ナンバー3、最強の男は三番手

天然焦土

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青年の身の回りが変化し、厄介事が舞い込む

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決闘の翌日、亮介は校長室に呼ばれていた。そこには、亮介とリジー以外に、先日亮介の事を罵倒していた教師達もいた。

「なあリジーよ、俺は今日疲れたから休むと連絡した筈なんだけど?なんで呼ばれてるの?」

「申し訳ありません亮介様、どうしても話がしたいと彼らが……」

「い、いやぁ申し訳ないお疲れの所を、い、一応、今までの非礼を……」

「そ、そうですわね、知らなかったとはいえ……」

今までの高圧的な態度とは違ってごまをする気しか無い態度に亮介は機嫌を悪くする。

「チッ、情けねぇ奴らだ……ああ!!これだからシングルっていう立場は嫌いだ!!こういうどうしようもねぇのが溢れて来やがる!!」

まるで地が揺れるような、激しい怒りを孕んだ怒号だった。それと同時に、殺気があふれ出る。

「ひ、ひぃぃ~!?」

「亮介様!!どうか……気を鎮めて下さい」

「たくっ……俺は帰るぞリジー、文句無いな?」

「・・・・・・・ええ、お気を付けて」

そう言って、亮介は校長室を後にする。亮介がいなくなった後、教師達は立てなくなっていた。

「・・・・・・・亮介様の怒りも分かります。あなたたちは自分の立場を理解しなさい。情けない……」

「も、申し訳ございません……」

そうして、リジーは自分の職務を再開する。だが、その目は少し、寂しさを纏っていた。




「はぁ~……なぁんでバラしちゃったんだろうか……」

亮介は、学校の近くの公園のベンチに座って缶ジュースを飲んでいた。

「分かってた筈なんだけどな……やれやれ……」

「落ち込んでるね、亮介」

黄昏れていた亮介の後ろに、いつの間にかジョクが立っていた。

「だがら有名人が変装しないで外を出歩くなって……どうした仕事は」

「変装は問題ないよ、帽子かぶるから、仕事はあらかた終わったし……」

そうして、ジョクは亮介の隣に座る。

「・・・・・ごめんね亮介、僕のせいだ。僕のわがままで君の周りを変えちゃった」

「別にお前のせいじゃねぇ、いずれはバレる事だった……ただ、俺は今の立場が嫌いなんだよ、シングル……」

「僕たちも嫌い?」

「あのなぁ、一番付き合い長いお前なら分かるだろ、別にお前らは嫌いじゃねぇよ」

「そっか、うれしいな……」

そしていくらか喋った後、少しの沈黙が訪れる……。

「・・・・・・・なあジョク、俺が死んだらどうする」

「どうしたのさ突然……死ぬ気なの?嫌だよ?止めるよ?全力で」

「そうじゃねぇって、可能性の話だ。俺達がやってる任務の難易度を考えれば無くはない」

「それでも嫌だよ、そんなことを考えるの」

「そうか?俺はよく考えてるよ、もし次の任務で死んだら、何かしでかしたら……それはきっと楽だろうとね。だってそうだろう?今の立場になったせいで無くなった物が多い、それを考えなくて済むようになる……そんな簡単な話じゃねぇけど」

「・・・・・・・・・・・」

「昨日だって、あのまま負けちまえば俺は楽になれたんだ。だけど……責任は、簡単には手放せない、いつか、俺の代わりが見つかったら……俺が無くした物、帰ってくるかな?」

「・・・・・・・・・亮介、僕はね」

ピピピピピピピピピピピピ!!

ジョクが何かを言いかけた瞬間、二人の携帯に着信が入る。

「なんだ?緊急警報か?」

「どうしたんだろう一体……」

二人が携帯を開くと、そこには衝撃の事が書かれていた。


特別能力育成支援学校にて、テロリストの集団が生徒達や教師達を人質に立て籠もる事件発生。負傷者多数


「「・・・・・・・・・・はあ!?」」
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