座いません。
農家の軒には、ひくひくと、殿部を痙攣させた、幸福そうに白目を剥く、お殿様の姿があったそうです。
鷹狩から帰ったお殿様ですが、どうしても、農民の珍宝を忘れる事が出来ません。
そして、家来に命じて、珍宝を呼び寄せる事にしました。
ですが家来も、お殿様に、何かあっては一大事。ひいては自分の命が危ぶまれますから、目利きを呼んで、国中から、選りすぐった自慢の珍宝を集めました。
そこから、お殿様の柔肌に傷がついては大変だ、だから、剃れる毛は全部、剃り落としてしまえと、体毛という体毛。陰毛という陰毛、すべて、剃って、パイパンに。
更に、お殿様の尻の穴に、抵抗なく刺さるようにと、なるべくなるべく形の尖った、小さい小さい、いわゆる短小を。
ついでに、お殿様が長く、わずらわしさを感じてはいけないと、発射時間の短い、早漏の珍宝を選びました。
そして、ついに、お殿様の、待ちに待った、珍宝がお目通りされました。早速合体してみたものの、どうも、具合が良くありません。
すこすこ入るのですが、まるで気持ちが良くありません。農民の、粗雑で乱暴な、でも、忠義と真心が感じられた、あの、雄々しい珍宝ではありません。
お殿様が感じる間もなく男の珍宝が先に果ててしまいました。お殿様は心底、落胆してしまいました。期待が大きかった分、落ち込むのも無理はありません。
お殿様は家来に言いました。
「この珍宝はどこの珍宝じゃ? やはり珍宝は目黒に限る」
皇「パイパンで短小、おまけに早漏。・・・・ま、がっかりだよな。気持ちは分かるよ。」
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