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はじまりの刻(とき)
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ここはとても小さな村ミクロミーク、主人公のリオックはどこにでもいる15歳の少年だ。
「リオック起きてる?」
ふと少年を呼ぶ少女の声がした。
「おばあちゃんがまた書庫の掃除を手伝って欲しいって!」
「ルティ、わかったって伝えて」
少年は先程までぼんやりと窓の外見つめていた瞳を部屋の扉へと落とした。
「リオックや、そこの本棚にこの本をしまっておくれ」
老婆は少し甲高い声でリオックへと指示する。
「はーい」
リオックは軽く返事をする。
手に持った本はどれもとても古いものだ。
「メイアばあちゃん、この本終わったら読んでもいい?」
リオックは背表紙の上部分を持ち上げながら、部屋の片隅で執筆している片目に銀縁眼鏡をかけた老婆に問いかける。
「ああ、構いやしないよ、いつもありがとね」
リオックは得意げな顔をして、作業に戻る。
「メイアばあちゃん、この間してくれた古代対戦の話ってこの本棚にないの?」
リオックは本棚の隙間から老婆の方を窺う。
メイアは、少しだけリオックを見た後、また机へと視線を落とす。
「古い本だからね、12年前の襲撃事件の時に村の図書館ごと燃えてしまったよ」
そう言うと、メイアは手に乾布を持ち、片目の銀縁眼鏡を外しレンズをゆっくりと拭く。
「7つの種族が力を合わせて邪神へ挑み、勝利した。邪神は封印されたが、7つの種族は恐ろしい罪をそれぞれ背負ってしまう」
リオックはぴたっと手の動きを止めた。
「火・水・土・風・木・雷・時の7つの精霊の力を宿す種族は、邪神によって多くの者が力を失ってしまった。」
「その後、種族間の争いが始まり、多くの血が流れ、世界は荒廃してしまった。」
リオックは、メイアの話に耳を傾ける。
外には、火核と呼ばれる明るい星が、青い空の頭上に輝いている。草木は、穏やかな風になびき、あたりにはゆっくりとした時間が流れた。
「結果、惑星の源(コアプラネット)はバランスを崩し、狭間の領空(スペースボーダレス)と呼ばれる異次元空間によって各種族の世界は断絶されてしまったのさ」
「とある天才設計士が飛空挺を開発するまではね」
「リオック起きてる?」
ふと少年を呼ぶ少女の声がした。
「おばあちゃんがまた書庫の掃除を手伝って欲しいって!」
「ルティ、わかったって伝えて」
少年は先程までぼんやりと窓の外見つめていた瞳を部屋の扉へと落とした。
「リオックや、そこの本棚にこの本をしまっておくれ」
老婆は少し甲高い声でリオックへと指示する。
「はーい」
リオックは軽く返事をする。
手に持った本はどれもとても古いものだ。
「メイアばあちゃん、この本終わったら読んでもいい?」
リオックは背表紙の上部分を持ち上げながら、部屋の片隅で執筆している片目に銀縁眼鏡をかけた老婆に問いかける。
「ああ、構いやしないよ、いつもありがとね」
リオックは得意げな顔をして、作業に戻る。
「メイアばあちゃん、この間してくれた古代対戦の話ってこの本棚にないの?」
リオックは本棚の隙間から老婆の方を窺う。
メイアは、少しだけリオックを見た後、また机へと視線を落とす。
「古い本だからね、12年前の襲撃事件の時に村の図書館ごと燃えてしまったよ」
そう言うと、メイアは手に乾布を持ち、片目の銀縁眼鏡を外しレンズをゆっくりと拭く。
「7つの種族が力を合わせて邪神へ挑み、勝利した。邪神は封印されたが、7つの種族は恐ろしい罪をそれぞれ背負ってしまう」
リオックはぴたっと手の動きを止めた。
「火・水・土・風・木・雷・時の7つの精霊の力を宿す種族は、邪神によって多くの者が力を失ってしまった。」
「その後、種族間の争いが始まり、多くの血が流れ、世界は荒廃してしまった。」
リオックは、メイアの話に耳を傾ける。
外には、火核と呼ばれる明るい星が、青い空の頭上に輝いている。草木は、穏やかな風になびき、あたりにはゆっくりとした時間が流れた。
「結果、惑星の源(コアプラネット)はバランスを崩し、狭間の領空(スペースボーダレス)と呼ばれる異次元空間によって各種族の世界は断絶されてしまったのさ」
「とある天才設計士が飛空挺を開発するまではね」
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